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2023イヴェント休業中、各コラム更新中《TIMCUBA動画有》

18644 2023年現在timcubaのイヴェント休業中です。 コラムは随時更新していますので 各メニューを選択してくださいませ。 https://youtu.be/BELIZJu0ruM 2014年の過去動画ですが 六本木で思いきりダンスと音楽を味..

2/10 復活TIM★CUBA

17568 2/10 麻布トロピで久しぶりに ティンクーバやります。 DJ KAZURU が昔作った キレッキレのリミックス中心。 翌日が祝日なので ゆっくりお楽しみいただければ幸いです ************** La Tropi Azab..

2/1 イサックを語る

17586 下北沢ボデギータで 福田カズノブがイサックデルガードを語る マニア向けのイベントです キューバ料理もご注文いただけます ..

ラ・クロッシュ・シェフズルーム@高麗橋

大好きな川田シェフの店です。
半年ぶりの訪問。
大阪在住である私のシスターは
仕事に出掛けてしまいましたので(私との
ランチより仕事を優先するっていうところが
何となく男性ぽいね、しれっと男になったり
乙女になったり、この人は忙しい)師匠カップルと
私で突撃してまいりました。

オープンキッチンが目にも愉快なので
カウンターを指定しときました。
こうした場合、どうしても
「女性が真ん中に入られたほうが…」
とか何とか
言われるままに私が真ん中を陣取るわけですが
カップルに割って入っているようで、微妙。
そんな事情誰も知る由はないし、むしろ雰囲気的に
私と師匠がカップルかな、という
推測を成される事が通常なので
仕方ないんですけどね。

この店はいいところだらけなのですが
まず、ソムリエールが素晴らしくて、前回の
反省を踏まえてか、リストに無いボルドーを
数点用意しておくという手際の良さを見せてくれました。
私の「予約時のプレッシャー」(またか!)の
賜物とも言えるけど。。。

メドックのCh.D’escurac 2003
まさにお昼向きのタイプ。
エチケットもきちっと下さいます。

また、この店は
グラスシャンパンの量が多い(値段も立派)ので
食前酒を飲みたくても飲みきれないことが悩ましいのですが
その点を主張してみたら
2杯分を3つのグラスに分けてくれました。

これこそが「サービス」ってものですね、素晴らしい。

前回はリシャールのパープルのラベルだったけど
ド・カントナールも甘味が前に出ていて
美味しいシャンパンでした。

パンに添えられたのも、前回主張したとおりの
無塩バター。えらいなー。

突き出しのムース
刺さっているのは薄く
揚げられた人参。

さて前菜。

牡蠣の冷製 柑橘類と海水のジュレ。
これはインパクト大。
海苔みたいな食感のフランとジュレが混ざって
どうにも止まらない繊細な美味しさ。

丹波篠山産仔鹿のソーセージ仕立て。
ちっさな枝つきトマトとか、この店ならではの
細やかな芸! ビストロじゃなくて
レストラン、ていう感じが出ています。

香川産ホワイトアスパラのフラン
菜の花とホタルイカのソテー添え。
温かいフランも本当にいい。

ほうれん草のソースでいただく黒鯛のポワレ。
下に敷いているリゾットがまた素敵。
口直しは柚子のグラニテ。

メインです。

仔牛ロースのデュクセル風味。

じっくりした仕事が感じられる
米沢豚バラ肉のギネスビール煮込み。

バルバリ鴨のエギュイエット。
前回も思ったけど、これはちょっと軽すぎるかな。

作業中のお若いスー・シェフと
カウンター越しに、目が合ったので
にっこりしたら

「緊張しますね」

と、仰るので

「あら。じゃあ、もっと緊張してみせて」

って言ったら
スー・シェフは目が点になっちゃったんだけど
川田シェフが大ウケでした。

「そういう返しをした人は初めてです!」

だって。

このスーシェフ、我々がコースメニューを見ながら
「ポワソンは一種類なのかー。みんなで並んで
同じものを食べたくないよねー」とか言っているのを
ちゃーんと聞いていて、なんと
3人とも異なるデセールを出してきました!
メニューでは魚料理同様デセールも
お決まり一種類だったのに。。。

苺のムース
クレームブリュレ
ババロワなどなど

あまり上品なやり方ではないことは
承知してますけど、3人でぐるぐる皿を回しながら
突っつきあって、全部を味見。
堪能しました。

川田シェフは人当たりもいいし
オープンキッチンで包み隠さず見せてしまうことからも
分かるように、自信に溢れたお仕事ぶり。
関西において、最も
素晴らしいシェフのひとりではないでしょうか。
大阪でリッチなひとときを過ごしたいなら
絶対にこの店です、ちゃんとしたフレンチを
真っ当な値段で
快適なサービスと共に味わえます。
東京の高級店にありがちな慇懃無礼さも皆無。

また記念撮影しちゃったよ。
シェフ自らお見送りしてくださるので、つい。

(DJ KAZURU)


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