DJ KAZURU
DJ KAZURU
音の向こう側
2007年7月
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
夏のワインサロン
31日(火)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
杉原支配人
29日(日)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
日本橋イヒフレー
28日(土)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
はまりましたか
27日(金)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
大好きなんだ
26日(木)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
面倒な生き物
25日(水)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今月のイベント風景
24日(火)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今年一番の盛会
23日(月)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
7月のヴィヴィッドな夜、そして神様のボート
20日(金)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
マルゴ
19日(木)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
C.M.新作
18日(水)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
先月も充実でした
17日(火)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
フォトセッション
15日(日)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
進まないわけがない
14日(土)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ポンチョ・サンチェス
13日(金)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ヴュー・パリ
12日(木)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
仙台
11日(水)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
somos lo maximo
10日(火)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
クレッソニエール
8日(日)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
自伝とか私小説とか
6日(金)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
リアル短歌
5日(木)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ヴァンピックル
3日(火)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
秘 密
2日(月)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
イベント報告
1日(日)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

音の向こう側 By DJ KAZURU

私はいかにして心配するのをやめてDJへの道を歩んだか

 
 夏のワインサロン

師匠のワインサロン。

シーズンごとに
代官山の和食器店にて開催されています。



今回は
夏ですので、冷やして飲む赤、がテーマ。
微発泡の赤・ランブルスコからコート・ド・カスティヨンまで
6種類を楽しみました。

ワインサロンといっても、マニアの集まりではないので
口に含んで吐き出し、メモを取るなんてことは致しません。
最後は酔っ払って、楽しくなってるだけ。



こうして師匠と飲んでは騒いでいると
私達、何年こんなことをやっているのだ。そして
いつまで続けるんだ。。。と思いますが
一生こんな調子なのかも! 開き直りかよ。

それにしても、この会は
「新宿二丁目婦人会」の方々が多いです。
だから何って訳じゃないけど。

photo by ayano

(DJ KAZURU)
2007/07/31 
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 杉原支配人


新宿クレッソニエール。

こちらの杉原支配人は
気が利く、を越えて素晴らしすぎ。
とても蒸し暑い日に行ったら、すうっと
キールロワイヤルが!



こういうことがあるから、たかがビストロでも
気が抜けない。。。レストランにて特別なサービスを
受けるには簡単なコツがあるのですが、それを
怠ることは出来ないわけです。



ランチ限定20食’トマトのファルシ’に
ありつけました。


昼時をだいぶ過ぎても、混み合う店内ですが
平日に限り、テーブルひとつだけは
常連である某ミュージシャンの為に
常にあけてあるそうです(彼がいない時は私が
座らせてもらってますが、何か? もし彼が来ちゃったら
一緒に食事すればいいことです。椅子は二つ有るんだし)。

杉原支配人とは、常連ミュージシャンの噂話(今週は
まだ来てないですねえ。。。コンサートのチケットくれるんですが
忙しいんだから行かれるわけがありませんよ・・・とか)にはじまり
レストランの敵はどのような客か、だの
ワインの仕入値段の問題点などについて盛り上がる。

コーヒーのおかわりが来る頃には、またもや
ショコラが差し出されて、恐縮至極。
千円札一枚でこんなに楽しめていいんでしょうか。

「とても素敵なワンピースを着てらっしゃる」

お見送りの言葉まで完璧です(だからといって
いい気になるほど私も若くないですので、ご安心を)。

この店はホスピタリティの欠片もない、そこがいい。

かの常連ミュージシャン氏は語りましたが、私にとっては
支配人の存在だけで、もう
ホスピタリティ満点なのですよね。
同じ店でもここまで感想が違うとちょっと面白いです。



これがその「特等席」からの風景。

(DJ KAZURU)
2007/07/29 
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 日本橋イヒフレー

