今年の恵方巻き(べつに
丸ごと食べたりはしない)は
久兵衛のにしました。
最近、やたらと
具がてんこ盛りなのを見かけますが
太巻きのバランスとして
これが妥当だよなあ、と
思えるスタンダードさ。
一緒にいただいた
穴子の押し寿司も
美味しかった!
・・・
幸田文 著
「季節のかたみ」 拝読。
作者はいってみれば
厳しい日本の女だと思うのだけど
興味半分、あこがれ半分で
著書を拝読しています。
とうてい
この境地にはなれまい・・と思いつつ。
こちらは1970年代の
エッセイをまとめたもの。
自然災害にまつわる
どきり、とするような
文章も含まれていて
ああ、先を見通していた人なのだな
ということも思いました。
日々の仕事の向き合い方
毎日の生活の仕方。
得意なことにも、そうではないことにも
細やかに向き合っていて
豊かに生きるとはこういうことかと
いつも感じ入ります。
今回目についた表現に
「女としての品格を
ずっとずっと打ちあがったものにする」
や
「一段上の人になったみたい」
というものがありました。
どういう人間ならば
格が高いと言えるのか、もう
人それぞれでしょうけど
幸田氏が「上」というとき
それは
もって生まれた心の良さを
美徳として伸ばしっぱなしにすることではなく
さらに学びを加えて
こころを鍛え上げていくことを
示しているように思われます。
「上を目指そう」なんて言われれば
普段は白々しいだけのことですが
幸田氏の表現は
すてきなものだな、と
素直に感じました。
(DJ KAZURU)
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