| 悲しきハリケーン |
今年は来日時の公演内容が 色々な意味で物議をかもしたチャランガ・アバネーラの新作。

もうこの路線ということですよ。 新作を聴けばわかります。 しかし、ジャケも含めて写真格好いいなー。 ルックス的に見てて楽しい人たちですね。
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プエルト・リコを先日訪れた友人は まんまとハリケーン「ジーン」に遭遇してしまったとか。 ・・・なんてお気の毒な! 町の写真を見せてもらいましたが 人気がまるでない写真なの、観光地なのに。 大木が倒れていたりするしさ。。。
このシーズンのカリブ海方面は 気をつけなくてはいけませんね。 しかも、台風に直撃をくらった彼は、 ラテンクラブ(4軒回ったそうです)が どこもクローズしてしまったので 気持ちをショッピングに切り替えたものの 買い込んだCDもガヤベーラも スーツ・ケースごと紛失の憂き目に会い 未だ「調査中」なのだそうです。
(DJ KAZURU)
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| 2004/09/30 |
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| 踊ってみました |
いつも自分が出演するイベントの時は DJするか休憩するかの2択行動しかなかったんですが 先日の「ダンス!TIM★CUBA」では お客様とかなりダンスしました。 これがなかなか、楽しかったです。
ひとりでカウンターにいる方なんかにさらりと 声をかけてみたんですよ。 私はこういうことが不慣れな人間なのですが 誘ってみれば皆さん快く踊ってくれるもんですね (マナーといえばそれまでですが)。
場慣れしている人は じーっとフロアを見定めて、よりお上手そうな人を 誘ったりするもの? なのかも知れませんが 私の場合、目に付くのはお洒落な人です。 ノーネクタイで格好よくスーツを着ている人 (LEON系っていうの?)なんか見ると 「お洒落ですねー」って声かけちゃいます。
逆に会社帰りみたいな服装の男性が 超キューバン・マナーのダンスで がしがし踊っちゃったりするのも意外性があって ぐっとくる瞬間です。 忙しい中、仕事をかたづけて駆けつけてくれたんだなー、 なんて想像したりしてね。
ともかく、私のつたないダンスにお付き合いしてくださいました 男性の方々ありがとうございました。 私はとっても、嬉しい気持ちでした。

こちらは常連様方です。 写真じゃわかりませんが みんな、踊りが上手なのよ。。。すごいね。
(DJ KAZURU)
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| 2004/09/29 |
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| 素晴らしい常連様 |
9月のティンクーバのイベント報告です。
美しい女性と踊りの上手い男性にたくさん集っていただけて 私も本当に幸せ。
こちらは遅くまで踊りを楽しんでいた方々。

今回はプリンスの楽曲をサンプリングして アレンジした曲を2曲使いました。 1曲は誰でも知っているロス・バン・バンの名曲 「カベサ・マラ」、そして隠れファンの多いダニー・ロホの曲ね。 実際クラブで鳴らしてみるとより良く聞こえる部分と テコ入れ必要な部分が感じられましたが 全体的にはいいトラックになっていたんじゃないかしら。
誰でも気がつくアレンジを加えた曲の中では バンボレオのものを「良かった」と言ってくれた方がありましたが 本当に強烈な曲の時はみんな我を忘れて踊っているものなので どれがその日のベスト・トラックだったのかは謎です。
個人的にはレイ・ルイスやフランキー・ネグロンを ティンバっぽくビート強調したREMIXが 私らしかったと思っていますが。
それにしても 毎回、常連の方々の鋭い耳には感心することしきり! 「いつも、0時前後にいい曲かけますよねー、 今日はもうちょっと早くかけて!」 なんて言って来る人いるんですから。 確かに終電が過ぎた頃というのは自分としてもちょっと 遊び心が出せる時間で、 サルサのステップだけでは踊りきれないような曲を 出してみたりするんです。 そういう冒険心のある曲を「いい曲」と評してくれるなんて 素晴らしい常連様!
(DJ KAZURU)
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| 2004/09/27 |
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| 音楽に溶け込むために |
25日は東京では2ヶ月に一度しか行われない 私主催のDJイベントです。
前回はなぜか早い時間が 男性のお客さまであふれてましたので 女性同伴で来ていただけるといいんだけど。 ダンスの上手い男性が余っている光景は 見てて勿体無い! の一言でした。
写真は、前回のイベントのお客様