こねくり回したお料理でないので
夏向きの店かと思いますね。

魚の印象が濃いレストランですが
今回、脂分の多い豚の部位を使用した
ローストをロケットとあわせたものが素晴らしく
肉に軍配があがりました。



信州の契約農家の野菜を
前菜でどっさり出してきますが
フランスの野菜の種を信州で栽培しているとか。

フランスでは日本の品種である野菜が
星付きシェフの間で流行ときいていますが
これって隣の芝生は青い現象??
どちらにしても、野菜好きの私としては
赤いラインの入ったかぶや、真っ黒な
皮の大根を食せること大歓迎です。



お魚料理ももちろん良かったです。
チーズリゾットを添えた、帆立のソテーなどなど
どれもハーブの香りを損なわないお皿。



ハーブティーが選べます
しかもこの膨大な種類の中から。

ローズとカモミールなどを数種取り合わせて。
これはハーブティーの概念が変わるくらい良かった。



デセールはもう一工夫欲しいけど。ま、これ
ランチなので(しかし、この店はディナーだと
最低ラインでもフルコース。前菜・メイン・デセールの
構成が許されないので、なかなか行きにくい)。

ここのサービスの方とはいつも話し込んでしまいますが
10年ほど前に、溜池で燦然と輝いていたレストラン
ポール・ボキューズ’ル・マエストロ’のことや
11月に発表される日本版ミシュランの下馬評など
あってもなくても生きるに困らないことを
話している時間というのは実に楽しい。
DJをしているときの次に
私が輝いている瞬間かも知れません。

(DJ KAZURU)
2007/07/28 
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 はまりましたか


店名は失念しましたが、伊勢丹地下にある
イタリアン・デリで売っている300円位の
なんとかかんとかフリットというのが美味。



我慢の効かない性格なので
即食べ。



生ハムが生地に挟まっているのですが
赤ワインのアテにもなるかと。

---

「KAZURUさんが教えてくれたアーティストに
はまっちゃいまして、彼の音楽も著作も楽しんでます。
あんなに素晴らしい人の存在を教えていただいて
有難う御座いました」

電話の向こうの興奮気味な声に
こちらまで嬉しくなりました。

正直、そんなアーティストの話を
会食の場で、彼にしたことすら忘れていた(その日は
ワイン飲みすぎで記憶が殆ど消えた)のですが
私のレコメンドが彼の人生をとても豊かにしたみたいで
気分のよいものです。

そして、しばし、そのアーティストについて
話し合ったりしたのですけど、TIM★CUBAの
お客様の中にもそういう方って存在してるのでしょうか。

例えば、TIM★CUBAのディスク・レビューをきっかけに
ある種の音楽に開眼したとかさ。
なんかそういう話って、又聞きみたいにして
耳には入る(某地方では当ディスク・レビューに挙げられた
盤を片っ端から繋いでいくことによって、DJイベントが
成立している、とか)のですが、直接ってことは
少ないのですよ。

多少こちらのやる気に影響すると思われるので
そのような素敵なエピソードが御座いましたら
本人にまで届けてほしいものです。

私も友人の紹介でレストラン訪問など
することがあるわけですが、こうした場合
報告は絶対です。
何かを享受した喜びは、導いてくれた方と
分け合うのがやはり良いようで。

(DJ KAZURU)
2007/07/27 
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 大好きなんだ


仙台に行った際に
名物である「ずんだ餅」をいただきましたけど
青臭さと甘味のバランスが私にはぴったりこなかった。



邪道かもしれませんが、断然
ずんだプリンのほうが口に合いました。



東京駅の大丸で
売っていることも知っているのですが、やはり
ご当地で食したいという気持ち。あるんですよね。

---

キューバ音楽に関係したことをしていると
どうも、ドラムやパーカッションの技術的なことが
他のジャンルに比べて
話題になりやすいようなのですが
私、リズム楽器の技術的高さってよく分からないんですよ。
上手いとかよりも、雰囲気で感じる方なので。

