DJ KAZURU
DJ KAZURU
音の向こう側
2008年1月
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
オ・デリス・ド本郷
31日(木)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
助手公募
30日(水)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
お仕立て直し
29日(火)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
間違いなく情緒と興奮に満ちて
28日(月)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2008年最初の情緒と興奮
25日(金)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
LEONEは定番化しそう
24日(木)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あなたはエイリアン
23日(水)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
内田百閨u御馳走帖」
22日(火)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
team TIM★CUBA新年会
21日(月)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
レジドア
19日(土)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
UAが素晴らしすぎる件について
18日(金)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「ラテンクラブを楽しむ50の方法」
17日(木)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
渋谷ガラ
15日(火)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
真野倫太郎君とレグリーズ
12日(土)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
COOL STRUTTIN'
11日(金)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
職人が好き
10日(木)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
こうやってとれた口紅は
9日(水)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「秘事」
8日(火)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ブリッコラ
6日(日)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
挑戦的継続
3日(木)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
謹賀新年
1日(火)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

音の向こう側 By DJ KAZURU

私はいかにして心配するのをやめてDJへの道を歩んだか

 
 オ・デリス・ド本郷

このところ師匠(DJのではなく以下略)の
心遣いが身に沁みます。

お互い仕事の共通点はないのですが
彼の言葉が何故か
DJすることへのモチベーションを高めることに
気がつきました。
これも愛情でしょうか。

さすがは私が
偽装結婚してもいい、とまで
思った人です(しなくて大正解でしたけど)。

---

オ・デリス・ド本郷
ランチに行ってみました。



小松菜とベーコンの
なめらかキッシュ



蟹肉と蟹のジュレをスープ仕立て
これが最も繊細な料理だったと思われます。
シャンパンをつければ
昼の前菜にはぴったり。
で、下はこのルックスながらブーダンノワール。



ワインはリリアン・ラドゥイの1998。
自分はサンテステフが一番好きなのではないかと
改めて思いました。



あっさりした味わいの
豚ロースト。



ジビエで赤ワインソースで…つまりは
最も好きなタイプの料理です
蝦夷鹿のパイサンド。



陶器の人形を入れて焼く
ガレット・デ・ロワがデセールだったのですが
なあんと当たってしまいました。

これから一年
素晴らしいことがいっぱいなのは間違いなし。
マカロンは当選者へのお土産だそうです。



シトロンのマカロンに
グレープフルーツのピール(激旨)で
エスプレッソを戴いて、コース終了です。

初訪問の感想としては
味はどれも良かったですけど
テーブルセットや内装からイメージされる
上品な雰囲気を押し通すのなら料理も
サービスももう少し繊細にすべきかなあ、と。
ポーションはがっつりなので
ちょっとバランスが取れていない気はしました。

しかし悪いということではありません。
本郷三丁目の駅前にこんな店が登場するなんて
数年前には考えもつかなかったことですし
地元への貢献度は高いに決まっています。

階下はキャフェになっており、コーヒーが
立ち飲み価格なのかどうかは不明ですが
200円で飲めるらしいです。
隣で営業しているドトールとしては
どうしたものかという感じでしょうね。

(DJ KAZURU)
2008/01/31 
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 助手公募


先日のイベントの画像を
ギャラリーコーナーで見ていただけますが
全ては紹介し切れないので、こちらでも
貼っておきます。



私の姿など邪魔なだけなのですが
こちらのレディがシャイな方で
「一緒なら・・」と
撮影に応じて下さったのでこうなってしまいました。
次回はぜひ単体の撮影をお願いしたいものです。


DJの方法論についてですが
私の考え方、テクニックについて
ご質問が寄せられるのは
皆様がしっかりと聴いて下さっている証と
受け取っております、感謝すべきことです。

