有吉佐和子 著
「仮縫」拝読。
昭和30年代に出版されたものの
復刊です。
オートクチュールの
世界に入って
出世を願う若い娘の話。
高価なドレス、
華やかなレストラン
映画の世界
大人の男女のかけひき・・・
きらびやかな世界に
翻弄されていくさまが
昔の少女漫画みたいで
愉快、愉快。
一条ゆかりも70年代に
デザイナーとして
成り上がっていく
女性の話を書いていて
あれ、すっごい面白かったけど
このテーマって
ある種 鉄板。
自分でも
デザイン画を描くのが
好きだった有吉氏の
ノートもおまけに
掲載されていて、しかも
親交深かった
森英恵氏が
解説を書いておられます。
「こんなことは現実にはありえない」と
思いつつも、楽しく読まれた様子が
うかがえます。
映画化もされて、当時は
話題になったようですが
オートクチュールの
女王として君臨している
先輩デザイナー役が
岸恵子・・・ぴったりすぎる!!
(DJ KAZURU)
Add A Comment