〜私はいかにして心配するのをやめてDJへの道を歩んだか〜

 

2003年12月の記事

2003年締めくくり


このホームページを現在の形で開設して
初めての大晦日です。
いろいろなことを毎日のように書き綴ってきましたが、
それも私にWEB上でコラムを書くことを薦めてくれた
ティンクーバHP影の管理人氏あってのことです。
今年最もお世話になった方はこの影の管理人氏かなと
思うのですが、その他にも
大勢の方との出会いの中で
新しい自分の姿にも出会えたような気がします。

DJとしての活動もライター業も
気に入った仕事がいくつかは出来ました。

自分を好きになったり嫌いになったり
めまぐるしい毎日ですが
来る新しい年も
お好み焼食べて楽しく過ごします。

皆様にとっての2004年も
素晴らしい年になりますよう!

(DJ KAZURU)

2003年12月31日(水) 

メキシカン・フードが好き


梅田駅の構内にスーパーikariが誕生。例の紙袋が
大阪にも蔓延しはじめていますが、ここのオリジナル・クッキーは
とても美味しかったわ。
イカリのようにちょっと普通のスーパーには見かけない
食材や輸入ものがあるお店ってなんかわくわくする。

   ◆    ◆    ◆

私はメキシカン・フードが好きなので
自分でも作るのですが、大阪ってなぜかトルティーリャの
あの皮を売っている所が少ない。
私は阪急デパートでようやく見つけたのですが
東京にいたころはその辺のスーパーで
どこでも見かけたのに不思議。
カゴメのサルサソースを置いておくなら
タコスの皮くらい売り場に加えましょうよ。
アボガドを軽くつぶして、
適当なお野菜とクリーム・チーズ。
サルサソースを好みの辛さに調節すれば
それで充分ラテン気分。

あと、よく作るのは
白インゲン豆とチョリソーのトマト煮込みです。
たまねぎとにんにくのみじん切りをよーく炒めた後に
これらを煮詰めていくだけなのですが、
仕上げに一味唐辛子をふるのがポイント。
ごはんにかけてクレソンでも添えれば
これまたメキシカンな一品となります。

何か得意料理があると
おもてなしも楽しくなるもの。
私の友人にはみんなで集まると
必ず絶品の水餃子でもてなしてくれる人がいますが
私の場合はチョリソー煮込みでラテンな雰囲気を
味わってもらうことが多いかな。

人を招いた時の料理はDJと同じだとつくづく感じます。
私らしくおいしい料理をいいタイミングで提供し、
満足な顔になってもらうために頑張るわけです。
どちらにも少しの驚きと喜びは欠かせません。

(DJ KAZURU)

2003年12月30日(火) 

続・S.H.O.

私の手にあるこのスティック、
なんとホセ・アルベルト様がパーカッションソロを
披露した後に客席に向かって投げられたものです。
いただくつもりはなかったのですが、奪い合う人の波から
ぽろっとこぼれたところを
むんず、と私がつかみあげてたというわけです。
もう片方は、なんと同じくfrom東京のミホちゃんの
手に入ってたので、
一緒にコンサート後に突撃してサインも
入れて頂きました。

  ☆     ☆     ☆

さて、スパニッシュ・ハーレム・オーケストラの
大阪公演二日目ですが、
エル・カナ−リオことホセ・アルベルト様が
加わったというだけで、前日とは比較にならない
ハイ・テンションのコンサートになりました。
神業みたいな声の魔法にみんな酔いしれたと
思います。
前日「チャーリー・クルスがいるね」ということを
DJ KOZO君と確認しあっていたのですが、
カナリオ様に比べたら彼なんぞ
ほんのお子様ボーカリストに過ぎない、そのくらい
カナリオ様のボーカルは安定していて
素晴らしかったのです。
彼のように
真に力のあるボーカリストは
バンドそのものを引っ張って、
より良い演奏を引き出すことができるのですね。

コンサートの間もステージ脇でダンサーが
かわるがわる踊っている、と
前日リポートしましたが、
カナリオ様の歌うステージにおいては
いかなるダンサーが出てきても
色あせて見えてしまいます。
そのあたりの状況をレベルの高いダンサーほど
理解していたようで、
フランキー&ロリ(文句のつけようもない
素晴らしいカップルです。ロリは同じ女として
憧れる存在)は二人の存在感をちらりと
示すダンスをさっと見せただけで、
またたくまに去っていきました。
逆にダンスの技術の低い日本人が
だらだらと踊り続けたのは遺憾としか
言い様がありませんが…。

(DJ KAZURU)

2003年12月29日(月) 