キューバものに強いレコード会社 アオラ・コーポレーションの高橋社長と フリー・ペーパー「SALSA120%」など多数のラテン関連の お仕事を抱えるMIWA嬢。 私が物心ついた時(?)彼女はすでにキューバ人みたいな ダンスを踊ってたので、いつまでたっても憧れの目で見てしまいます。
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私がオリジナルのREMIXで勝負かけているのを知って 「自分も作ったからきいてみて!」なんて人も ちらほら出てきて、結構嬉しく思ってます。 DJ機材がなくてもパソコンだけで出来るわけだから 可能性は無限です。
私は本来パフォーマンス重視型なので サンプラーとか全部かました上で一発勝負を 現場でやるのが好きですが、逆にDJでない人たちは 自宅でじっくり作りこむのもまたよしなんですよ、一発勝負の 必要がないわけだから。
それにしても、 ティンクーバの周りに集まってくる人たちは 細かいダンスのこととかちっとも拘っていなくて どうやったらもっと音楽を楽しめるかってことに心を費やしている 方が多くて、いいですよね。
音楽に溶け込んでいくって快感だものね、 そのためには足元にとらわれる必要なんてないのよ。
(DJ KAZURU)
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| 2004/09/23 |
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| 食の記録 |
アレックス・キューバ・バンドがいいと 勧められたので聴いてみたら、なんだこれって プエンテス・ブラザーズの片割れのアレックスじゃん。 クレジット見るまで気づきませんでした。

でも、サウンドはプエンテス名義のものと同様いいです。 いったんキューバから出たミュージシャンの行くべき道の ひとつが示されています。 だって、キューバにいるキューバ人と同じことやっても 仕様がないじゃないですか。 アレックスの場合はプロデューサーにも恵まれたと言えるのですが それもまた重要なこと。
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東京駅の側に新しく出来た 丸善は行ってみたいものです。 本屋好きだからね。 この丸善は雑誌のバック・ナンバーが揃っているだけでなく 大作漫画(全40巻を超える「王家の紋章」とか!)もすべての巻が 並んでいるというきめ細かさ、フロアが広くないと出来ないワザです。
しかし、同所にテナントで入っている 「古奈屋」のカレーうどんに行列しているのはどうかと思う。 巣鴨のちっちゃいうどん屋さんじゃないですか、私は 実家が近所なのですが、これも田中康夫が ペログリ日記で書きたてたせいかしら。。。
ペログリといえば 私は人の食事記録を読むのが 大好きですが、MEETS誌で読める門上武士さんの 食事記録なんて見てると、若いってわけじゃないのに よくもまあ、あれだけ昼も夜もしっかりした食事を 採れるものだと感心します。
同行者が常に2人以上いて、彼は 少しづつしかつままないのだろうか?
ちゃんと食べきっているとしたら、自分の肝臓が フォアグラ状態になってしまわないのだろうか?
と、完全に余計なお世話としか言いようのない 心配をしてしまう。
(DJ KAZURU)
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| 2004/09/22 |
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| 町の速度 |
半年振りくらいに南船場のカフェまで 自転車で行ってみたら、新しい店がわんさか出来ていました。 町ってあっというまに変貌するのね・・・。