でも、好きなドラマーはいて
彼を好きな理由はだからして総合的なものです。

当然ながら叩くポイントが好き、
ふとした拍子の手首の曲がり具合が好き、
横マイクでコーラスしている
風情はセクシーだし、踊りも素敵。
彼は幼少期から「お神楽」を舞っていたので
その動きも思春期以降に体得した西洋的なものではなく
独創的かつ優美に動くのです。

当然彼は日本人です。
プロドラマーの中で世界では神様みたいな人から
底辺までいるとすれば、彼はきっとその中ほど辺りの
人かしら? と思いますけど私にとったら
彼が一番です。

とりたててハンサムでないところも良い。
朴訥とした文章をときたま書くところも
「気が付いたら手の骨が折れてた。どおりで
叩く時痛かった」とかいう
天然なところも全部!!!

・・・しかしこんなにラヴレター紛いの事
書けるのも、相手が有名人だからですね。
身近のちょっと気になる人にこれだけ告白できたら
世界平和に近づけそうな勢いです。

まあ私は身近な人にも、好きならば好き
と、口に出す方ではありますが(これがまた
いい具合に引かれることが多くて。。。
言われなれてないのですかね、それとも
美徳とかそういう問題でしょうか)。

(DJ KAZURU)
2007/07/26 
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 面倒な生き物

最近読んだ本



「I’m sorry,mama. 」
桐野 夏生

「青山娼館」
小池真理子

「オートフィクション」
金原 ひとみ


どれも暗い気持ちになるものばかりだわ。。。
好きだけど。
とくに「オートフィクション」。
ここまでとは言いませんが
私自身、周囲を疲弊させる
面倒くさい生き物だということが
ありますので、切実な気持ちで読んでしまいました。

---

ようやくNHK「知るを楽しむ」
姜尚中の「夏目漱石論」4回シリーズが終了しまして
火曜の10時台は裏番組の「プロフェッショナル」に
集中できると言うものです。
同じことを前クールの「マイルス・デイヴィス論」の
時にも書きましたが、なぜ私の視聴したい講座は
火曜放映なのでしょう。

それにしても姜尚中の語る「こゝろ」は良かったです。
功利的な人間関係は人を擦れからっしにする
ということをよくぞ言って下さいました。

(DJ KAZURU)
2007/07/25 
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 今月のイベント風景

ギャラリーコーナーで紹介しきれなかったものなど。



この女性は、群馬から来てくれたとか。


予告どおりに
早めに来て私の相手してくださった方が
いまして、今月はとても嬉しかったです。
議題は
「虫がついたらついたでいいじゃないか」
とかなんとか
そんなことでした。

お話が弾みすぎまして
一曲しかダンスは出来ませんでしたが
次回またお願いします!

他にも踊りたかったのに
果たせなかった方がいっぱいだったんですよね
(まあこれも「踊りたいのに相手が見当たらない」
ことに比べれば嬉しい悩みです)。



私は
「この人上手いなー」
とかいうことでは
余り感心することないのですが、カップルの
波長がすごくフィットしている様子を目撃すると
なんかいいなーって



思ったりしますね。

(DJ KAZURU)
2007/07/24 
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 今年一番の盛会


今月のイベントを終えまして
「今年一番の盛会でしたね」
というのが
team TIM★CUBA 一同の感想です。
DJ内容だけでなく、お客様のボルテージも
本当に凄かった。
まさにヴィヴィッドな夜だったではないですか!