S・H・O


スパニッシュ・ハーレム・オーケストラのLive
大阪初日に行ってきました。これは大阪名物の
「空中庭園」ですが、会場の最上階にはこんな
ハイパーなデートスポットもあります。

  ●     ●     ●

Live自体は驚くような発見はありませんでした。
てゆうか私スパニッシュ〜別に好きでも何でも
ないんだった。
最後にちょろっと出てきたホセ・アルベルトの歌声が
良かったので、二日目に期待というところですね。
ただ、国内各地はもとより
韓国、カナダ、など各国からダンサーやそのファンが
集まっていてラテン・イベントの規模としては
かつてないものだったと思います。

Liveの前は前半素人、後半玄人によるダンス・ショウ
があったのですが、
前半に東京のチームが1組出ていて、
同じ東京出身の私としては応援気味だったのですが、
「さすが東京だろ、おい」というダンスではなかったです。
ちょっと残念。
今回の目玉のひとつ、フランキー&ロリの
ペアダンス、これは凄まじかった…
彼らのダンスは音楽的で、
どんなに広い会場、ステージにも耐えられる
「大きさ」を感じました。

しかし、これほど観客がペア・ダンスに
夢中になっていてステージに背を向けているLiveも
初めてです。
ステージ上でも入れ替わり立ち代りプロ・ダンサーが
踊り続けているのですから。
これは演奏の素晴らしさを堪能する音楽というよりは
ペア・ダンスを楽しむ為の添え物のような
音楽なのですかね。
確かに会場にひしめき合うお客さんたちは
嬉々としてダンスをしていました。
そういうもの、なのかも知れません。
が、
ステージから片時も目の離せない
スリリングなキューバのオルケスタの演奏に
慣れている自分としては複雑な気持でした。

(DJ KAZURU)

2003年12月28日(日) 

驚愕・韓国シネマ


昨晩は大阪最大のクリスマスツリーを見に
「空中庭園」のあるスカイビルまで行ってきました。
ここがスパニッシュ・ハーレム・オーケストラの
会場があるところです。
カップルがわんさか集まってましたが、それもうなづける
ツリーの迫力。

  ◆     ◆     ◆

韓国映画は詳しくないのですが、
すでに おすぎさんも絶賛、
来春公開予定の「オアシス」試写に行きました。

脳性麻痺の女性と、刑務所を出たばかりの
不器用にしか生きられない男の余りにも切ない
ラブストーリーです。

ムン・ソリって女優さんの演技が信じられない
完成度で、韓国のレベルの高さを感じました。
日本でこの役を出来る女優なんているでしょうか…

ゆっくりとふたりのリズムで愛をはぐくむ二人は
周囲から誤解しか得ることが出来ず、
しかし
どんなに邪魔が入ろうとも
男は愛する彼女のために
最後まで「与える愛」を惜しみなく見せました。
そこんとこで泣いちゃったんだよなー、私。
いやサングラス持参しててホント良かったです。

男女の愛のかたちなんて
人それぞれに速度も濃度も違って当たり前ということ
どうして私達はすぐに忘れるのでしょう。

(DJ KAZURU)


2003年12月26日(金) 

種を蒔く


イスズベーカリーのリーフパイです。
今年見つけた最高のおやつかも。
神戸にいっぱい支店があるのでぜひ一度
お試しください。

  ☆     ☆     ☆

VIVIにおくじゅんのDJツアーリポートが
出ていました。
なぜ彼女がDJ?とまず思ったのですが、
デビュー半年!で驚くような大箱ばかりの
全国ツアーをやったらしいです。
この人気、集客、盛り上がり、とくれば
コツコツやってるDJさんは泣きたくなるかも。

注目は当然彼女のファッションなわけですが、
一応彼女名義でCDも出てるそうで、
それは羨ましい状況ですね。
彼女のサポートって誰がしているのかな?
そもそもどんなジャンルを回すのか、と
いうことすら誌面では分かりません。
あくまで、おくじゅん流DJファッション
そこがポイントですから。

私は今年もコンピレーションCDの企画に
いくつか関わりながら
結局自分が自由にコンパイルした作品は
出せませんでした。
売れるものと私が好きなものが
クロスしない限り、無理なのです。
仮に私がオクジュンをこえる人気の
読者モデルであっても、選曲の自由は
与えられないと思います。

今年ここを訪れてくれた人から
もらった言葉で一番共感したのは
10年前に想像もつかなかった音が
チャートの上位にいるのだから、じっくり
「種を蒔いていってくれ」という言葉です。
いったいいつまで種まきなのかしら、と
悲しくなる時もありますが、
私は当分種を蒔くことを
やめないでしょう。
何言ってるんだと笑われそうですが
やっぱり自分のセンスが好きなので。

(DJ KAZURU)

2003年12月25日(木) 

ミチル  2003/12/26/18:07:50   
種。
自分の種が何かわかっている、それだけでも
素晴らしいって思う。
たいていの人は種探し中だったり、探すこと
すらやめてしまっていたり・・・

蒔く時期、場所、育て方、そんなもろもろの条件が見事ピッタリとあって、自分の望んでいた
花が咲くときがくるのかなぁ。

DJ KAZURU  [E-Mail]  2003/12/26/18:57:21   
ミチルさん感想ありがとうございます!