これは立ち寄ったハワイアン・カフェです。 漂うワッフルの甘い香りが誘惑!!
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ずっと行きたかった うつぼ公園脇にあるピッツェリア「ポルタ・ヌォーヴァ」。 ようやく入店。 最初に案内された席が 子連れのファミリーの隣席、あまりにうるさかったので カウンターに移動させてもらいましたが カウンターとテーブルはパーテーションでしっかりと 仕切られているので 気を取り直して食事することが出来ました(たかだか ランチでチャージをとる姿勢ならば 子供禁止にする勇気も出してもらいたいものです)。
生地もトマトソースも申し分ないマルゲリータに みつせ鶏とフォアグラのテリーヌ 白身魚のエスカベッシュをいただいたあと 近所のブラジル専門のレコ屋によって LATINA誌のバック・ナンバーをゲット。 レゲトンについての素晴らしく良くまとまった 記事を目にして、ありがたい気持ちになりました。
このうつぼ公園脇の店は ブラジル音楽のファンならば 一度は訪れたい店でしょうね、大阪にも 音楽的に優れたスポットは存在しているというのが また、嬉しい。
(DJ KAZURU)
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| 2004/09/20 |
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| 検査について |
コロンビアのグルーポ・ニーチェの来日が中止になって ラテン業界を騒がせていますが コロンビアからというのは人だけでなく、物も日本に入ってくるには 困難を極めるそうですね。
大阪のラテン専門レコ屋では コロンビアから直でCDを常時入荷しているわけですが ぐっしゃぐしゃに荷物は開封されるそうです。 それも毎回。
私はコロンビアのことは良く知りませんが それでも純度の高いコークが特産物みたいなもんだって ことくらいは知っています (馳星周の小説とかに出てくるし)。 だから空港も入国の際には厳しく検査するのでしょうね。
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検査といっても全然違う対象ではありますが、 昔、文章の検査、つまり 校正のようなアルバイトをしていたことがあります。
私は機械的に変換ミスをチェックするくらいの業務しか していませんでしたが 小説家の担当編集者とかになると 内容にまで、突っ込みを入れなきゃならないから 慎重さが求められますね。
山田詠美氏の担当で 「彼は、指先で語った」みたいな文章を 「あーこれダメですね。指は物言わないでしょう」と指摘して 「私の小説そのものを否定するのか」と作家に激怒されたという 編集者がいたそうですが 文章を書いたまま、上っ面しか理解できない人というのも まれに入るので(それが編集者というのは問題ですが) 書く仕事をしていると それが小説の形態でない時は特に、深読みの要らない 文章を心がけなきゃいけないのかなー、なんて 思うと本当に面倒な気持ちになったりも。。。
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近所のうつぼ公園の近くにできたカフェ。

インテリアがステキ。
(DJ KAZURU)
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| 2004/09/17 |
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| 帽子はお洒落だが。。。 |
米国版「shall we dance?」のデモ映像をみたけど カット割まで日本版と同じなのね!
竹中直人が演じたカツラダンサーも 同じキャラで登場しています。 これは公開が楽しみですよ。
ところで、カツラといえばなのですが、 いつも帽子スタイルの男性がいました。 それが、なんと先日カツラ姿で歩いているところを目撃!
そっかー、ハゲを気にしていつも帽子だったんだけど 一念発起してカツラにしたわけね、でも バレバレじゃん! と、思ったわけです。 ハゲはちっとも悲しくない(むしろ私は好きです)のに それを隠蔽しようと試みる人は哀れ。。。しかも カツラというのはある程度の額を投資しないと まず、カツラであることがはっきりと他人に分かってしまうものです。
いいかげん、ハゲがいかんという発想を捨てましょうよ。 私の周りにも、スキン・ヘッドで格好いい人、いっぱいいます。 映画の中の竹中直人も カツラを床にたたきつけてから、素晴らしい ダンスを披露したではありませんか!
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本日のお茶うけ。

近所に出店してきた「芦屋takatora」のシュークリーム。2色のチョコレートでコーティングされているの。 美味なり。
(DJ KAZURU)
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| 2004/09/16 |
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| 自由でいいんだね |
私の弟分が、もうすぐニカラグアに旅立ってしまうので 自宅まで訪ねてきてくれました。
海外青年協力隊での派遣が決定したのです。
彼はベネズエラからキューバまで 南米各地をしょっちゅう 単独行動していますので、まったく 心配はしていないのですが 2年もの間、会えなくなるのは 寂しいものです。

彼のよい所は、枠にとらわれることなく 自由でおおらかな考えを持っていること。 ダンスもまた同様に、多くの日本人がしばられがちな ルールから簡単に抜け出して ダイナミックな動きで相手を楽しませます。
そうやって彼がワーワー踊っているのを見ていると 「踊りってもっと自由でいいんだなー」と思います。 そして人生も?
(DJ KAZURU)
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| 2004/09/14 |
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| そっと、眺めています |
これはキャバクラでの一コマではありませんよ!