DJについてはその場で感じていただくのが
一番なわけですが、少し説明させていただくと
今回は少しだけ考え方を変えて構成してみましたので
それが吉と出たと思っております。
新曲中心だったことも多少影響したでしょうか。

ともかく
イベントスタート時の電源アクシデントなど
どうでもいいと思えるくらい、美しい気持ちで
DJすることが出来ました。
すべては
お集まりいただいた皆様のおかげです。
来月もこのような盛会になることを期待しつつ
まずは、私も精進していくことを誓います。

---

ところでニカラグアに赴任していた
私の弟(血の繋がりはない)も帰国しまして
現地で共に働いていた
友人とともに顔をみせてくれました。



残念ながら
右で微笑んでいる爽やか青年の方ではなくて
左でアホ面しているのが弟です。。。

(DJ KAZURU)
2007/07/23 
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 7月のヴィヴィッドな夜、そして神様のボート


今月のイベント




---

江國香織「神様のボート」(しかし
私はこの小説を何度読んだだろう)


<言葉は危険なのだとママは言う。
言葉で心に触れられたと感じてしまったら
それはもう「アウト」なのだそうだ>

という一節があり
私はその箇所がとても好き。

そういうことって
本当に有ると知っている気がするし
何気ない一言が、大きな衝撃をもたらす
やられてしまった、という感覚は
まさに
「アウト」
としか言いようがない。

(DJ KAZURU)
2007/07/20 
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 マルゴ

新宿MARUGOに行ってみました。
最近よく見かける立ち飲み系です
(椅子も有るけど)。



赤白泡含めて10種類程度の
グラス売りがありますけど
殆どはビオ!

ちょっと飲むには最適な店なだけに
ビオでなければなーと思います。
あともう少し見合った値段設定を。



豚のテリーヌソースは柑橘系。



じゃこと青ネギのパスタ。

私の師匠曰く
この店は「高級そうなガサツって感じ」
なのですが、大阪経験のある私が思うに
これこそ東京風なんではないかなーと。

お洒落っぽい内装なのに(特徴としては
シャンデリアがいっぱいぶら下がっている。
ほの暗い。なんとなく赤っぽい)
庶民的なワインや料理。

大阪ではワイワイやるような立ち飲み店は
本当に安かっただけに比較すると厳しい。
いかに東京での「手持ち札」を増やすかが
課題となりつつある今日この頃。

--

7月21日(土)@六本木コパカバーナ

DJ KAZURUのイベント行います。
開場は一応20時半ですが、早めに
お越しいただいた方と、一緒に
踊ったりするのが最近の
ひそかな楽しみですので、私の
お相手してくださる奇特な方がいらっしゃいましたら
ぜひ。


詳細はinformationでご確認下さいますように。

(DJ KAZURU)
2007/07/19 
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 C.M.新作


CARLOS MANUEL はファースト・アルバムが
あまりに衝撃的だったため、それ以降はもう
なかったことのように思ってきましたが
新作を拝聴しまして、改めて
彼の魅力に気付いた次第。



良くも悪くもオリジナル・スタイルの
歌唱をする人ですからね。
何とかマナーとか、余り考えていない
気がしますし、サルサのボーカルは
斯く有るべきみたいなことも無頓着な感じが。

それになんといっても
彼はメロディアスな節にのって
酔っ払うのが得意じゃないですか
これを好む層というのは必ずや
存在しているはずですよ。

勿論この新作とて
個人的に気に入らない部分は沢山あるのですが
デジタルの世界というのは便利なものです。
気に入ったところだけ抽出しておきました。
そんなわけで私のイベントでのみ
カルロス・マヌエルのダンス・リミックスで
踊って楽しむことが可能です。

---

7月21日(土)@六本木コパカバーナ
【ダンス! ティンクーバ 2007】
DJ KAZURUのイベント行います。
私のDJは21時台から23時台
時間は短くとも濃密さにはちょっとした自信が。
詳細はinformationでご確認下さいますように。

(DJ KAZURU)
2007/07/18 
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 先月も充実でした

先月のイベント風景です。





で、今月は目前に迫っております

7月21日(土)@六本木コパカバーナにて
DJ KAZURUのイベント行います。

開場は一応20時半ですが、フライングされて
私とお話やダンスをお付き合いくださるという
方も大歓迎です。

詳細はinformationでご確認下さいますように。

(DJ KAZURU)
2007/07/17 
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 フォトセッション