いつか望んだ以上の花が咲くと、自分がまず信じてあげなくてはね。私は自分にそう言い聞かせてますよ。

ダンスよりグルメ


今年のクリスマス・ディナーは和食の店でいただくことにしました。
フレンチの店はこの期間どうしても値段が高くなり、
サービスは低下するということに
ようやく気づいたのです。

  ◆    ◆    ◆

もうすぐスパニッシュ・ハーレム・オーケストラ
が来日しますが、その企画をした
DJアレックス君によると、
香港から100名ほどそのコンサートの為に
ファンが来日するとか。
広島勢も数10名単位で来るらしいですし
それだけでも今回の企画の
レア度が想像されます。
私も大阪2日間行きます、
東京の人も26日は行くべきでしょう。

大阪の会場の隣はウエスティン・ホテルですが
このホテルのラウンジに隣接したイタリアンでは
敷居の高さを感じさせないのに丁寧なお料理を
いただけます。
たしかミニ・コースがあったと思いますので
ライヴの前にはぴったりなのでは。
そして
ロビーをはさんで反対側にある
ベーカリーも優れていますので、ぜひ
そちらに立ち寄ることをお薦めします。
時間帯にもよりますが、
その場で好きなパンを少しづつ切って
量り売りしてくれるのがお気に入りです。

大多数の方はライヴ前のダンスのワークショップ
のほうに大忙しかも知れませんが、
ダンスよりグルメという方もいると思うので
紹介してみました。

  ◆    ◆    ◆

それではここに目を通してくれた
全ての方へ、
「素敵なクリスマスをお過ごし下さい」

(DJ KAZURU)

2003年12月24日(水) 

13歳の…


本日のお茶うけは
コピーヌの「極楽プリン」と「かりかりシュー」
とろっとした食感のプリン大好きです。

さて、
村上龍さんによる13歳のための職業ガイド本、
これはすごいです。
私が13歳のとき、いいや20歳のときでもいいから
この本に出会いたかったと思います。

自分が何が得意なのか、何が人よりも
好きなのか、簡単な糸口から自分が目指すべき
職業の指標が多岐にわたって
紹介されています。
もちろんそれで成功できるかどうかということは
別の話ですが、
少なくとも公務員、サラリーマンみたいな
区分ではない職業の紹介がされています。

   ■    ■    ■


私は長年自分にはどんな仕事が出来るのか
分かりませんでした。
およそ稼ぎになりそうにない
ことばかり好きだったからです。
大学で実施されたコンピュータによる
職業適性検査のようなものに書きこんだ時
私に合う職業を教えてくれるのかと思ったら
「詩人」と書いた紙が戻ってきただけでした。
それって余りにふざけてますよね?
自分はマトモに働くことも出来ない
欠陥品なのかと悩んだほどです。

私は文章を書くことや
本を読むことがとても好きな子供でしたので
現在少なくともライター業をしていることに
満足していますが、
「作家」や「評論家」のほかにもその特性を
いかすことの出来る仕事はいっぱいあったのです。
その様々な職種が存在することにもっと早く
気がついていれば違う職業を
持っていたかも知れないな、と
思いました。

親の紹介でどこかの会社につとめる、
食いっぱぐれのない公務員になる、
それは「宇宙飛行士になりたい」ということに
比べて、一見現実的なようですが
実際どうなんですかね。

真の現実が「13歳のためのハローワーク」
には書かれています。

(DJ KAZURU)

2003年12月22日(月) 

リズム&スモーク

このところキューバのアーティストの
DVDをよく見てますが、聴きこんでいるはずの
アーティストでもライヴ映像だと印象がまた
異なるので面白いです。

特に「Rythm&Smoke」は
時を忘れて見てしまいました。
なぜか葉巻工場の様子を見るのが
大好きな私。
ごわごわの葉っぱが色々な工程をへて
優美なシガーに姿を変えてゆくのを
見るのってとても興味深い!

