さあ、またもめいめいが
グッチ、ロクシタン、ミュグレーを
盛大に振りかけてお食事へGOです。
一人ひとりは好い匂いだけど
タクシーに乗った瞬間、香水が
混ざり合ってすごいことに！

本日の突撃先は、オープンしたばかりの
パリ・オランジュ＠谷町四丁目。
メンバーは前回のコラムと同じ。
要は人を煙に巻く集団です。

予約の段階でワインに関してプレッシャーを
かけてしまったのか、リストのボルドーのところに
全てアンダーラインがひいてあって大爆笑。
不思議な親切だなあ、見れば分かるって。
このリスト、他の人にも出すのかしら。

黒胡椒の効いたスープと
池田商店のパン、バターは無塩。

ナッツとレーズンをサンドした
フォアグラのテリーヌ、ビーツのソース（上）と
トリュフどっちゃりのスモークサーモンと温泉卵。

焼きアスパラ、温かいトリュフソース（上）と
フォアグラのクレームブリュレ、ブルーチーズ添え。

魚料理は
鱈のポワレ、あっさりとしたパセリソース。
ちっとも期待してなかった烏賊とムール貝が
良い食感でびっくり。

殆ど確認出来ませんが、鳥のフリカッセ。

オリーヴのソースが素敵だった仔鴨！
付け合せの
竹の子も紫芋も力強さがありました。

私の好みに近い仕上がりのクレームブリュレに
さっくりフィナンシェ。
フィナンシェってこんなに美味しい焼き菓子
だったのか、と驚きがありました。

フォンダンショコラは
溶け出し具合、お見事。
これが最も秀逸なデセール。

ギャルソンが英語とフランス語しか話せなかったので
（「ブールを下さい」って言ったら、発音が
悪いって言われた！　むきー）師匠とその恋人が
大活躍でした。
二人あわせれば仏・英・独語をパーフェクトに
カヴァーできるので、超便利。

しかし、このギャルソン。
愛想はいいものの

「東京に住んでるの！？　僕は
本当は東京に住みたいんだよね
六本木のクラブが大好きなんだー」

とかいうことを、こっそり言ってくるので
店を盛り立ててるんだか、足を引っ張っているんだか
って感じ。
彼はそのうちいなくなっちゃうだろうから、後釜には
是非、ワインに詳しい人を。
厨房に入っている
女性のアシスタントは高感度大なんだから、そしたら
もっと纏まりある店になるはず（って余計なお世話だね）。

で、一番の懸念事項でありました
ワインですが、ピュイグローの2005と
レザルド・カントメル2001にしました。
カントメルルは好きだけど、これはセカンドだから
ちょっと寂しい。その分安く上がりましたが。

それにしても

森田シェフって、お素敵～！

我々一同、その格好良さに大騒ぎだったのですが
化粧直しに立ったついでに、こっそり名刺交換（私の
得意技。完全なる抜け駆け行為）も果たしてやりました。

（DJ KAZURU）