しかし、これをご説明差し上げるというのは
難しいことですので全て割愛(!!)
メエルでのご質問にもお答えしかねますことを
此処を以って表明させて戴きます。

唯、私は
「DJとはフロアの奴隷でもなければ
神でもない」
そのことを痛感しています(こんな
精神論ではお答えに相当しないでしょうか)。

弟子入り希望の方(何といらっしゃるのですね
しかも複数ですよ)には
私が敬愛する(しかし一面識もない)
木村コウ様のお言葉

「弟子入りなんてしないほうがいい
一生その人に頭が上がらなくなるから」

をもって返答とさせて頂きます。

けれど
そのコウ様も、助手を公募したことはありまして
私も助手くらいなら採用する可能性も
「ないことはない」かなあ、と。

その際、採用の条件はコウ様と
同じにする予定です、即ち

「家に来てレコードの整理をしてくれて
ついでに掃除もしてくれるような綺麗な女性
だったらいいなあ」

というようなことを
コウさまが仰ってますので、私なら

「家に来てレコードの整理をしてくれて
ついでにレストランで美味しいワインを
選んでくれるようなイケメンだったらいいなあ」

そんなところでしょうか。

しかし
私は自宅のレコード整理はもう出来ていますので
お越しいただく必要はないのです
となると

「レストランで完璧なエスコートをしてくれる
イケメン」


条件として残ることになりますが、果たして
これを「助手」と呼べるのかどうかは
疑問なところであります。

(DJ KAZURU)
2008/01/30 
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 お仕立て直し


私のDJについてですが
全曲がオリジナルのリミックスであることは
何度も申し上げております。
ブースに曲名のご質問にいらっしゃる方には
情報を開示していますけれど、あくまで
私の元ネタを教えて差し上げているだけで
フロアで流れている音楽そのものは
どこにも売ってません
そこのところご了承ください。

こんなことをわざわざ言うのも
「買ってみたけど気に入りの曲はなかった」
と仰る方が
ごく稀にいるからなのですね。
曲というのはテンポが少し変化しただけでも
印象が変わるものですし
元の曲とリミックスは明らかに同じ楽曲ですが
色というかイメージというか
はたまたグッと来る部分があるか否かみたいになると
大分変わっていることがあると思います。

ですから私はメモを片手にショップへ走るよりも
来月もまたイベントに来たらいいんじゃないかな、と
言うことになってしまうわけです。

気持ちよく踊れる様に
お仕立て直しをして差し上げています。
身ひとつで踊りに来たほうが
効率いいじゃないですか。

さて、新宿クレッソニエール。

「ランチに来るなんてお珍しい」

出迎え早々言われましたが、そうかしら。
夜昼の境なくワインをあけているので
ランチに来ているイメージが薄いだけなのでは。



スープがグリンピースでした。
キャロット、パンプキン、色々有りますけど
これが一番好みかも。

このところ杉原支配人が大層お悩みで
出されるままキールだロゼ(自分じゃ
絶対オーダーしない飲み物)だと飲みつつ
お話を伺っていたら長居してしまいました。

もう仲良くなってきてしまっているので
心底同情してしまいます。

DJのように孤独に乗り切るしかない
業種ならではの悩みもありますが
チーム運営の悩みというのは
自分の思いや能力だけでは
如何ともし難い面があるわけで、大変ですね。

そんな訳ですっかり憂い顔の
杉原氏だったわけですが、一瞬にして
客のテンションを上げる
いつものリップ・サービスは健在でしたので
まだまだ大丈夫という感じではあります。
そもそも聡明な方ですし。



余談ですが
この店はランチについてくるパンプディングが
売り切れになると、ムース・オ・ショコラに
なるんですよ。

遅く来たほうが得ってことですね。

(DJ KAZURU)
2008/01/29 
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 間違いなく情緒と興奮に満ちて


2008年最初の情緒と興奮
つまりは
Dance TIM★CUBAイベントを終えまして
まずは
お集まりくださった皆様方に
感謝で御座います。



私もDJとして確実に一つ歩を進めたと
感じることの出来た一夜でした。
明らかにそれまでと違う面が見受けられたと
多くの方からご指摘も受けました。
どんなに努力をしても停滞、そんな時もあるのに
ふっと階段を上れる時もあるということでしょうか。
技術においても
方法論においても。

今回約2時間の
プレイリストの折り返し地点に到った頃
時間で申し上げますと22時半を回った頃でしょうか
フロアにぎゅうぎゅうづめになった
皆様のダンスが余りにも私の提示する音楽と
溶け込んでおり、目からも耳からも
否応なしに飛び込んで来る
その尋常ならざるグルーヴの渦に
私自身が常軌を逸しまして
ここで号泣するか、嘔吐するか、転倒するかを
してしまうのではないかと本気で思いました。
笑顔を何とか保って最後までDJを
全う出来たのが奇跡のような気持ちです。

さて
事前にアナウンスいたしました
ロッカーの件ですが、予想を大幅に前倒しまして
21時05分には「ひとつも空いていない」有様でした。
荷物を安全な空間に収められなかった皆様方には
申し訳なかったですが
21時前に既に多くの腕自慢とでも申しましょうか
ダンスの「強者ども」が集っていた状況でしたので
致し方なし、と、ご納得くださいます様に(ここから
得られる教訓は「とにかく早く来ること、さすれば
ロッカーの確保も出来るしダンスの上手な方と
思う存分踊れる」ということです)。


