DJ KAZURU
DJ KAZURU
音の向こう側
2006年12月
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総 括
30日(土)

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Soul de Cuba Cafe
27日(水)

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森麻季
26日(火)

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2006クリスマス
24日(日)

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寝かせて、待つ
22日(金)

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興奮に至る工程
20日(水)

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余地を残されたし
19日(火)

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この快適さが…
17日(日)

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世界的、に違和感
6日(水)

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party
5日(火)

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夜型人間
3日(日)

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邁進、それ以外
1日(金)

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音の向こう側 By DJ KAZURU

私はいかにして心配するのをやめてDJへの道を歩んだか

 
 総 括


2006年は、デラックス・イベントを
夏に開催できて、それを機に自分を
見つめ直すようなこともできたので
DJする機会が少ないわりには、充実でした。

この数年ずっと少ないのですけれどね。

大阪に住んでいるとはいえ
もっとマメにDJするべきだ、との
意見をいただくことも多かったですが
私は、それによって
ひとつひとつが薄まっていくことを
恐れますので、これで良かったと思っています。



このコラムを毎日「楽しみだ」と言って
見に来てくださる方も、
「何となく」という方も、
「キライだが一応見にきている」という
アンビバレンツな方も、
色々な方が、
縁ありまして私の文章に接してくれたのですね。

今年は文章でしか、私を感じていなかった
という方々も意外に多いようなのですが、ぜひとも
来年はDJの現場に
触れて欲しいと願います。

(DJ KAZURU)
2006/12/30 
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 Soul de Cuba Cafe


京都近為・赤カブの漬物。




これはタクシーの運転手さんがレコメンドしてくれました。
えぐみがきっちり残っていてそれがまたよし。
野菜を味わっているって感じ。

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Soul de Cuba Cafe という店が
ハワイにオープンしたそうですね。
ハワイでキューーバのお料理をいただける店としては
初だとか。

店内風景を見たところ、踊ったりもしていて
六本木で親しまれているキューバンレストランと
変わらないようでもありますが、お料理は
セビーチェにオレンジソースがかかっていたりと
ちょっと小洒落た感じですかね。
私は快適さという点で、キューバに滞在する気には
ならない人なので、どちらかといえば
本国のレストランより、こっちのほうに行ってみたいや。

(DJ KAZURU)
2006/12/27 
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 森麻季


村上龍氏が
件の、最初から最後まで
OLの悩み相談に徹したような構成の雑誌にて
こんなコメントを寄せていましたよ。

’韓国を訪問した際、受験戦争というものが
あまりにヒート・アップしていて、母親達の
尋常でない熱心さには驚いたが
いわゆる「勝ち抜いてきた」
層であるところの韓国ビジネスマンたちが
時代遅れのディスコ・ミュージックが演奏される
店で踊るのに遭遇した。こんな男たちを量産するために
韓国の母親達は過剰な教育を
頑張って与えてきたのかと思い、疑問が生じた。’

みたいな感じでした。
それもこれも「バンボレオの生演奏を聞いた後だったから
余計にそう感じたのかも」だそうです。

氏はかねてから
キューバの音楽家のそれに比べ
日本人が一流の演奏家になるためには
数千万程度(音楽大学の学費や、レッスン費用とか)の
投資が必要だという現実にも
懐疑的な意見をもっていたかと記憶しています。
氏は、それだけお金を使ってもキューバ人以上に
素晴らしい演奏家になれる人が少ないことを
憂えているわけですが、そもそも生活環境が異なるので
比較するのも微妙な話題かも知れません。

実際、日本人でも素晴らしい音楽家は多いのです。

最近の、私のお気に入りはソプラノ歌手の
森麻季さんです。



表現の豊かさ、技術
ルックスの美しさも兼ね備えておりまして、まさに
世界に誇れる日本人のひとりです。
TVごしでも彼女の歌を聴くと
鳥肌たつことがありますし、うっとりして
目じりが下がってしまうこともあります。

そんなわけで、キューバ人が素晴らしく
日本人や韓国人がダメ、と
いうことは全くないと思うのですが
つまらない音楽で、情けない踊りに興じる人々を
見ていられないや、という気持ちになることは
大いに共感します。
つまるかつまらないかは主観の問題じゃないか
という向きもあるでしょうが、明らかに
耳を汚しているに過ぎないような音楽は存在していると
思っています。

(DJ KAZURU)
2006/12/26 
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 2006クリスマス


クリスマスです。




あなたはいかがお過ごしでしょうか。

私はかつてないほどの
地味な日常を送っております。

最近、昔の知り合いが
考えられないような窮地に陥ったり
重い病に臥したりしていることを知りまして。
派手なことがなくても
人並みに呼吸できていることの
美しさに
正しく向き合いたい、そんな感じです。

(DJ KAZURU)
2006/12/24 
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 寝かせて、待つ


