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2023イヴェント休業中、各コラム更新中《TIMCUBA動画有》

18644 2023年現在timcubaのイヴェント休業中です。 コラムは随時更新していますので 各メニューを選択してくださいませ。 https://youtu.be/BELIZJu0ruM 2014年の過去動画ですが 六本木で思いきりダンスと音楽を味..

2/10 復活TIM★CUBA

17568 2/10 麻布トロピで久しぶりに ティンクーバやります。 DJ KAZURU が昔作った キレッキレのリミックス中心。 翌日が祝日なので ゆっくりお楽しみいただければ幸いです ************** La Tropi Azab..

2/1 イサックを語る

17586 下北沢ボデギータで 福田カズノブがイサックデルガードを語る マニア向けのイベントです キューバ料理もご注文いただけます ..
2012

1.Mi Desastre
2.Asi de Facil
3.No Quiero Saber de Amores
4.Me Encanta Esa Nina
5.Me Gustas un Monton
6.Tengo un Amigo
7.Yo Soy Tu DJ
8.Se La Voy a Regalar
9.Yo me Entere en Facebook
10.De Tarea Pa La Casa
11.Cubaneando
12.Mi Guaquanco
13.Tiena que ser Manolin

マノリンの完全復活作!
マイアミに亡命してから、全曲ポップス内容の作品を2002年に
リリースした後はネット配信のみの発表で存在感のなかったマノリン。
ようやく正式アルバムのリリースとなりました。
作詞作曲は全曲マノリン。アレンジはキューバ時代からの盟友Luis Bu。
ピアノは、そのLuis Buと同じくメディコのEl Chaka。
そしてキューバ時代全盛期イサックバンドのピアニストMelon。
コロは、マイアミのキューバ人勢NO1のYanko、
そしてTiempo LibreのEl Kid。
ベースは、全盛期Paulito FGバンドのYoel Dominguezです。
これだけの布陣でどういうアルバムを創るのか。
録音時期はまちまちだと思いますが、曲調は大きく2つに分かれていました。

まず中心となっていたのはティンバ・ポップ。
ベースラインがクラーベ感の弱いポップスで他の演奏がティンバというもの。
最近のパウリートもその傾向が強く、ポストティンバの1つの流れと
言ってよい傾向があります。
サルサのリズムはエスニックで非ラテンの多くの人が聴いてくれない、
逆にラティーノスの若い人にはサルサのリズムは古臭い
というイメージが広がっているので、
必然的にポップスのリズムになったのだと思いますが、
旧来からのティンバファンからするとペアダンスは踊りづらく
歯がゆい感じがするのは否めません。
この曲調ではポップス、ティンバどちらからも新しいファンは
掴めないような気がします。

そしてもう一つの曲調はサルサ。イサックがUSで成功したのは、
ティンバを消してサルサに重心を置いたことにありますが、
マノリンもまずはサルサのヒット曲が必要と感じたのでしょう。
いつもは後半、重量級ティンバに変わるところが
ミディアムサルサのまま終わるナンバーを幾つか録音しています。

#1はつぶやくようなマノリンのボーカルが魅力を放っているナンバー。
ビデオクリップもあり、ヒット狙いです。
#2は以前ネット配信のみで発表されていたナンバー。
マイアミに渡ってから生まれたマノリンらしい
ミディアムテンポのサルサです。
#7はイントロからポップ調で入り途中で、サルサに変わり、
後半はティンバになるもの。
今のマノリンのアレンジ傾向が全て入っているハイライト曲といえます。

この作品を聴いて感じたのは、ポップスとティンバを混ぜたものではなく
ティンバは最初から最後までティンバらしく一曲まとめてほしいということ。
マノリンしかできないティンバがあるのでもったいない状態です。
とはいえ今作のサルサのナンバーは素晴らしく、完全復活といえる快作。
今後の活躍を期待できるアルバムとなっていました。

(福田カズノブ)


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