私も早々に
素敵な男性とフロアを駆け抜けておりました。



お集まりになっていた女性陣には
しなやかに踊られる方、セクシーな装いの方
つまりは
魅力的な方がいっぱい居りましたのに、そこで
敢えて私に手を差し伸べてくださるという
そのお気遣いが実に紳士。

(DJ KAZURU)
2008/01/28 
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 2008年最初の情緒と興奮

2008年最初のDance TIM★CUBA



1月26日(土曜日) 20:30―
六本木コパカバーナにて行います。

詳細はinformation欄にて
ご確認下さいますよう。

私がDJのベースとして扱っている
キューバ音楽というのは
どちらかと言えば
明るいですとか、陽気、というように
解釈されていることが多いのですが
特にそうも思っておりません。
何というかそれはほんの側面でしかないわけで
結構色々なものを感じて取れる
面白いダンス・ミュージックです。

その綯交ぜ具合も含めて
フライヤー等々にて「混紡音楽」と
表現しているわけですが、特に私が
痺れるなあ、と思うところは
疾走しつつも胸を打つ
みたいな感情に
しばしばさせてくれるところでしょうか。
一見、違うものが交差していることに
惹かれるのです、情緒と興奮とか。

自分のリミックスでも
その点は大いに強調されている気がしますので
何処が聴き所かと言われれば
そのあたりです。

勿論、大勢のクラウドの中には
DJの講釈などどうでもよく、それどころか
如何にナンパを成功させるか、の為だけにフロアを
暗躍されている方もいらっしゃるかとは思いますが
それはそれで「とても素敵」。





(DJ KAZURU)

2008/01/25 
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 LEONEは定番化しそう


イタリアワインに見当が付き始めました(とはいえ
殆ど何も判っていない。地雷を踏まない程度の知恵)ので
集中して足を運んでおります「ブリッコラ」。

私が東京に戻ってきたのと
ほぼ同時にオープンしたトラットリアですので
「3月で1周年なんですよ」と
言われて、私も大阪を離れて一年近くが
経とうとしているのだなあと、と思い至ります。



越前蟹と冬野菜のテリーヌ
これはごく軽いスプマンテで戴きます。



伊勢海老のキタッラ、トマトソース
ここからは
「これ飲んでりゃ間違いないだろう」のPACINA。
実際これをあけているテーブル多し。



馬肉と牛肉の煮込み
非常に良い展開。付け合せの根セロリが
苦味野菜好きの私を喜ばせます。



OLMETTO 2003 Bellaria
煙草や草の香りを楽しめて、かつ
タンニンしっかりなのが気に入りました。
ロンバルディア州・バルベラ



同クラスのLeo Ripanus 2003
こちらはストレートにタンニンを味わうタイプ。
マルケ州・モンテプルチアーノ×カベルネソービニヨン


今回は肉よりパスタを食べたかったので
ニョッキにトライ。



4種のチーズソースのニョッキ
割にさらりとした一皿。キタッラ然り
手打ちパスタが実に良い!



海鮮フリット



ドルチェはアフォガードに
オレンジ風味のクレーム・ブリュレ。
レベル高し。



食後酒には、レモンチェッロではない
レモンのリキュールと
アプリコットの蒸留酒を。



LEONE特にいいなあ。定番化しそう。

ワインの選択も料理の流れも
前回より格段にいい感じで満足。
強く、甘いお酒でディナーを締めくくるのが
矢張り好き。

--

1月26日(土)@コパカバーナ
詳細はinformation欄にてご確認戴きたいのですが
六本木でDJ致します。

「見境もなくフロアを駆け抜ける幻惑リミックス」

勿論主役はあなたですので
あなたが来て下さらないと始まりません。

(DJ KAZURU)
2008/01/24 
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 あなたはエイリアン


師匠(DJのではなく以下略)と
表参道デート。



また来てしまいました
ヒルズ内Bisty’s。
罠は多いのですが、それに引っかかりさえしなければ
それなりに楽しめるグラス売りのワインバー。



飲んだのはこの3種。
贅沢な気分になれるのでやっぱり
レオヴィル・ポワフィレが好きと感じてしまう。



・Leoville Poyfere ‘04
・Ch.Petiti Gravet ‘96
・Ch.Cheret-pitres ‘04



ワインを並べ立てて
何時もの如く与太話ですが
師匠のメンズ分析は流石に鋭く
「成程。そうだったのかー」
と、膝を打つことしばしば。

「彼にとって
あなたはエイリアンだから」

という発言が出たのですが
それって、私とどう接していいか
途惑わせているということなんでしょうか。

そんなに風変わりな人間では
ないつもりなんですけどねえ(でも
ちょっと納得してしまった)。

---

ワイングラスはどっちの方向に
回すのが正解なのかという質問が
大勢が集う飲み会になると必ず出るのですが
グラスを握って
人差し指が示す方向に回せばいいんですよ
右手でも左手でも。
で、別に回さなくてもいいし
逆方向に回したければそれでも構いません
自由にしませんか、そんなこと。