高級品である葉巻の工場だから
厳粛な雰囲気かなーと思うのですが
どの映像を見てもそこで
働く人達は
自ら葉巻を盛大にふかしつつ作業しています。
マニキュアを塗った爪で葉を巻く若い娘さんも
モンテクリストのラベルを貼るおじいさんも
葉巻吸い放題みたいです。
ゆるーく仕事してますよね。
こんな感じで働ける職種、
日本には存在するでしょうか。

 ★     ★     ★

写真のCDは日向大介による
同名のコンピレーションCDですが、
チスパ・イ・ロス・コンプリーセスの
美しいバラードを
聴くことが出来ます。

(DJ KAZURU)


2003年12月21日(日) 

そんな仕事もしてました


予告通りハンドメイドのリースを作りました。
が、なぜか布です。
でもあたたかみがあってこれはこれで
可愛い感じですよ。お散歩バッグを作った
残り布にビーズ刺繍をほどこしただけなので
制作費もゼロに近いです。

 ●     ●     ●

このところ余りに寒いので
完全に出不精になっています。
スーパーに行くにも毎日行かなくていいように
綿密に計画をたてて買出しをします。
私って寒さに弱いんだなーとしみじみ
感じているのですが、
私はなんと寒い中スーツ姿で外に立って
お客様のご案内をするというサービス業の
一種をやってたことがあります。
雪が降ろうと雨が降ろうと
コートなしで外にいるなんてもう
出来ないなーと思います。
もちろん
夏は炎天下の中これまたスーツで
仕事をするわけです。
もはや我慢大会。
屋内で仕事という日もありましたが、
日本て梅雨や秋雨というものもあるし
快適な時期がなんて少ないんだろうと
思ったものです。

何故そんなツライ仕事をしていたかには
幾つかの理由があるのですが、ひとつは
拘束時間が短く、休みが自分の都合で
いかようにも取れるからでした。
ゆえに私のようなDJとかライターの他に
平日オーディションのある俳優の卵とか
芸能関係っぽいものを(食べてはいけないが)
本職としている人が多かったのです。
一番仲良くしていた人は映像作家のアシスタントで
そのうち私のイベントでVJしてもらおうと思ってたのですが
今は疎遠になってしまいました。

まあ大半は私同様「なかずとばず」
なのですが、中にはお笑いタレントとして
今TVにしょっちゅう出演してる人もかつていました。
彼がTVで活躍している姿をみるにつけ、
ちょっとジェラです。

(DJ KAZURU)


2003年12月19日(金) 

アンテナ


熊切和嘉監督、田口ランディ原作の映画
「アンテナ」試写行ってきました。
公開は来年2月。

私は時間どうりに本編がスタートする
マスコミ試写が好きです。
ロードショーは必ず15分予告編があるじゃないですか。
あと、携帯をマナーモードに、とか。
いつも本編が始まる前に疲れてきちゃうんですよね。
あと、マスコミ試写だけに
マナーの悪い人はいないというのもいいです。
一般試写と違いスクリーンは小さめですが
それを差し引けばきわめて快適。

 ■    ■    ■

家族の失踪事件を軸に
癒し難い心の傷と
再生を描いた物語。

ちょっと痛くて重い映画だけど
よく出来てる。

個人的な2003年の日本映画ナンバー1は
「六月の蛇」ですが、
それと同じくベネチア国際映画祭の出品作品
だそうです。

小林明実というSM女王様役の人
雑誌のモデルさんみたいですが、
すっごいきれいでした。
本当の女王様はボンテージは着ない
ということで、ロングドレスでの登場でしたけど
実際どうなんでしょうね。
彼女のぽってり唇に
みとれてしまいました。

(DJ KAZURU)

2003年12月18日(木) 

リステア@元町


前々回に書いた神戸のイベント。
セレクトショップでイベントなんてどうかなーと
思いましたが、
やはりベタなサルサとお洒落なショップって
合いませんね。
このイベントが今後どうなっていくかは分かりませんが
通常営業の「カフェ・リステア」でラテン・ラウンジを
選曲するならともかく、無理やりダンススペースを作って
やるというのがそぐわない気がします。

私はセレクトショップに行くのも
カフェにいくのもサルサダンスを踊ることも
それぞれに好きですが、
同時に行なわなくてもいいかな、と。

しかし、
500円のドリンク・メニューから注文した
シャンパンは、モエ仕様のグラスで出されましたし、
香水や洋服のプレゼントまで
用意されていてお店の親切さに関しては
感心しました。
プレゼントが当たった人は本当にラッキーです。
だってリステアのワンピースかなんかでしたよ。

 ■     ■     ■

ここでDJをしているKOZO君ですが、
関西圏では最も偏りが無く、いわゆる
ダンス向きの選曲の出来る人だと思います。
この日(最後までいたわけじゃないですが)
唯一私にフィットしたのは
LA FUGAの曲でした。
あんまり古臭い曲をかけずにその路線で
進むといいんじゃないかなーとか
また余計なことを考えました。