私と大阪の旧サルサ屋&エントレのマスター カルボ田中氏とその彼女(いつも激ミニスカ)。
場所は京都メトロでございます。
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BBSコーナーにて、キューバで 最近流行し始めたレゲトンについての 意見が交わされています。
確かに長年のキューバ音楽ファンにしてみれば 「おいおい、俺達が宝物のように大事にしてきた キューバ音楽のキモの部分が抜け落ちた音楽が 流行ってるのかよ」ということになり 悲観的に捉えるのも分かります。
でもレゲトンだろうが米国人のやっているような ヒップ・ホップみたいなやつでも キューバ人がどう消化していくのかを見届ける楽しみはあります。
キューバ人がこぞってラップに目覚めていた頃は 米国のラップに比べたらB級もいいところでした。 見聞きしたものが少量なので、ラップのいい部分を 取り込めなかったのね。。。というのが 私の周囲での評価でした。
しかし、日向さん(音楽プロデューサー。 PART1、PART2のどこかで言及しています) に2年前くらいに会った時、 「最近はいいのが出てきたよ」と言っていたことからも 分かるように、キューバでのラップ事情も変化している。
レゲトンも、今はみんなこぞって似たようなものに 飛びついているけれど、一気にシーンが 崩れて、新たに成長する時を迎えると思うわけです。
どんなタイプの音楽でも、 キューバ人ならば、何か面白い展開にしてくれそう。 そんな期待は捨てずに、でも なーんとなく眺めているのが、今の私です。
だって、キューバ音楽以外にも 聴くべきものはたくさん、存在しているから。
(DJ KAZURU)
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| 2004/09/13 |
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| TAKAYO@FLORIDA |
「ラテン・ライフ」でおなじみのフロリダ在住TAKAYOさんから、現地サルサ・クラブの レポートが届きました。 「リカルド」とはTAKAYOさんのご主人、ダンスの上手いハンサムな男性です。
それでは、お楽しみください! (DJ KAZURU)
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実は、この間、ベビーシッターをしてもらって、サルサクラブへ行ってまいりまし た。
人気と聞いていた、ココボンゴというクラブは、本当に楽しみにしていたのに、 レゲトンばかりで最悪(私達は、あまりレゲトンは好きでないの)でした。 それで、すぐに、他のサルサクラブへ移動・・・。
そこは、コロンビア人が多かったようですが、なかなか良かったです。

それから、別の日に 今度は、ファミリー的な感じのお店で、早い時間帯は レストランで、その後、クラブに変わるというお店では、ものすごーーーく おもしろい光景を目にしました。
お店の名前は、サルサ・ラティーナといって、いかにもサルサのお店という かんじなのですが、ちょっと違いましたよー。 なんでも、そこにいる女性は、90%、いや、95% すごーく太った人たち。 年齢も決して若くないの。
それで、そこに来ていた男性は、若くてスレンダーで結構格好よかったりして。 でもって、その太った(この太り方が半端じゃない)おばさんたちが、 すっごくモテモテなのよ〜。 うらやましいくらいに・・・。
そして、そして、そのおばさんたちの洋服がまたすごい! 挑発的なものばかり。 超ミニスカートやら、ハイヒールやら、もう、はちきれんばかりの 体にピタピタにフィットしたのものばかり。 そして、黒のスパッツに、黒のタンクトップ&ポニーテールみたいなのが 一番多かったかな?
それを見て、リカルドが一言! 「あ〜んなに太っているのに、なんでまた、あんなに、きつきつの洋服を着るんだろ う? あれじゃ、まるで、靴下に、スイカを押し込めているようなものだよ。 洋服がかわいそー。」って、眉毛をハの字にしていた時には、もう、その表現力に私は大声を出して笑ってしまいました。 普段は、そういう事をあまり言わないリカルドなだけにウケました。
あとから、あのクラブは、きっと太った女性が目的のサルサクラブに違いないという ことで、勝手に納得してまいりました。 とにかく、あの光景は本当に珍しく 目が離せませんでした。 クラブで良い音楽がかかっているのに、踊らずに 人間ウォッチングをしてしまうなんて今回が初めてだったかも・・・? (笑) それくらい強烈だったのよー。 あれは、本当に異様な光景でしたね。
(TAKAYO@FLORIDA)
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| 2004/09/11 |
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| 化粧直しは慎重に |
京都に新しく出来たラテン・クラブ「コヨーテ」。 彼は六本木のLATIN CLUB 旧ラ・ルンバを作った男です。