我々のチームが
バカみたいにグラスを回しているのは
変な宗教みたいなものなんで
放っておいてやってください。
水でもつい回してますけど
その辺も含めて自由、自由にやりましょう。

そんな調子でレストランで笑われなーい?
という意地の悪い質問が来そうですが
ワイングラスの扱い以前に
ぎょっとされるポイントだらけですから。
笑われることを恐れる純情などありません。

閉店後に
「いやー、あの客凄かったなー」
って話題になる位の印象を残してこないと
レストランなんてつまんないですよ。

勿論、場の雰囲気にもよりますが
そつなく優雅にやるだけじゃ
いまひとつですね。

--

さて、土曜の夜は私のDJを愉しみに
六本木へいらして下さいますように。

全曲私の手によるオリジナル
ダンスリミックスです。
ぼおっとする暇はきっとありません。

1月26日20時半スタート。
@コパカバーナ六本木。

寒くて外出が億劫、と思っても
会場に入って頂ければ3分で半袖OKの
体感温度になりますので問題ありません。

到着早々踊り出せばものの1分です。

御自宅では暖房をフル稼働させていると
思いますが、私のDJイベント会場では
クーラーが最大限に稼働です。

(DJ KAZURU)
2008/01/23 
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 内田百閨u御馳走帖」


こんなグルメブログが現代にあったら
ものすごいヒット数を叩き出すのではないでしょうか。



内田百
「御馳走帖」

これが戦後すぐ、食料など豊かには無い頃に
刊行されたのですから
いやはや恐れ入ります。

食、酒、タバコについての自由さといったら
ありえない感じですよ。

この頃の日本語表記もよくて
BARはバアだし
バターをバタ、と表記されるとなぜだか
粋な気になります。

「おからでシャムパン」
の項なんて、最初ジャムパンのミスかと
思いましたけど、シャンパーニュのことなんですよ。

安価なおからに高価なレモンを搾って
アテにする、そんな話で始まるのですが
とても良い組み合わせのように思います。

「シャムパンは高い。
高いからさうする張り合ひがある」

だなんて
2008年に私が発言したところで
何の違和感も無いコメントではないですか。

そして和製シャムパンが
「大変うまい」
とも書かれております。

「何だ和製か、と馬鹿にしてはいけない。
税関を通らないから本場のよりは安いが
安いと云っても矢っ張り高い。
いくらおからをこぼさぬ様意を用ゐてゐると
誰も、かうしげしげとシャムパンが顔を出しては
長者にはなりにくい」

・・・本当に現在と同じで
身に抓まされます。

--

1月26日(土) 20時から
六本木コパカバーナにてDJ致します。

前回、エレベーターの混雑に苛々しないためには
早く来ればいいのです、とアナウンスしておいたところ
素晴らしいことに、集まりが格段に早くなりまして
9時半にはフロアが爆発していました。

どうせ同じ料金を払うのですから
私のDJをフルに味わったほうが良いに決まってるわけで
賢い選択なんですよ。

そして早めの入場のメリットとしては
ロッカールームを使用できるということもあります。

冬場は深刻な問題ですね。

コパカバーナのロッカーは勿論数に限りがありますが
大切なコートに酒を零されるというアクシデントを
回避するためにも、どうぞ早くお越しになり
ロッカーをキープなさって、コートもバッグも
収められて下さいませ。

財布だ何だと
手荷物がどうしてもゼロにならない方もお見かけしますけれど
女性ならば千円札をブラの間にでも
挟んでおけば済む事ではないでしょうか。
携帯電話も要らないと思いますけどね。
気に入った男の子とのアドレス交換には
名刺を推奨します(勿論夜遊び用の)。

(DJ KAZURU)
2008/01/22 
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 team TIM★CUBA新年会