自分の写真て殆どが
セルフポートレイトなので
誰かにシャッターを切っていただけるのは
珍しく、そして楽しい。





グランメゾンでやったら大顰蹙ですが
煙草吸い放題みたいなビストロだと
こんな写真撮ってても誰も何も言わない。



Photo by NAO

(DJ KAZURU)
2007/07/15 
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 進まないわけがない

最近出没率が高いのが新宿。
そして便利に使わせていただいてます
’クレッソニエール’。



人参のサラダに、豚と鳥のリエット

こうした何気ないお料理がいい。



仔羊のパイ包み(下は割ったところ)

ちょっと肉の匂い方が好みではなかったかなー。
基本的に包み物は好きなのですが。



ドメーヌ・ド・ジャック・ブラン '01

この店ですから
もっとランクを下げたボルドーでも
充分だったんじゃないか、と
あとで思ってもみましたけどつい。。。
「リストにはないですが
ランシュ・バージュのセカンドもありますよー」
と支配人に言われてしまった。
次回はそれを飲む羽目になるのでしょうか。



アプリコットのタルト。更にマール。

ちょっと飲みすぎた日でしたが
食事の相手は元CU.4(私のプロフィール欄を
ご参照ください)のメンバーだったのです。
酒も話も進まないわけがありません。

何年も顔をあわせていなかったのに
私の露悪的な態度への受け止め方すら
以前と変わらぬそつのなさ! こういう人が
いてくれたから、DJ KAZURUは心惑わすことなく
ラテンDJの道を走り出すことが出来たのでしょう。
そして、彼が言うことには
「DJ KAZURUはクラウドに支えられている」
ああ全くそのとおりなのです、対面して
礼を述べる機会にはなかなか恵まれませんが
私は私のクラウドに敬意を持っています。
侮れない耳の持ち主、感性の鋭い方々
何気ない素振りではあってもいつも其処に
いらっしゃること、私はちゃんと知っています。

(DJ KAZURU)
2007/07/14 
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 ポンチョ・サンチェス


ポンチョ・サンチェスのブルーノート公演



行ってはみましたが、やはり
新しさというものは何一つないのです。

飲みながら、食事しながら
真っ直ぐステージを向かずに
寛ぎながら、談笑しながら
聴くのでしたら
とても心地いいと思うのですが、とても
それが許される雰囲気ではないですしね。

個々のテクニックを楽しめるほど
パーカッションのことなど分かりませんし。

それにしても観客の殆どは
私と異なり、昂揚していた気がしました。

あそこに集っていた方々は
普段どのような音楽を聴いているのか分かりませんが
今回のステージを見る限り
若い人達が進んで聴くような類の
音楽ではなかったような。

何でもいいんですけれど
アグレッシヴなものが欲しいです。

ところで、みなさんはブルーノートに行くと
何を飲んでいますでしょうか。

凝ったカクテル類が
わんさかメニューに載っていますが
あれは美味しいのでしょうか。
リストを散々眺めた上で
ヴーヴ・クリコ。
と、
決まりきったオーダーしか出来ないのが私です
(しかしあれは体調によっては
酸が強く感じられることに最近気が付きました)。

(DJ KAZURU)
2007/07/13 
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 ヴュー・パリ


「これからさくっとパリに行ってきまーす」
というメールを拝受したその日、私が
訪問したのは新宿のヴュー・パリ。。。なんという
違いでしょうか。


冒頭のメールを下さったのは
ティンクーバの英国支部長なのですが
この人は私が大阪に行くのと同じ気軽さで
パリ、ミラノにお出かけしてますね。

まったく羨ましい限りです

心から羨んでいるわけではないのです
私も師匠(何度も言いますが、DJの師匠ではなく
ワインとか洒脱な生き方における師匠)と
新宿の街を楽しんでいます。




一応ここもフランス人が経営しているんですよ。
二ヶ月の休みが先週明けたばかりだという
ヴュー・パリはシェフがまだ休暇中という
真にフランス人らしい理由で前菜とデセールと
コーヒーはセルフサービスでした。



