dj FUKUDA
これから聴くティンバ2 Charanga Habanera「Nube Pasajera」
リゾート地モナコでキューバの伝統的な音楽を演奏していたCharanga HabaneraはNG La Bandaの音楽に刺激を受けキューバに戻り変身。それまでのスーツ姿をラフなスタイルにして、歌詞はスラング満載に、音楽はソンにソウルやファンクを融合させることに成功。さらにステージでは演奏者..
これから聴くティンバ1 NG La Banda「Necesito Una Amiga」
「これから聴くティンバ」という記事を某機関誌に連載していました。キューバ音楽はブエナビスタのようなソンが主流という見方は、日本の音楽業界や各種音楽ファンですら共通認識になっていますが、これを打ち破ろうとした企画です。文章以外に、参考として音や映像を加えていました。今回これを加筆修正して、観葉音楽に..
キューバ音楽とは②
「キューバ音楽は一言でいうとどういう音楽なのですか?」「キューバ音楽とサルサの違いは?」と問われることが今まで何度かありました。キューバ人が演奏しているものがキューバ音楽と言ってしまえばそれまでですが、音から区別して説明することは難しく、はっきりとした答えを見出すことができませんでした。前..
キューバ音楽とは①
前コラムでミュージシャンSingoの記事を取り上げましたが、何が良かったのか少し触れてみたいと思います。彼はその中で、『レゲトンの源流の一つでもある(プエルトリコの)プレーナは、キューバ由来のラテンとは異なり、1泊3泊の強拍にバスドラム的な低音が来るためいわゆる4つ打ち系のEDMと非常に相..
SiNGO「ラテン・ミュージックの現在」
パーカッション・マガジン復活第2号に掲載されている「ラテン・ミュージックの現在」という記事を読みました。執筆者は、Klimaxのピアニストとして3年間在籍し、現在はニューヨークを起点にして音楽活動をしている日本人のSiNGO。彼のことは20年ほど前に、ティンバ・バンドを結成して頑張っていた..
TIM★CUBAディスク大賞2023第1位
Manolito Simonet y Su Trabuco「Trabuco」昨年はマノリート・イ・ス・トラブーコにとって激震な年になりました。まず、長い間メインボーカルを務め、作曲でも貢献していたアマライがソロに。そしてアルバムリリース後のUSツアーでかなりのメンバーが離脱。それでも現在、..
TIM★CUBAディスク大賞2023第2位
Ricardo Amaray「No puedo más」中期マノリートの人気の立役者。特徴あるハスキーなボーカルは一声でマノリートだとわかるほど。さらに作曲能力ではマノリート・シモネーと同等かそれ以上のものを持っています。ここまで才能と人気、実績があるのでいつソロになってもおかしくなかった..
TIM★CUBAディスク大賞2023第3位
Ruben y Gabi「Ella Es」さて2023年のベスト3の発表です。総合的に考えてNO.1はマノリートのアルバム。NO.2はリカルド・アマライの一連のシングル。NO.3はRuben y Gabiのシングルとしました。EX.マノリート勢が全てを占める状態。マノリート・イス・トラブー..
TIM★CUBAディスク大賞2023第4位
Los Van Van「Modo Van Van」2023年は久しぶりの来日を果たしたLos Van Van。ライブでは、ロベルトンとレレは以前の勢いはなく前回の来日から新加入のマンディはマジートと比べると華がありません。ヴァネッサはジェニーとの比較を意識してか頑張りが伝わってきて好感が持..
TIM★CUBAディスク大賞2023第5位
Alain Pérez「La Lámpara」トップ・ミュージシャンとしてイサックのバンドなど数々のレコーディングに参加してきたキューバNO.1ベーシストのアライン・ぺレス。同時期に独立して自身のバンドを持ったアレキサンデル・アブレウもトップ・トランぺッターとしてティンバの歴史に残る数々の..