遅まきながらteam TIM★CUBA新年会。

レストランの個室でもキープしたら
いいようなものですが
「佳き音と共に」というのが欠かせませんので
メンバー宅での開催が恒例となっております。



扇谷の卵焼きをはじめ
こだわりの名産品を並べ立て、それに劣らぬ
音楽の提出を各自がしてゆくわけです。

チーム随一のワールド・ミュージック通の
I -pod 選曲などもあるわけですから
どんな「音にウルサイ」店とて敵いません。

ブラジルのカーニバル映像を
拝見したりもしました。
現地でこれを体験してきたメンバーも居りました故。



グランドピアノを山車に乗せての
演奏、すごく楽しかった。

キューバ音楽は、すでに全員が精通してますので
ほぼ披露の対象にはならないあたりも
我がチームならでは。

流れる映像や音楽に比べたら
「そこそこの」
ということになってしまうかも知れませんが
ワインはこんな感じ。



Ch.de Lamarque ‘99
Petit Renouil ‘99
Ch. St. Dominique ‘03

大人数の集いに際し、塩分の調節は必須。
卓上にボリビアの塩、ハーブ・ミックスなども
取り揃えてみました。



まあ、なんですね。

かなりオタクっぽい会であったかも知れません。



ケーキを作ってきた男子がいたというのも
なんかteam TIM★CUBAぽいな。

(DJ KAZURU)
2008/01/21 
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 レジドア


師匠(DJではなくワインとか
洒脱な生き方における)と外苑前でランチ・デート



師匠と私。
どんだけ仲良しなのかと思いますね
レストランの新店チェックと称して
会食するも、常に
赤裸々な話題が繰り広げられるので
食事どころじゃないこともしばしばです。

我々はお皿を前に
批評家宜しくだらだらコメントを
つけることはしませんで、一口二口味わって
ざっとケチとか甲乙をつけたら
後は隣の席の方が
耳を塞ぎたくなるような会話に突入ですから。



昨年オープンした「レジドア」。
いきなり結論ですが、良かったです。
ランチについては
改善点がないとは言いませんが、料理も
ワインも価格も雰囲気も納得。



Ch.Bardineau 1998

このグラス立派だわ。。。グラスのお陰で
格段にワインが良く感じられます。丁度
飲み頃を迎えていたこともあるのでしょうが
相当コスパに優れているということになるでしょう。



鮮魚と帆立のポワレ×ミネストローネ



豚肩肉×シュークルート



林檎のコンポート×クレームブリュレアニス風味

批評性の話題になったのですが
日本人は褒める批評、フランス人は
けなす批評性を持った文化なんだよねー、と
師匠は仰るわけです。

本当に日本ですと、けなす批評をした途端に
怒られちゃったりしますからね。
ペイして、見たり聴いたり味わったりしたものを
思うままにけなしたところで何が悪いのかと
いうことなんですよ。

そういった意味ではフランスのほうが
健全な在り様なんだと思われます。
とりあえず褒めることを
礼儀と混同するのはとても宜しくない。

(DJ KAZURU)
2008/01/19 
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 UAが素晴らしすぎる件について


なんで今まで
きちんと聴く機会がなかったのだろうか
と、思うくらい素晴らしかったです。



吸引力とか飛び越えて
神がかった表現、歌の鋭さ。

参ったことに
昨年12月、私がオーチャードホールで
鑑賞した際にばっさり斬って捨てた
サックス奏者も彼女のバックで
やっている演奏はいいんですよ、とても良かった。

日本人の演奏を
普段全く聴かない訳でもない筈ですが
たまにこうした歌や演奏に出くわすと
灯台下暗し、みたいな気持ちになりますね。

日本で活動している人とは
言い難いかもしれませんが、最近
拝見、拝聴したものの中では
矢野顕子と上原ひろみの
デュオ・コンサートもかなりのものでした。
上原ひろみは逸材認定です。
確固たる彼女の音楽がありますので
自由極まりない矢野顕子と向かい合っても
全く問題なく
豊かに、その音楽性を見せ付けておりました。

(DJ KAZURU)
2008/01/18 
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 「ラテンクラブを楽しむ50の方法」

この本が私のチーム(音楽ではなくワイン系の)で
流行中ですが、いやー
辛辣で参りました。



「レストランで最高の
もてなしを受けるための50のレッスン」

著者名に覚えがあったのですが
これはBRUTUS誌で衝撃を与えた
元・覆面レストラン評論家の
シモンさんではないですか、あれって10年以上も
前なのねえ、購入した記憶がありますよ。

「レストランをどう予約するか。
か細い声や自信のない声は絶対に出してはならない。
(どれほど言っても言い足らないが)この社会は、相当な男社会
華々しいプチブルの世界であり、いまだ1940年代の
マッチョな世界なのだ」