地方で六本木系の人に会うとホント嬉しく 懐かしい気持ちになります。
東京のラ・ルンバの数倍はあるフロアに 大きなプロジェクター。 彼のように、長い経験のある人が関西で店を出すのは いいことではないでしょうか。
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女性ならば、たいていの人は 眉毛に手を加えていると思うのですが 私の場合 眉山から裾半分をまったくナシにしてしまっています。 これは松田聖子と同じ理由なのだけど そうしておくと好きなように、書き足せるから。
しかし、マメな化粧直しをしないと 気づいたら、眉毛なくなってますよー、に なりかねない。 私はDJしているとき、踊っている時 我を忘れていることが多いので 帰り際寄った、化粧室の鏡で 初めて恐ろしい顔になっていることに気づくこと多数。 周りの人も、状態が状態だけに 注意しづらいんでしょうね。。。
手鏡を常に忍ばせるよう、習慣付けたいものです。 ずぼらな私にできるでしょうか。
(DJ KAZURU)
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| 2004/09/10 |
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| VAN VAN系 |
友人がキューバで撮影してきた プーピーのLIVE映像を見ています。 音はロス・バン・バンそのまんま。 ゲスト・ボーカルもバン・バンのメンバーです。
VAN VANに特別な思い入れのない私は 現地のLIVEを体験してきた数多くの人々に 「LIVEだといいんだよー、アタマがぐるぐるしてくるのよー」と 同じようなことを、言われ続けてきましたが 分かるような気がしますね。
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私はVAN VAN系列のサウンドが どうしても馴染めないのですが、LIVEはCDで聴くのとは 確かに違ってきこえる。 グルーヴだけがすっと入ってきます。
キューバ音楽をこれほど好きなのに キューバ音楽の代表格であるVAN VANが馴染めないとは どういうことか、と思う方もいるでしょう。
彼らはキャリアもめちゃくちゃ長いし、キューバで その間ずーっと第一線だったわけなので キューバ代表と称されるのは構わないですが、実は おおいに、ロックをブレンドしているし、 そういう観点から言えば、これは 純粋なキューバのソンを打ち出した音楽の列からは すこしはみだしていると、思うのよ。 だからVAN VAN系列のサウンドって独特。 それが魅力という人もいれば 私のように、よくわかんないなーという人もいるのではないかしらね。
DJのネタとしてもカベサ・マラ (これは大好きです。 プリンスの映画音楽にヒントを得た「GIRL 6 REMIX」 というのを作った)くらい? 使用頻度低いです。