師匠曰く
早口のフランス語で話しかけてくるアルバイトが
いるとのことでしたが、ワインをオーダーすると
まさにそのバイト君が「コート・ドーブールのあんたが
注文したシャトーは品切れているから、
こっちのメドックにしてはどうか」
ということを容赦のないスピードでまくしたてるので
私には想像でしか話が分かりません。

「急にフランス語だからこの店は緊張する」
と、師匠も言いますが、彼はフランス語の先生なので
全く問題ないのです。
外国語になると途端に口調の変わる人は多いものですが
彼のフランス語は日本語を話すときの口調と
なんら変わることなくて、私を安心させます。

オーナー氏だけが私の持参した
関西のフレンチレストランが
網羅された雑誌に目をやり
「京都のガスパールは載っているか。私の
古い友人の店です」と
日本語で話しかけてくれました。



ランチの肉料理も魚料理も
見るべきものは特になく、ただただワインを
飲んで私達は秋に予定されている大阪旅行で
訪問するレストランについて話し合っていました。

食事を終えて向かったのは
歌舞伎町の酒屋です。
こういった店では間違った値段設定をされていることが
ままありまして、師匠は目ざとくそれを発見
私はポムロールの某シャトーをとっても
お安く買うことが出来ました。

ホストクラブの看板を横目に(師匠は、若かったなら
ホストになりたかったなどと嘯く)フルボトルを二本
ハーフを一本抱えて、次なる目的地の
伊勢丹地下へ。

リニューアル後のワイン売り場は、かつての
目玉であった伊勢丹だけが買い付けている品は
なくなってしまい、高いだけのショップになってしまったことが判明。
目と鼻の先の歌舞伎町信濃屋で3800円のものが5000円くらい
になっているという差があったようです。
しかしシャンパンの品揃えが秀逸です。
5000円以下でシャンパーニュが買えます。

ここまでくれば当然斜め向かいのbeで
私はパン・ド・ブールを買うのですが、この日は
何故だか、併設されたイートイン・コーナーに
腰を下ろしてしまい、メニューを見ると
アラン・デュカスの店で出しているシャンパンがありまして
再び飲んでしまいました。



beのパンは好きですがクロワッサンは
パリパリ感というかホロホロ感が全くなくて残念なのです。
それもあって
「タケウチのクロワッサンを一度食べて欲しい」と
師匠に力説していたところ、beの店長らしき男性が
「私は食べたことありますよ。勉強の為に
行きました」と仰る。

私が愛した大阪のブーランジェリー・タケウチ。
全国的に名が轟いているのですね。


東京に戻って三ヶ月あまり。
師匠とこんな風に過ごすことが少なくないようです。
互いに深刻な悩みがないわけではないのですが
顔をあわせている時は、核心に揺さぶりを
かけない習性みたいです。

何かの宗教のようにグラスを回しながら
所有者が変わってから見事になったシャトーのことや
日本で手頃な値段の無塩バターが手に入らない件について
話し合っている私達は、さぞ
能天気な人種に見えることでしょう。

(DJ KAZURU)
2007/07/12 
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 仙台

仙台に初めて行ったのですが
牛タン美味ですね。



伊達の牛タンというお店で戴きました。
まずはテールスープ。



牛タンのみならず
タンシチューも。




名産牡蠣のシーズンは外してますけど
鮨店も行きましたよ。
白身系のあっさりした
ネタが中心だった気がします。

レコード屋も回りましたが(何処に行っても
やることはレコ屋チェックと効率よく
地元の名品を食することですね。。。)
ジャズが比較的強いようで、ラテンは皆無。
こういう土地に暮らしていると
インターネットショッピングほど便利なものはないと
感じるのではないでしょうか。