「レストランに入るにはコツがある。
深呼吸をして、心を落ち着け、うろたえてはならない。
レストランが客にプレッシャーをかけてくるのは
殆どこの瞬間なんだから」

「たいへんだ。注意事項がもうこんなにもある。
予約に駐車、クローク。。。テーブルに辿り着いたときには
くたくたに疲れているに違いない。だがこれからが本番
(中略)しらみつぶしに
レストランのテーブル席をチェックすると、良い席の数は
けっこう少ないことが分かる。というのも
レストランのテーブル席の半分は
全く何の価値もないからだ」


とまあこんな調子ですね。
正論がとことんシニカルに書かれています。
どこを読んでも大笑い。

レストランに興味のない方には
なぜ、食事ごときで(しかも金を払うのは
こっちなのに)そこまで臨戦態勢にならなくては
いけないのか、と思うでしょうが
レストラン、特にフレンチは食事というよりも
レジャーですから。
攻略、という考え方もありでしょう。

誰か真似して
「ラテンクラブを楽しむ50の方法」
でも執筆したら六本木の路上にて
300部くらいは売れると思いますよ。

「クラビング前の食事は軽いものにとどめておくこと
ラーメンなど口臭を隠しがたいものを食してはならない」

とか

「効率よくダンスに誘われたいなら、バーカウンターで
異性の友人との会話に没頭してはならない」

などということが
つらつら書いてあったら面白いかもよ。
私はこれ以上思いつきませんが
週末毎に六本木を徘徊されている
方でしたら50のコツなど
あっという間に枚挙されるのではないでしょうか。

(DJ KAZURU)
2008/01/17 
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 渋谷ガラ

渋谷のパルコ裏にひっそり佇む
田舎料理屋ガラ。



このエリアでカウンタービストロは
皆無かと思っていたら、あるのですねえ
しかもランチのプリフィクスは格安です。

メニューにパスタがあるのが謎でしたが
幅広く欧風田舎料理、ってことでしょうか。



玉葱のキッシュ



黒豚の蒸し焼きノルマンディー風



ワインもキャフェのグラスでなく
そこそこの高さのある薄手のもので
サーヴされるので、好感持てました。



タルト・ポワール



私が感心したのは、エスプレッソが
サービスで組み込まれていることです。
やはりシメにエスプレッソ欲しいですもんね。
渋谷において
便利なレストランではないですか。

全部で1500円くらいでしたよ。



渋谷といえば
レコ屋のメッカですけれど、一応私も
流すわけですよ、このレストランから程近い
ダンス・ミュージック・レコードとかを。

私の街着というのは、到ってコンサバですから
こういうレコ屋を廻っていますとね、場から
明らかに浮きます。
もう

「いやー、マダムが紛れ込んできちゃったなー」

って感じ以外の何物でもないんですよ。

店員さんとか変な目で見ますし。
うちに用無いだろうよ、みたいな。

DJやっているなんて
とても言えないですね、言う必要もないけど。

黙って
視聴機として据えられている
CD-Jを、ものすっごい
手馴れた勢いで操作してみたりすると
これまた注目を浴びたりして
可笑しいです。

(DJ KAZURU)
2008/01/15 
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 真野倫太郎君とレグリーズ

真野倫太郎君とビストロデート



私はクレッソニエールのMENUにほぼ無関心なので
食事はいつも同行者に選んで頂いておりますが
人によって思いもかけないお皿を発見してもらえるので
そのほうが楽しいのです。




「ゆで卵のディジョン風」
なんてあったのかー、みたいな。



蟹のパスタグラタンにキャロット・ラペ



先月から入ったというムルソーも味見しておきました。
私はリストの中で真っ先にこれが目に入ったけど
この店でこれが売れるのだろうか、という疑問は生じます。



オマール



仔羊のパイ包み赤ワインソース



予め、電話で
「今度はレグリーズですから」
と、申し渡されていたものの
ドメーヌ・ド・レグリーズ1997が出てくるとは
思っておりませんでした(レグリーズといったって
色々有るし、セカンドか何かだろうと)ので
見た瞬間「うわー。お幾らかしら・・・」と
いうことが頭をよぎりましたが、明細を見て再度びっくり
杉原支配人、なんていい人なんだろう。