写真はビデオを撮影者のちかえちゃん&パートナーのE氏。 ありがとうございました。
(DJ KAZURU)
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| 2004/09/09 |
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| 三位一体 |
最高ですね、「黒いチャーリー・ブラウン」。 日本人が読んでも、とーっても面白い。 シニカルなテンションも気に入りました。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344006658/qid%3D1094101906/250-4974492-7709031
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関西の赤ワイン文化は なぜかボルドーでなく、ブルゴーニュにかたよるらしい、という 話はこのコラムでもしたかな? 先日、グルメな男性(関西人)と話をしていて、裏づけが取れました。 彼も徹底したブルゴーニュ派だったのです。 一方、私はボルドーしか分からないといってもいいくらいで、 関西のフレンチのワイン・リストにはいつも泣かされます。 ないんだもん、ボルドー。 いや、あるんだけど扱いがさみしい。
その彼(年間200本飲んでるらしい。強靭な肝臓の持ち主なのね 君は田中康夫か!)と ワインの好みについては、見解が分かれましたが 「ここが大事だよね!」というレストランのポイントに関しては一致しました。
それは 料理、ワイン、サービスの三位一体が フレンチのバランスなのだということ。 私は シェフが優秀でも、サービスが尊大であったり また、 高級を装いつつも、真摯なワインリストを作ろうとしない店を けして許しません(大袈裟と思いますか? こちらも安くない 金額をお支払いするのですから当然です)。
そうそう、この彼は自分でも料理をされるそうです。 イタリアン程度であれば、自分で作ってしまうから あえて、リストランテには行かないんだとか。 素晴らしいですね。

写真は、京都の町屋フレンチにて(なんとお座敷)。 昼でしたので、白にしましたが淡白なお料理だったので ちょうど良かったです。
(DJ KAZURU)
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| 2004/09/08 |
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| アイカワ氏との夕べ |
前回、京都クラブメトロでのデ・ラ・ルス報告をしましたが LIVE終了後はこれまたクラブの片隅にて、トロンボーンの アイカワ氏と久々に音楽談義がすすみました。

彼とは結構長い付き合いですが、お友達である前に、 尊敬するキューバ音楽評論家のひとりということを 常に意識しています。たまに会えば 話はつきませんが、こと近年のキューバ音楽のこととなると 現実的に、聴き応えのあるものが少なくなっていることもあり どうしても、現状を憂うような話になってしまうのが 最近は悲しいところ。
そんなわけで、マジメな話題はさくっと終了。 ベーシストのイトウ氏も加わって議題は「モーレツ恋バナ」へと大展開!
(一応)独身のアイカワ氏、(一応)既婚の私、(バリバリ)子持ちのイトウ氏で 「理想の夫婦バランスと経済力の関係とは?」だの 「モテる為にはとりあえずバツ1になっとけ!」だのと あまりにも下らない恋愛論でこんなに盛り上がっていいのか?? 言いたい放題・・・みんないい年齢して 何やってんだか。 そして気づけば深夜3時を迎えていたのでした。
この日のシメは「味々香」のうどん。 「カレーうどんに海老天のトッピング」がこの店の王道なのは 知っていますが、この時間に胃が受け付けるはずもなく 「梅わかめうどん」にしときました。
(DJ KAZURU)
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| 2004/09/07 |
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| デ・ラ・ルス@京都メトロ |
新生オルケスタ・デ・ラ・ルスが、シークレットliveを 京都の老舗クラブで行うというので、駆けつけました。
私が大阪に引っ越してからというもの、NORAさんと 会うのも久しぶり。 彼女は、女性の少ないラテン業界において、私が「姉」と慕う素晴らしい人です。 地方で会うと、喜びもなぜかひとしお!

シークレットなのにとんでもない人数が集まっていました。 メトロは、関西の有名DJを数多く排出しているだけあって 客層も「サルサ系」に限らす、ラティーノス、非ラテン外国人 音楽好き、クラブ好き、と色々なのがいいところ。 ステージとの距離もめちゃくちゃ近くて 一体感もあります。
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昔のデ・ラ・ルスとは全く異なるバンドになっていましたよ。 というか、そう考えて聴くのが正解な感じを抱きました。 元々、ラテン専門ではなかった新メンバーの作った曲が 意外にも良かったりしてね。 このオルケスタの昔の姿を知る人、そうでない人で 受け止め方は違うのでしょうが NORAさんの存在感というのは、私の知る限りずーっと 安定している。 彼女の声から感じ取れる、懐の深さ、あたたかみ。 これは多くの人を魅了するはずです。
9月24日には大阪、心斎橋クラブ・クアトロでも 彼らのステージを見ることが出来ます (詳細はNORAサイトでご確認ください)。
http://www.nora-net.com/top_j.html
私も、DJで参加いたします。
(DJ KAZURU)
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| 2004/09/06 |
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| 「女性DJが人気!」 |
前回、話題にした「SALSA120%」の表紙。