(DJ KAZURU)

2003年12月17日(水) 

訃 報


友人の訃報。
ずっと気にしていたのに
「また救えなかった」と思いました。

気にしていたと言っても助けてあげられないこと、
自分の手におえないことが分かっていたので
何も現実には手を差し伸べなかったわけだけれど。

美貌に恵まれ
賢さも、優しさもある彼女は
そう遠くないいつか、素敵な人にめぐり合い
愛情に包まれる人生を迎えてくれると
勝手に信じていました。
なのに
ほんの少しだけ私よりお姉さんな若さの彼女は
いきなりシャッターを下ろして
いってしまいました。

しかし、彼女にとってこの数年が
「境界線」を超えることの
たやすい時間であったということも
察します。

 ●    ●    ●

樋熊弥生さんのご冥福を
心よりお祈り申し上げます。

(DJ KAZURU)


2003年12月16日(火) 

ビストロ近藤亭@神戸


明日はダンサーTOMOKOの
バースデイ・パーティーが上野churchであるそうです。
私は欠席ですが、彼女と素敵な旦那様とのダンスが
再び見れるかも? のお薦めパーティーです。

   ☆   ☆   ☆

セレクト・ショップ「リステア」元町店にて
SALSAイベントがあるというので先週末は神戸まで
行って来ました。
このイベントのレポは次回。

神戸と言えば何を食べるかいつも悩みますが
洋食の名店も中華、神戸牛に続いて多いです。
今回はビストロ、というにはやや
洋食寄りの「近藤亭」で食事しました。

自家製のオイル・サンマと
ポーク・パテだけでもワインが半端なく進みそうな
勢いでしたが、
バベット・ステーキも
厚切りベーコンと角切りバゲットを
あえたベビーリーフのサラダも本当に
美味しかった。

オープン・キッチンなので
カウンターに座るとシェフの勢いが感じられて
それもまた味わいのひとつとなりました。

ワインリストが低め設定でかなり
充実しているのも特色。
なんてありがたい店なんでしょう…
どうも最近真っ当なフレンチよりは近藤亭のように
ポテトや卵料理がメニューにあるような
ビストロの方に胃袋が傾いているようです。
この冬、
果たして私はジビエをいつ食べるのでしょうか。

(DJ KAZURU)

2003年12月15日(月) 

BAR SALSA


自宅のエフェクターの配線を
やりなおしたら音のひずみ解決。
ってなんで今まで直せなかったのか逆に謎。
今は快適ですが、相変わらずsofmapの片隅で
例のDENNNON触っています。
でもまた新機種出ちゃうかも知れないしね
タンテもどきCDJの進化はいつまで続くのでしょうか。

    ■   ■   ■

CDJといえばパイオニアの数機種しかなかった
時代の話ですが
サルサDJとして広く知られているPAPA‐Qさんと
池袋のハバナクラブという雑居ビルの中の小さな
バーでサルサナイトを毎月やってたことがあります。
タイトルは「BAR SALSA」
DJ担当は我々二人で、オーガナイザーは
モヒート作ったら日本一のオオクボさんでした。
なんつー組み合わせですかね、
よくぞまとまったもんだわ。

思い返せば現在ティンクーバの常連さんと
なっている方も来ていましたし、
キューバ音楽(主に私の担当ね)目当てで通っていた方も
多かったですけど、本来がダーツのあるバーなので
サルサで踊るっていうよりは
もっと自由な感じだったように
記憶します。

NYに旅立つ寸前の池戸さんも
よく遊びに来てくれました。
私がPastime Paradiseをかけていると
「このあとエディ・パルミエリの○○につなげると
いいんだよねー」と言ってきて、普段なら
余計なお世話じゃ、と思う私が素直に
そのトラックにつないだこともあった!
今ではありえない話です。

池袋ハバナクラブのスタッフもとても
私達のイベントに、理解がありました。
思い出に残るイベントというのに
スタッフの協力というのは欠かせない
要素。
常識的にいけば動員しか念頭に無い
店のスタッフや経営者に
「いい音楽ですね、自分もこういう音楽を
もっと聴いてみたい」
そう言ってもらえたことが少なからず
励みでもありました。

(DJ KAZURU)

2003年12月12日(金) 

女をあげる


クリスマスに向けて
ポインセチアの小さな株を2色とゴールデンクレストを
買ってきました。
リースは去年同様手作りでチャレンジする予定。

  ●    ●    ● 

大好きな作家というのが存在していても
プロフィールには疎かったりすること、
よくありますよね。
何かの拍子にある作家が離婚していたことを
知って、そのころの日記のようなエッセイを
読みました。
そのエッセイに綴られている女性一人の
生活がなかなか面白かったので、
ついでに結婚生活を送っていた頃の
エッセイも買ってみようかなと、本屋に行ったら
なんと、文芸誌の表紙に
その作家による「再婚日記」の文字。
私が彼女の文章世界に浸っている間に
結婚も離婚も再婚もしていたのね…
ちっとも知りませんでした。