ワインの価格にも感激ですが
このところ気の利かないメンズに
苛々することが続きましたので、ギャルソンの
お手本のような杉原氏の佇まいには
ほっとさせられます。
クレッソニエールの評判として
サービスが素っ気無い
ということをよく耳にするのですが、全く分からないですね。
化粧直しから戻ってくれば
椅子引いてナフキンをそっとかけ直してくれるような
サービスをこのクラスの店でやるというのは
素晴らしいと思いますが。

ドメーヌ・ド・レグリーズは今年
4月25日のこのコラム欄にも1990を飲んだとありますね。

ヴィンテージからしてそれには及びませんが
97とはいえレグリーズですから。
満足です。
もしかしたら、飲むべきタイミングが
今ではないのかも。という気もしますが
落ち着きを楽しめるいいワインです。

食後は勿論シャルテリューズ×ブランデー
フロマージュ。



これが大好き。
シャルテリューズだけでは駄目で、カクテルに
して戴きませんとね、矢張り。

飲みつつもサルサ業界のお話などを
伺う事も出来ました。
いかに自分がこの業界内の
社交を怠っているかが露呈した次第。
しかし
交流が乏しいからといって
不都合が生じているといったことはね
何一つないのですよ。

(DJ KAZURU)
2008/01/12 
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 COOL STRUTTIN'


ジャズのスタンダードをこのところ
ざーっと聴きかえしていまして(2月の
イベントフライヤーはその影響丸出しで
やってみたり)やはり
名盤と称されているものはそれなりっていうか
それなり以上なので、何かの拍子に聴くたびに
いいな、っていう感想を持ちます。

気分は高校生(吉祥寺FUNKYに
入り浸っていた頃)に逆戻り。

しかし
ジャズを好んで聴いているという方に
クール・ストラッティンの話をもちかけたら
服のブランドだと思っていたのには驚愕致しました。



普通こっちでしょうよ。

そのブランドは確かに実在しているみたいですが
ソニー・クラークにあやかってつけた
ブランド名なんでしょ?

これはジャケットも有名だし
ジャズに興味を抱いたらまず最初に
手に取る10枚に数えられるような作品だと思うのですが
よくこれを素通りしてジャズ聴いてるよなあ、と。
ちょっと不可思議な感じ。

(DJ KAZURU)
2008/01/11 
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 職人が好き

またこの番組の話題かと
お思いかもしれませんが
NHK「プロフェッショナル」小野二郎氏の
回は興味深かったです。


すきやばし次郎の小野氏
寿司を握っている間殆ど
声を発しないので、愛想が悪いと言われるそうですが

「無愛想でも握りの美味しいほうがいい
そう思うから」

ですとか

「道具は‘綺麗事’でないと」

とかしみじみと誠実な言葉が語られていました。

ミシュラン三ツ星の獲得を知らせる
電話がかかってきても

「あー、私が出なきゃいけないの?」

と、しぶしぶ出たものの

「耳が遠いんで、長男に代わります」

ってサッサと受話器渡してしまうとこも
良かったな。

小野氏はカウンターに座っているのが
一般客でもジョエル・ロブションでも
同じ仕事をしているってのが本当に好感持てました。
いつも真剣、崖っぷちってことですよ。

当たり前のように思いますが、雑誌の
取材が入っただけで普段と違う料理を
出す店のどれほど多いことか。

「三ツ星獲ったけど
二郎にはそんなの必要ないよね」

って言葉がさらっと出てくる
ロブション氏も、清々しい人物にうつってましたね。

---

話し変わりますが



INVITATION誌に
発売後のミシュラン東京を
語るみたいな記事があって

「高尾山だな」

という発言をされてた方がおりましたけど
そういうことだったんだと思います。

観光地ミシュランで高尾山は三ツ星なんですけど
あそこに敢えて行こうという東京人は
いないじゃないですか。

そういった高尾山的レストランが
星を獲得した中に沢山混ざっているということです。
そう思って読めば納得できますよ、あのガイドは。
あと、取材拒否店リストも載せるべきだという
意見が出ていましたが、それこそ最も知りたい!