さて、一般誌の話題ですが 先週号の「AERA」に「女性DJが人気!」 という記事があって 読んでみました。 それによると、 「男はもてたいが故にDJを志望するが 女性にとってはDJという肩書自体が魅力」なのだそうです。
店としても、女性のセンスで選曲された曲は 女性に受けるので、女性客の固定につながるし、 その女性客目当ての男性客が増えるので 喜ばしいんだそう。
「集客第一」なのは店の宿命ですが DJにしてみたら、女性に支持されるってのはともかく 「女目当ての男性客」が増えても 彼らはDJの内容なんてどうでもいいってことですから やってられない分析結果です。
「トランスをベルファーレでプレイする人気女性DJ」 と自分を比較するのもどうかとは思いますが、 私は音楽を愛している男性客が来てくれた方が 嬉しいですけどね(しかし、 この考え方は集客には結びつきにくい。 なぜなら、マニアックな音楽的嗜好性を持つ男性は 単独行動を好むものなのです)。 ナンパ目的の団体客が何百人とあふれかえっている中での DJというのはモチベーションが音楽とは別の部分 (例えば、ベルファーレでDJしていることに喜べる自分、とか 大勢の人目にさらされる快感、とか)にないと 長くは続きにくい気もするし。
とはいえ、紹介されていたDJはなかなか可愛い方でした。 同じレベルのDJだったら、ファッション・センスもあって 若くて、美しい女性の方が いい、という意見には反論の余地もありません。
(DJ KAZURU)
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| 2004/09/03 |
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| 微妙すぎる SALSA DJ |
現在出ているフリー・ペーパー 「SALSA120%」の「DJ特集」に私も、一応 取り上げられておりますので、レコ屋その他で ゲットして、読んでみてね。
◆ ◆ ◆
先日千葉のSHIGE君とも話題(PART2参照)になったけれど 私のこんなDJ内容でサルサDJに数えられてしまって いいのかね? ま、クラーベ・ベースの音楽を扱っているということでは いいかもしれない。 しかし、編集部からきた質問にあまりにも 生真面目に答えてしまったよ。。。 「衝撃を受けたアルバムは?」 「セニョール・ココナッツです」 って、在チリドイツ人のテクノ・ラテン挙げちゃったし。

「無人島にもっていくなら」とか 「マイ・フェイバリット」を教えてといわれると 困りますね。 それほど思い入れのある作品なんて 実は、そんなにないの。 強いて言えば、自分がレコード会社をそそのかして 出たアルバムとかですが、内容とそれにまつわる 思い出というのは、また別だしね。
だから人に勧めるときは、たいてい 「今は、これをよく聴いています」といった言葉で 推薦しています。 その「今」というのも私の場合、せいぜい 1ヶ月くらいで、あとは永久に棚の中だったりするので 話半分でよろしくどうぞ。
でもセニョール・ココナッツはもう5年くらい 思い返したように引っ張り出しては、聴いています。
(DJ KAZURU)
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| 2004/09/02 |
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| 音の向こう側★PART3 |
コラム「音の向こう側」も スタートから1年を数ヶ月過ぎて「PART3」になりました。

TIM★CUBAの屋号を背負ってからは なんと、4年と数ヶ月が過ぎています。
「DJブースの向こう側にいる私のことを 少なからず知っていただきたい」 という思いは変わりないのですが 日々の移ろいと共に、自分の考えも少しづつ動いていると 感じています。 自分にとって書くことは「気持ち」を深めることであり 「理解」を助けていく作業なので、 このコラムの継続が私自身にも影響を及ぼしたようです。 とても、良い形で。
「PART1」「PART2」をまだ読んでいない方は ぜひ、そちらも。
そして、これからのDJ KAZURUはこのページにて 引き続きお付き合いくださいませ。
(DJ KAZURU)
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| 2004/09/01 |
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