仙台にはキューバの大物バンドも
来ているはずだけど、嘘みたいですね。

(DJ KAZURU)
2007/07/11 
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 somos lo maximo


真野倫太郎ソモロマキシモ
コンサートに行ってきました。



内容は来た人にしか分からないことに
したいので、書きませんが
こうして大所帯のバンドという形態に
接しますと、団体で在ることの
大変さが分かりますねえ。
私なんか子供のころから足並揃えることが
苦手だったから、バンドは絶対に無理。

まあ私のような生き方をしていると
大勢における面倒がない
その代わりに孤独ということはあります。

失敗も何もかも
全てこの身ひとつに引き受けるわけです。

日頃は当たり前なんで
考えませんが、団体さんを目の当たりにして
そんなことに思いを馳せてみました。

(DJ KAZURU)
2007/07/10 
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 クレッソニエール


大阪時代はひとりランチ番長でしたが
東京に戻ってきてからなんだか彷徨っております。



新宿クレッソニエールの千円ランチは
スープ、サラダ、メイン、デセール、コーヒーで
構成は申し分ないのですけど、一気にお盆にのって
サーブされてくるんですよ。。。
スープ飲んで、サラダを食べきってから
ゆっくりメインを食べたいのが人情ってものなのに
慌しすぎます。
カルトにしたほうがいいのね、きっと。



で、メインを食べ終わると
自分でカップをひっくりかえして
コーヒー注いでもらうのでこういう状態になります。



コーヒーのおかわりと共に
店名がプリントされたキャレを
支配人がそっとサービスしてくれました。

メインをグレードアップして
昼からオマール海老の赤ワインソース食べてたからでしょうか
(こういうことするとカルトと値段はなんら変わらないのです)。

それとも皆がランチワインをオーダーしている中
ひとり他のワイン飲んでたからでしょうか。


ここのランチワインは激安なのですが
けして飲んではいけないと思う。なぜなら
支配人が「カリフォルニアのワインですが
葡萄の種類は明かされていません」と
言っていたからだ!!!

カオールとシノンをグラスで売ってくれるから
それを飲むか若しくはボトルから選ぶのが正解でしょう。

結局支払った値段を考えると、千円ランチに来た意味が
なくなっておりました。
大阪レストランの有難みが身に沁みますね。。。

(DJ KAZURU)
2007/07/08 
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 自伝とか私小説とか


最近読んだ本



マルチェロ・マストロヤンニの自伝。

うっかりしてましたが、没後十年イベントを各地でやってます。
誰でもそういう時期があるかとは思いますが
私も学生時代、年間100本映画見ていた期間があり
中でもフェリーニが大好きでして、だからマストロヤンニも
私のスーパースターです。

フェリーニは最高。ワンダーランドですよ。
デートで見てはいけない映画だけど(その昔
君の好きな映画を見ようといわれたので、シャンテでやっていた
「8 2/1」にお連れしたところ、鑑賞後すぐに振られた経験有。
この名作を前に眠気を催したあなたが駄目なんじゃないの、と
悪態をついたところで後の祭りですね)。



岩井志麻子「私小説」

別にキューバ人との恋愛が
書かれているわけじゃないけど
周囲を見渡すと、経済格差のある外国人との
恋愛というのはカリブでもアジアでも
きっと同じなのねーということを
想像しながら読んでしまいました。
男がどんどん図に乗ってきてるくだりなんか
リアリティありました。

(DJ KAZURU)
2007/07/06 
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 リアル短歌


ワンズバーガー

白山通りに在るワンズバーガー。





アメリカーーーって感じの店内で
いただくハンバーガーも悪くないですが
フレンチフライのコーンチップス版みたいなのが
クリスピーで大変気に入りました。
ケチャップもしくはチーズのディップで。

