日本橋を本店とする
老舗デパート三越にまつわる
短編集「時ひらく」拝読。
私は若いときは
銀座店に行くことが多かったのですが
銀座店から呉服売り場が
なくなった頃から、日本橋店に行くことが
多くなってます。
シンボルの一つである
ライオン像にまたがると
願いが叶う伝説を書いたものや
パイプオルガン周辺で起きる
奇跡を書く人、色々な
三越の売り場が出てくるので
慣れ親しんだデパート内を
思い浮かべながら読めます。
しかし
流石と思ったのは
トリを飾った東野圭吾。
遺産相続を巡る殺人事件を
短い中でどっしりと書いて
存在感を見せつけました。
三越が登場するのは
被害者が買い求めた手土産用の
菓子を買うシーンのみ。
そうなんだよね、読者って
意外とほんのわずかなシーンにしか
出てこない菓子なんかが
気になってしまうものなのよ。
菓子の特定は出来ませんでしたが
具体名出てたらちょっと
買っちゃうかもですね。
いや、人気作家は伊達じゃないですね
結局読み終わった後には
東野圭吾すごいなー、という
感想しか残りませんでした。
DJ KAZURU
Add A Comment