(DJ KAZURU)
2008/01/10 
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 こうやってとれた口紅は

映画
「間宮兄弟」



原作と異なる味わい深さで好感持てました。
佐々木蔵之介ファンなのでそこを見所にしようと
思いつつも、気づけば中島みゆきの存在感に
やられてた次第。

江國香織原作の映画といえば
「東京タワー」というのがありますけど
もうV6の岡田君を眺めているだけで
うっとり出来るという良い映画。

原作はとにかく好きなものですから
3回くらい読みました。

著者があとがきで

「あらまあ、と思っていただけたら嬉しいです」

と記していましたが、本当に
あらまあ、な小説ですよ。

「かわいらしいというだけで
恋に落ちるなんて
みんななんて謙虚なんだろう」

「一緒に暮らしていなくても
こうやって一緒に生きてる」

「幸福と不幸の区別がつかなくなって
困惑する」

「誰かが誰かを捨てることなんて出来ない」

「いま、釘をさしたの?」

「罪悪感と達成感」

こうして抜書きしているだけでも
どきどきします。

恋愛小説上等。

なかなか真似して言う機会もないでしょうが

「食事をしてはげた口紅は、ぬり直せばすぐに
元に戻るの。でも、こうやってとれた口紅は
ぬり直そうとしてもなかなかつかないのよ」

って科白も好きです。

これって真実だと思いますが
女性の皆様のご賛同を戴けますかどうか
(こうやって、が
どうやってかってことは
言わずもがな、ですよね。勿論)。

(DJ KAZURU)
2008/01/09 
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 「秘事」

河野多恵子
「秘事」



もう最高です、大阪弁で綴られる
会話も含めて。
タイトルが仰々しい気もしますが、これも
大人の小説であります。

「今日のような晴れた日に
傘は要りませんなとわざわざ
お誓いせなあかんような。。」

とか言い回しの妙ですね。

ぐっときます。

そして何と言っても
抜糸にまつわるシーンは
最高にエロスでした。
こういうことが可能だから
文学っていいなあ、と思うのです。


ちなみに私は大阪弁を操りませんが
聞き分けは出来ます。
だからテレビドラマとかで、関西出身ではない
役者さんが大阪人の役で喋ったりしているのを見ると
ものすごい違和感あります。
あ、似非だ。
ってすぐに分かりますね。

(DJ KAZURU)
2008/01/08 
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 ブリッコラ


約半年ぶりのブリッコラ



伊料理は自分で作るもの、という
思い込みがあるので殆ど行かないのですが
ブリッコラは家で作れない感じの料理が多いので
結構楽しめます。



同行者はミュグレーの君。
最近コスプレ具合に磨きがかかっていてコワ。



ワインセラーに入れてもらえました。
原品マネージャー気が利く!
いかにもトラットリアのフロアを仕切っている人という
こなれ感が好きです。



南瓜のソースで戴く焼きラビオリと
蝦夷鹿ラグーのパスタ。



牛タン、豚肩、若鶏の田舎風煮込みに
ここの看板料理であるサルシッチャ。



パンはもっちり系とフォカッチャが
好バランス。

イタリアンですとワインには拘りが無いので
色々飲んでみようじゃないか、ということに
なりますね。

スプマンテは
プロセッコ・ディ・ヴァルドッビアデーネ
白は、フラスカーティ・セッコ。



赤は、トスカーナのサンジョベーゼ種が
ボルドータイプに近いので、パーチナを
チョイス、ということになるわけですが
一応店のレコメンドでモンテプルティアーナも。

そんなに飲んだとも思いませんが
ミュグレーの君が
ディナーの終了を待たずして酔い潰れまして
唖然。

私も女を30と数年続けてきておりますが
デートの最中に
「もう寝てしまいそう」
などと言われることが有ろうとは、想定外でして
かなり憤慨致しました。

(DJ KAZURU)
2008/01/06 
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 挑戦的継続


新年を迎えまして
今年の抱負めいたものを示してみようかと
思ってもみたのですが
毎年同じなので意味が無いですね。

でも一言で表すなら

挑戦的継続

です。



ちなみに私も
ラテンDJ生活10年オーバーになりました。
年寄りみたいになるから
キャリアのことって出来れば避けて通りたいんですけど
これ事実ですからねえ。

昨年は前半と後半で
住む土地が大阪から東京に
変わったこともあり、人間関係も
前半と後半でだいぶ変わりました。

今年はどんな出会いが待っているのか
非常に楽しみです。

音楽的理解者が増えてくださることを
最も期待していますが
これは本当に絶対数が少ないので(ぶっちゃけ
私のDJマナーを理解するには音楽的経験値が
ある程度必要)ゆっくり待ちたいと思います。

レストランの同行者は健啖家であれば
ほぼ大歓迎ですので、気軽なビストロで
ボルドーを飲みながら、世の役にはけして立たない
話題に花を咲かせることにご興味おありの方
どしどしご連絡下さいませ。

(DJ KAZURU)
2008/01/03 
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 謹賀新年


本年もTIM★CUBA
並びにDJ KAZURUを宜しくお願い申し上げます。



(DJ KAZURU)

2008/01/01 
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▼音の向こう側 2007年12月

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