2007年はちょっとしたハンバーガーの
ブームです。
二大巨頭のワンズとファイアーがどちらも
文京区内に居を構えているのが興味深く。

---

枡野浩一って
面白い短歌作る人だよ。



徳間書房のフリーペーパー
「本とも」では
自身が過去に発表した短歌をモチーフに
短いストーリーを書いているのですが、これもまた
良いのです。

男が書いたとは思えないなー。
書店のレジ脇などで入手可能なので
読んでみて。

ちなみに元短歌は

「毎日のように メールは来るけれど
あなた以外の 人からである」

というものです。
代表作ですね。

彼のお弟子さんの
佐藤真由美もリアル短歌でいいです。

「マスカラが くずれぬように泣いている
女を 二十五年もやれば」

っていうのがツボでした。

(DJ KAZURU)
2007/07/05 
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 ヴァンピックル


時にはシンプルでがっつりしたものを
戴きたくなる、ということで
丸の内ヴァンピックル。

珍しくステックフリットなんか食べました。



あとはハムとグリュイエールチーズを合わせた
そば粉のガレットでもうお腹いっぱい。

この店はオザミ・デュ・ヴァン系列と思われます。
ゆえにグラスワインが豊富な種類の中から
選べますよ、赤だけで10種類くらい、私の訪問時には
ボルドーも2種ありました。

いつあけたかどうか得体の知れないグラスワインなど
飲まん!! 

と、
言い切れたら本当に素敵だと思いますが
連れが下戸であるとか、たったひとりであるとか
様々な状況があるわけですから、やはり
こうした店も必要なのです。



これってラス・カースのサードということで
いいのでしょうか。
サンジュリアンだなーって感じがとてもしたので
満足です。



カウンター席からは
調理風景が見えて楽しい。
基本的に私は肉を赤ワインで流し込むような
食事が好きなのだと思います。

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先日のイベントは7周年ということもあって
お祝いの言葉をかけて下さる方、プレゼントを
持ってきてくださった方などいらっしゃいまして
感謝の思いでいっぱいなわけですが、
DJを楽しみに来て下さる、そのことだけでもう
私は充分に嬉しいのです。

7周年ということを言い立てていたのは
ほかならぬ私なわけですけれど
お気遣いなどなさらずに、また次回も
お顔を拝見させてください、皆様の
音に紛れて、たゆたう姿。
これこそ私にとっては、何よりのご馳走です。

(DJ KAZURU)
2007/07/03 
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 秘 密


本日の一本

ムーリスのch.ブーケラン 1996



しかし流石に白へ転向しようかと
思わざるを得ない季節です。

日本の夏はフレンチをいただくには
微妙すぎる気候なことですし。

京都で鱧か何かいただきたい。

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先月のイベントではDJブースに
張り付いて凝視されたり(あれは自分が
デパートの催事場かどこかで手打ち麺の実演している
職人にでもなったかと錯覚させますね)、中まで
入ってきてジーっと手元を見る、といった
行為に出る人が後を立ちませんでしたが
あれは何なのだろう。

私はパフォーマンスDJではないので
現場でやることは、曲を繋いでいるだけ(多少の
音バランス調整、ピッチ変動はそりゃしますが)ですよ。
リミックスは全て自宅で終了しております(この労力の
大きさと言ったら!)、ゆえに
見てても面白くはないでしょうし、何せ出ている音の9割と
手元は連動してません。

でもさー、昔クラブでDJブースに鈴なりになっている
男の子達、って光景ありましたよねー。

アナログ使ってるDJだったらそれも勉強に
なったのでしょうが、私の見てても
何の役にも立ちませんよ。

秘密は分からないのだから
フロアで踊り狂っている方がきっと楽しいのではないかな。

(DJ KAZURU)
2007/07/02 
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 イベント報告


おかげさまで七周年の節目となる
ティンクーバのイベントも終了しました。



お集まり下さいました皆様には感謝申し上げます。

次回は意外とすぐなのですけどね、今月21日です。

(DJ KAZURU)
2007/07/01 
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▼音の向こう側 2007年6月

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