イタリアンやフレンチ・レストランが
クリスマス定食シーズンに入る前に
行っておこうと思い、近所のイタリアンへ。



大阪を暫く離れていると
京野菜が恋しくなる、ということで
焼き野菜をバーニャカウダのソースで。




ぬめりが素晴らしい
京芋のポタージュ。




春菊を練りこんだパスタ。
具材は青魚でアーリオ・オーリオみたいな
感じです。




メインは鴨胸肉。

こうなると赤ワインが欲しくなるわけですが
自宅で5年以上もほったらかしにしていた
ボトルを発見しまして、これが状態的にも期待が持てそうです。
ケチな話ですが
手頃なシャトーのワインを靴箱か押入れにそっとしまいこんで
数年後に抜栓というのが、もっともリーズナブルな
やり方ですね。
飲み頃のものを店で買おうとするから高いのです。

(DJ KAZURU)
2006/12/22 
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 興奮に至る工程


スタバのレモンケーキ。




私はコーヒーにはこだわりがない人なので
スタバといえども
甘いものだけ買って帰ることが多いです。

---

バンボレオの新しい
リミックスを作りましたのよ。


やり直し又やり直し、の工程の中で
やはり音楽はわくわくするもの、で
なければならないよって
改めて思いましたね。

サルサの側からこれらの音楽を
考えていくと、陥りがちなことですが
それにあわせて
踊っていただく皆様のことを中心に
踊りやすいのやすくないのって
そんなことが冒頭に現れるようでは
情けないと思いますよ
音楽が。

キューバ音楽は
90年代にティンバという
言葉が生まれ云々…という時代に比べれば
確実に
淡々と踊るには、不可解な部分を
内包するようになってきたと思いますが
両立は可能だと思います。

音楽の興奮と
踊りやすさのことです。

リミックスの手間がやけにかかるものが
最近本当に増えてきましたが
素直な流れの中で、わくわくとする
トラックを目指しております。

(DJ KAZURU)
2006/12/20 
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 余地を残されたし


ブーランジェリー・タケウチは
店内で調理してくれる
パンもおいしいのよね。



これはクロックムッシュ。

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ある都市のサルサクラブでは
ジャージとか、いわゆる練習着のまま
過ごす方が多いという話をきいたんですが
その都市って、むしろきらびやかに飾り立てた
おしゃれをする層が多いイメージだったので
驚きました。

その話をしてくれた娘さんは
「だからヤダ」と、嘆かれていて
それは至極真っ当な感覚であると思います。
クラブのドアを開けたら、みんなジャージって。。。

サルサは日本人にとって
ある程度修練を積む必要が生じているのは
理解できますが、クラブにおいてまで
練習をひきずるのは如何なものかと。

私が知る10年前くらいは
こっそり、おうちでステップ練習などしていても
クラブでは
「いや、俺カンで踊れちゃっているから」と
言わんばかりの澄ましたいでたちで
君臨していた方もいたんですけどね。
一生懸命さをあからさまにしない見栄を張るくらいの
余地をぜひ、クラブには残していただきたいものです。

(DJ KAZURU)
2006/12/19 
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 この快適さが…


理由あって十日もインターネットを接続せず
新聞もTVも、殆ど目を向けず、云わば
現代的な社会から、切断された日々を
送っていましたが、これが想像を裏切る
快適さなのです。

急増中らしいミクシイ依存症の方々が、大変
哀れに思える今日このごろですが、私のように
小さな人間にとりましては、何かに目を向けなければ
それ迄見えなかったものが、くっきり浮かびあがるといった
反動がある訳でして、この数年見失っていたものを
とり戻したような感じです。

もう、本年も残すところわずか。

一部の職種の者にとっては、年末進行という名の
「 〆切り前倒し 」に悩まされる恐怖の時期ですね。
私もこれから急いでCD評を1本書かなくては。
2006/12/17 
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 世界的、に違和感

京都・一善やのパフェ。



紅茶の種類が多くて
「ベートーベンのシンフォニーを
イメージしたブレンド」というのまでありました。
「じゃあ、’田園交響曲’下さい」というと
供されたのは日本茶っぽいものでした。



店内も微妙に和な雰囲気です。
落ち着けるけど。

---

5日の毎日新聞夕刊にて
梅津時比古氏が
《氾濫している「世界的に活躍」というフレーズが
音楽家の冠につけられるにつけ
違和感を持つ》、といった文を書いておられました。

その「冠」が欲しいが為
難度の高低にかかわらず、海外コンクールの
受賞歴を欲したり
欧米に住むことを生活設計に組み込む
輩も多く、そんな日本人が
日本で演奏する時にわざわざ「来日公演」などと
銘打つことへ疑問を持つ氏は

