TCC: 第7位は PEDRO PABLO LA REBAMBARAMBA 「 Yo Soy La Noticia 」。
初期チャランガ・アバネーラ、チャランガ・フォレベル・マナーなバンドの 2 作目。なにかシーンを変えるような革新さや、強力なナンバーがあるわけではありませんが、常に水準以上の作品をリリースし続けています。
クーバ君: ミチェル・マサがボーカルで何曲か参加しているのが目玉。安心して聴けるティンバというのも変だけれどそんな感じのバンドですね。
TCC: エンビーディアを離れ、他のプロデューサーが付けば、見違えるかもしれないバンドと思います。
TCC:
第8位はGILITO 「 Al Cesar Lo Que Es Del Cesar 」。ストレートなティンバは今や US
から出てくるという流れの一環。ティエンポ・リブレ効果なのでしょうか。在米ティンバのリリースは続いています。GILITO
は久々の登場。全体にソフトな感じですが、ごちゃごちゃしたアレンジがない分、シンプルで聴きやすい作りです。
クーバ君: キューバンの独特なグルーヴやためがないので、こういった音はどうかなというのが感想。でもキューバ本国から生きの良いティンバ・バンドが出なくなりましたねえ。
TCC:
第9位は CARLOS MANUEL 「 Carlos Manuel 」。US
在住キューバンのエースの1人。ポップス路線の中にティンバが数曲。タイトルが本人名なので起死回生の一作なのでしょうが、この中に入っているポップスや
レゲトンが良いとは思えません。逆にティンバは最高。マーケットの要求なのでしかたがないのかもしれませんが、もったいない限りです。
クーバ君: イサック効果がでれば、サルサ・ティンバが受けてくるんじゃないかな。それを期待。
TCC:
第 10 位は、DENIS & SWING 「 Son de Cristal 」。元クリマックスのトップ・カンタンテ。独立後、1
枚リリースしてから音沙汰がなかったのですが、突然の復活です。ソンをベースにしながら、クリマックス・マナーなアレンジが展開する不思議な味わいの作品
に仕上がっています。こういう中堅バンドのリリースはシーンを活性化させます。
クーバ君: クリマックスの全盛期は凄かったときいてます。音は革新的なのにポップ、今どこにもないバンドだったんですね。
TCC: トップ 10 の発表はいかがでしたでしょうか。次回は総評です。
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