でもある程度売れている作家になると
再婚したからもう最初の結婚生活の頃の
ことを書いたエッセイ売りたくない、
というわけには いかないですものね。
書店の棚には彼女の最初の結婚のことを
書いた著作も当然置いてありました。
それを現在のパートナーは読んだのでしょうか。

  ●    ●    ● 

前述の作家とは何も関係ありませんが
女をあげる読み物として
森瑶子は必須だと思います。
森ワールドには学ぶことだらけ、きっと
背筋の伸びる気がしますよ。

主婦だった彼女は、
たしかイギリス人の夫とふたりの
子供に迷惑をかけない範囲で仕事を
するという約束で作家活動をしていたので
実は影の苦労が多かった人のようです。

会ったことも無いですが
いい女ってこの人のことかな、と。

(DJ KAZURU)

2003年12月11日(木) 

第1土曜日には…


ロクシタンのアイテムがとても気に入っています。
シャンプーやオーデコロンなどは
パッケージの素敵さからもプレゼント仕様なのですが
小さな贅沢として自分用にも使います。

この秋冬にいいかんじなのが、
ハニー・シリーズの石鹸。
夏場はボディ・ショップの柑橘系フレーバーの
石鹸を愛用していた私も
寒くなればこんなこっくりとした使い勝手の
ものがフィット。

◆    ◆     ◆

私が大阪地区のラテンの店として一番
楽しめるのは第1土曜日の「バリハイ」です。
ラティーノスが最も多く、
日本人の男性は最も少ないという客層で
ひそかに「巨大SUDADA」
と命名しています。
警棒を持ったお兄さんがあちこちに
立って監視しているのは物騒ですけど
恰好いいラティーナのダンスに
遭遇できるスポットなので、
私はここが好き。

ここはコーゾー君という姫路在住の
男の子がDJ担当していることが多いのですが
アッパー系Salsa、メレンゲ、メレンハウスと
盛り上げつつバリエーション豊かに
やっているので、適当に楽しめます。
低姿勢な言動に反して
彼のDJは大雑把な気もしますが、それは
好みの問題ということにしておきますか。

千葉のシゲ君はこの店で
「2時、3時のSUDADAを思い出すなあ」と
言っていましたが、
フロアの広さはその何倍もあります。
ここだけには東京にも無い面白さが
あると思っているので、
大阪に来るなら皆さんぜひ第1土曜日に。

(DJ KAZURU)

2003年12月9日(火) 

お人柄に…感服!


千葉のシゲ君、なんとご夫妻で
遊びに来てくれました。
MIKIちゃんはもうコンビナトリアは脱退したんですって。
でもおふたりとも
相変わらずダンスがお上手で大阪のサルサ場が
一気に華やかになりました。

 ●    ●    ●

おみやげの「正彦どらやき」を
いただきつつ
我が家でキューバのルエダ・コンテストの
ビデオを鑑賞した後、訪れたのは
本町駅そばのジャンクション。
我々に
気を遣ってか、先週とはうってかわった
あげ系選曲。
大阪サルサ場初体験のシゲ&MIKIは
空いてる!踊りやすい!を
連発していましたが、
東京がどこも満員電車状態すぎるのかな?
とも思います。

シゲ君のダンスは自由で
可愛らしいアイディアがいっぱいで
「おけいこ系95%」の
大阪では絶対にお目にかかれないスタイルです。
大阪女子も彼に踊ってもらいたくて行列。

彼のアドヴァイスひとつで
ありきたりなルエダの技もとっても楽しくなる、
このことに
彼の指導力の片鱗を見ました。

千葉も松山も彼の人柄で
サルサダンスを楽しむ人がどっと増えたわけです。
きっかけを与え、自分もみんなと楽しみを
共有していく、
彼はどんな土地に行ってもそうやって
広げていけるカリスマ性のある人なんですね。
学ぶことの多い人です。

(DJ KAZURU)

2003年12月8日(月) 

千葉キューバン系


今夜は昔からのお友達
千葉にキューバンサルサを伝導した
シゲ君が大阪にまで来てくれる予定。
彼も業界歴(?)は長いです。
千葉に移る前はもちろん六本木に
生息していて華麗なダンスで人の目を
引いてました。
現在は市川奈美さんのチーム
メンバーでもある可愛い
パートナーのMIKIちゃんと各地で
ダンスを教えている人です。