「そのことになぜ、違和感や
恥ずかしさを感じるかといえば
そのたぐいは自らの音楽を追求するより
自らの知名度を求めていることが
見えるからである」

と、述べております。

しかし、国際コンクールを受ける
日本人の様相も変化しており
近年の傾向としては、
世界的になりたいから、という動機よりも
例えばヴィニャフスキ・コンクールを受けるに当たって
「ヴィニャフスキの曲が好きだから」というように
ナチュラルな動機があるなど
非音楽的な要素は見れらなくなったということです。

氏は

「それだけ若い演奏家に、
’世界的なもの’’有名なもの’が、実は
音楽的、芸術的であることとはまるで
別である、とはっきり見えてきたということであろう」

とした上で
今年行われた演奏会を振り返っても
知名度による権威は崩壊し、知名度など無関心な
活動をしている指揮者のコンサートなどが
素晴らしかったと感想を漏らしております。

・・・なんといいますか、よくぞ言ってくださった
という感じですね。
日本人のイタイ部分を
露呈されたようではありますが、しかし
コンクールを受ける世代、つまり
10代から20代前半の日本人は
もう権威などとは離れて
好きなように音楽家を志しているならば
それはほっとできることです。

要はシンプルな、音楽との向き合い方を
取り戻しつつあるんですね。
いや
もしかしたら彼らは「世界的」なんて
言われて喜んでいることの恥ずかしさを
本能的に知っているだけかもしれませんが。

(DJ KAZURU)
2006/12/06 
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 party

12月に入りますと
パーティー・シーズンとなるわけですが
バッグは重要じゃないですか。



kate spade のコレと

violet hanger のサテン生地クラッチバッグ
(きらびやかなバングルが
チェーンで繋がっていて、そこに
手首を入れてから持つので、ゴージャス)が
かなり気になります。

---

バニア嬢のソロアルバムを
当サイトのディスクレビューでも
扱っておりますが、正直なところ
ここまでのまとまりをみせてくれるとは
思いませんでした。

同じくバンボレオ出身の
女性歌手であるハイラ嬢が、歌唱力に
何もかも任せてしまったソロ作成の工程を
思うと、なんと正しい選択をしたことかと
感心します。

バニア嬢のソロはラテン・ジャズを
好む層からも受け入れられるでしょう。
キューバの女性歌手としては
一歩も二歩も抜きん出た存在になったわけですね。

敢えてダンサブルなものからの
脱却をしたことが吉でした。

(DJ KAZURU)
2006/12/05 
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 夜型人間

バゲット自体が美味しいのだけど
具となっているペッパーハムと
カマンベールが更にパンのおいしさを高めていますね。



ブーランジェリー夢屋のカスクルート。

大阪は淀川大橋のたもと
昔ながらの商店街にたたずんでいる
小さなベーカリーですが、店構えに反して
本格的なお味。

--

NHKのスペイン語講座で
キューバのラッパーであるテルマリー嬢の
インタビューを拝見することが出来ました。

【キューバ音楽は色々なジャンルの音楽を
取り込むのが得意なんだけど、何をやっても
’キューバ音楽’になるから不思議よね。】
みたいなことを語っておりましたが
全くその通りなんですね。

一例を挙げれば
度々本サイトでも話題になっております
映画「ミュージック・クバーナ」で
テルマリーもメンバーである、インタラクティボが
野外ライブをしているシーンがありまして
やっている音楽といえば
ちょっとしたファンクなんですよ。
音楽的にとりたてて新しいわけでも
なんでもないのです。
でも、彼らが演奏しているとものすごく
キューバ音楽的な揺れがあり、それが
フレッシュに感じるわけです。
なんでそういう魅力を醸しだせるのかを
突き詰めるのは面倒くさいんですが
ともかく、そのキューバっぽさを
慈しんでいる人は多いと思います。

ところで、
テルマリー嬢は、同番組内で
自分は典型的な夜型人間であり、創作活動に
没頭できるのもひらめきを得るのも
必ず夜間だ、と語っておりました。

すごーく、表れています。
彼女の音楽に。

(DJ KAZURU)
2006/12/03 
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 邁進、それ以外


桐野夏生の「グロテスク」
あまりの面白さに一気読み。




男性が読んだらひくかもしれませんが
この作家、大好きです。

--

今年はもうDJイベントもやらないだろうし
(しかし恐ろしいほどに人前に出ないですね、私)
じっくり、新しい音源と向かい合って
刺激的なリミックスを手中に収めるべく
こつこつと制作でもします。

夏のデラックス・イベントに来てくれた
旧友が
「数年前のDJとは確実に変化があって
向上していた」と
言ってくれたものですが
もう邁進しかないのです。

2年前の自分を思う時
「下手だったなー」と、正直思うわけですが
再来年に今を振り返ったときにも
同様の感想を持つためには
やはり、邁進しかないのです。

(DJ KAZURU)
2006/12/01 
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▼音の向こう側 2006年11月

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