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2023イヴェント休業中、各コラム更新中《TIMCUBA動画有》

18644 2023年現在timcubaのイヴェント休業中です。 コラムは随時更新していますので 各メニューを選択してくださいませ。 https://youtu.be/BELIZJu0ruM 2014年の過去動画ですが 六本木で思いきりダンスと音楽を味..

2/10 復活TIM★CUBA

17568 2/10 麻布トロピで久しぶりに ティンクーバやります。 DJ KAZURU が昔作った キレッキレのリミックス中心。 翌日が祝日なので ゆっくりお楽しみいただければ幸いです ************** La Tropi Azab..

2/1 イサックを語る

17586 下北沢ボデギータで 福田カズノブがイサックデルガードを語る マニア向けのイベントです キューバ料理もご注文いただけます ..

残花亭日暦

「残花亭日暦」
田辺聖子著、拝読。

2001年から2002年にかけて
「良いことだけ記そう」ということで
書かれた日記は、後半
「カモカのおっちゃん」として
世間に知られたパートナーの
介護とみとりの記述と化します。

ちょいちょい登場する林真理子氏が
解説で、これは日記と言いつつ
明らかなフィクション、と語るように
やはり、日記文学なんだと思います。

それにしても死期の迫ろうかという
夫を抱えながら
しょっちゅう締め切りは来るし
源氏物語関連の講演会も
バンバンやって地方にも行ってらっしゃる。

とてもパワーのある人だったんですねえ。

男の作家にこんな生活は
とてもできまいよ、と思います。

なんで女の人の方が
思い荷物を背負えるんでしょうね。

吉村昭氏の奥さんの津村節子氏も
三食きっちり料理して
夫の世話してたそうですが
津村節子のほうが先に芥川賞とってるんですよ
男女逆だったらあり得ない関係ですよ。

いよいよ伴侶が
「骸骨みたいになった」ときに
田辺聖子氏は
「涙が出るのは
女の精神の部品掃除よ」
と、自分で書いた小説のフレーズを
おもいだすのですが、ああ
言葉を駆使して生きている人なんだなあと
しみじみ読みました。

古典の良さを広めた作家でもあったけど
やはり
「女心」を書き続けた作家です。

DJ KAZURU


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