千葉で大きなイベントを仕掛けた際に
私をDJで使ってくれました(写真)。

 ★    ★    ★

そんな方が来てくれる! と言うのに
TCC福田は風邪で朝ごはんのあと
再び寝ています。

その間、私は
昼ご飯用スパゲティのソースを仕込み、
おそばやさんからいただいたかつおで
出汁をとりストックして、
その後のかつおをごまと一緒にから煎りして
ふりかけを作り、
夜ご飯用にと下味を二日前から漬けていた
チキンを揚げて、ついでにポテトも揚げ
先ほどの出汁の半量はなめこのお味噌汁に。
これで
食べる直前にあたためるだけでいいやー
と肩の荷を下ろすも…

更にガスコンロの回りの汚れを掃除して、
洗濯して…

私は結局家事が嫌いではないのですね。
一人暮しだったら別でしょうが
人の役に立っている感じがするからだと思います。

 ★    ★    ★

シゲ君を率いての大阪サルサ場
報告はまた改めて。

(DJ KAZURU)

2003年12月6日(土) 

サルサ場友達


お風呂専用の枕を買いました。
みつばち柄で可愛い!
これでTVみながらゆったり
バスタイムが過ごせます。
冷え性の私にとっては非常に大切なこと。

   ■   ■   ■

TCC福田が東京に出張で戻った際
六本木SUDADAに遊びに行ったそうです。
平日は週末の喧騒を忘れる静けさだそうですが
友人にも会うことが出来て楽しく
過ごせたとのこと。
いいなあ、大阪にはこのようなゆるく楽しめる
サルサ場が無いので本当に懐かしく思います。

大阪のサルサ場って踊っていないと
もう何にもやること無いのよね…
お酒を楽しむという雰囲気でもなくて。
その点六本木のサルサ場のほうが
リラックスできます。

この店に頻繁に出入りしていた頃
金曜日にになるといつも会う人がいて
そのうちに待ち合わせて
一緒に踊ったりしてたのですが、
ある時デートの先約を理由にお誘いを
断わって以来会えなくなってしまいました。
元気にしているかな?

彼もまた、六本木でよく見かける
日本人の姿をしたラティーノでした。
親の転勤で、もしくは自分の仕事の都合で
ラテン圏で若い時代を過ごした人の中には
サルサ・ダンスの楽しみを求めて
クラブに来る人が少なくないですからね。
私はそういったナチュラルにダンスも
スペイン語も身につけたお友達が好きでした。

ところで、たまにそんな帰国組同士で
スペイン語を使って高らかに
会話している光景を見かけますが
あれって何? まあ
それも彼らの楽しみのひとつなのでしょうが。

(DJ KAZURU)

2003年12月5日(金) 

喜びは深く、されど面倒?


SUDA氏来阪の際に話題に出た
P‐18です。
あれは実家に置いて来たからない、と
言ったもののよく探したら出てきました。
彼は好きみたいだけど私的には60点位かな、
Aのエスクチャ・ミ・コンガは
昔DJでよく使ったネタではありますが。

  ●     ●     ●

20歳代前半の男の子達と
結婚についての話をする機会がありました。
責任を負うのが面倒だから結婚は
嫌だな−っということです。
そりゃそうですね。
それ以前にしっかりした恋愛の
経験もないようだし、
「今はいっぱい遊んでおきなよ」と
言っておきました。

村上龍さんがSAY誌(お局予備軍OLの
悲しさに満ちている嫌な雑誌ですよねー)の
エッセイで同じようなことを話題にしていて、
「男が結婚を面倒くさいと考えるのはしごく
まっとうな発想。女性もこの人に幸せに
してもらおうなどと考えずに、気軽に
結婚することがリスクが少ない」
というようなシメ方をしてました。
真実だわ。

私も結婚自体には
相手に尊重されない、などの不愉快な
状況になったらすぐやめる覚悟はあります。
幸せにしてもらおうとも
思ってないですし。
ただ、うちの旦那は結構
幸せにするよ! みたいなことを
宣言する派なので、だったらお願いしますよ
とは思います(はは、勝手ですか?)。

面倒でも男女関係の
信頼を作っていく過程にはいろいろな
喜びがあるもの。
くだんの若い男性陣にも
その喜びの為なら
どんな面倒も受けとめるさ、と
思える相手に出会ってから
結婚してほしいものです。
実際結婚て楽しいこと多いのだし。

(DJ KAZURU)

2003年12月4日(木) 

バブル、ビフォー・アフター

プロにメイクしてもらったので貼っておきます。

毎週火曜日発売の
週刊誌SPA!をずーっと立ち読み
しつづけてます。
連載漫画の「だめんずうぉーかー」
と、もうひとつ
さかもと未明の漫画が面白いから。

   ◆   ◆   ◆

だめんず、の方は毎回毎回
これでもかというくらい、無職、
DVなどのダメ男とその種の男から
離れられない女性のコミカルなエピソード
満載。

しかし、最近はレディコミ作家 未明様の
「だめんず」とは対称的な
世相ぶったぎり漫画がすごい勢い。
今週はお立ち台の女王「荒木師匠」の
ネタだったけど、先週までの
川島なおみネタも目ウロコの発言出まくりでした。

荒木師匠って懐かしい!
あれだけボディコン着てのさばった後に
医者の嫁におさまったと聞いた数年前は
なんてヤツ…と思ったけれど、結局
自分を変えられず離婚してまた
結構楽しそうに生きてますよ。

私自身はこの人達のようにバブルの
恩恵を受けていない(むしろアフター・
バブルの被害をこうむった)世代なのだけど、
気持的には川島、荒木、さかもと組です。
実際バブル世代に20代を費やしていた
DJ KAZURUなんて想像するのも恐ろしいって
思いますけどね。

(DJ KAZURU)

2003年12月3日(水) 

Tempo Forte


この秋はよく「かき」の料理を作りました。
生でいただくのはオイスター・バーに
任せるとしても、
ニラとともにざくぎりにして落とし揚げ、
豚肉の代わりしてホイコーロー風、
小麦粉をはたいて卵にからめて焼きつけたのも
ピリ辛ソースでいただいたら美味しかった。

  ●  ●  ●

Salsa Japanの須田氏が大阪まで
遊びに来てくれたので、我が家で
カニ鍋 & 酒盛り。
音楽性の嗜好の近い我々ですが
そこはお互いいい年になってるので
キューバ云々とは関係の無い
ややしみじみ系の話題にもなりました。
ライヴ会場やイベントで顔を合わせている
だけだと、暮らしぶりみたいなことまで
話題が及ばないけれど、
自宅に招いてだとゆっくり語れていいかんじ。

しかし「前日酔ってぶつけた」という大きな
傷を額に残していた彼、以前も酔って
駅のホームから
落下したと君は言っていなかったかい?
すぐ酩酊するタイプなのかなーと、
心配になりました。

  ●  ●  ●

カニ雑炊でしめたあとは、
大阪のサルサ場へGOです。
私は正直アンヘル君がジャンクションという
店で行なっている「起伏の無い選曲に
これまた一本調子のフランジャー使い」の
DJスタイルが好みではないですが、
土曜の大阪はココ、ということに
なっているので須田氏をお連れしたものの
あっという間に眠くなりお先に
失礼といういつものパターンに…。

写真はこの日話題になった
フランス発信のキューバ・タイプのCD
「Tempo forte〜el canto de mi tierra」
です。
最近のキューバ人単独のサウンドよりも
ある種、かつての「キューバらしさ」を
濃く感じる好作。

(DJ KAZURU)

2003年12月2日(火) 

そんな論争もありました


先月の終盤に京都は嵐山で
紅葉を満喫しました。
ものすごい観光地だから人の波にも
もまれましたが、見ごたえのある
寺が集中している場所だけに
普段味わえない心境に至るものですね。
写真は竹林に埋もれる
DJ KAZURUでございます。

★      ★      ★

Sofmapに行ったら
パソコングッズに埋もれてDJマシーンが
売られていたので、触ってきました。
CD対応なのですが、
アナログ感覚を売りにしたパイオニアの
モデルの800(1000の後続機ね)と
その更に上をいく、もはやタンテと
同じ扱いができるDENNONの機種が
つながってたので がしがし
スクラッチしまくってきました。
はー、時を忘れる楽しさに
店内でも構わず音を上げてしまう
この図々しさよ。

タイミング命のキューバ音楽を
普段扱っていると、
スクラッチなんて入れる暇も必要も
ないわけですが、
単純な音楽をいかに生かすか、という
ことになると、あのDENNONはいい!
他の機能としてはパイオニア慣れしている
大多数の人にとっては「?」な部分も
あるでしょうが、
感触のデリケートさには納得がいきます。
1台だけでも買おうかなと
購買意欲が頭をもたげました。

思えば数年前に論議されていた
「CDでDJってどうなの?」
という論争は何だったのでしょう。
今はそんなこと言ってたら逆に原始人扱い
されると思います。
CDだろうがアナログだろうが、PCだろうが
そこにこだわる前に問われるセンスが
あるということです。

(DJ KAZURU)

2003年12月1日(月) 

++「音の向こう側」By DJ KAZURU ++
〜 私はいかにして心配するのをやめてDJへの道を歩んだか 〜


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