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2023イヴェント休業中、各コラム更新中《TIMCUBA動画有》

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2/10 復活TIM★CUBA

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2/1 イサックを語る

17586 下北沢ボデギータで 福田カズノブがイサックデルガードを語る マニア向けのイベントです キューバ料理もご注文いただけます ..

2013

1.Pa mi gente
2.Plato de segunda mesa
3.Al final de la vida
4.Pasaporte
5.Se te olvido quien soy
6.El paso de la bailarina
7.La celosa
8.Donde estemos tu y yo
9.Amor a la roca
10.El que sabe esta callao

アレキサンデル・アブレウ率いるハバナ・デ・プリメーラ待望のセカンドです。
前作はここ10年間で最も強力な新人バンドの登場と評価しましたが
セカンドはそのレベルを維持するどころかアルバム全体で
コンテンポラリー・キューバンを代表する歴史的な名作になりました。

ハバナ・デ・プリメーラが、マイケル・ブランコとともに
現在のキューバ音楽を代表するトップバンド であることに
異論を挟む人はいないでしょう。

アルバムの内容は前作の延長線上。
相変わらず強力なナンバーが目白押しで
タイトルソングはヒット曲になりました。
この作品のプロデュースをみるとトロンボーン奏者のアマウリィ・ペレスが
サブ・ディレクターを担当していることに気が付きます。
また、ファン・マヌエル・セルートの名前も。イラケレからNGへと続くティンバの流れに対し、
もう一つの流れが オプス14系のファン・マヌエル・セルート。
アレキサンデルとアマウリィ・ペレスは
専属と言ってよいほど使われています。2人の実力は折り紙つきでCD参加の実績からすると、
ティンバの歴史をメタル・セクションから支えたといってよいでしょう。

長い間、バック・ミュージシャンを務めてきたアレキサンデル・アブレウは
自身のバンド、ハバナ・デ・プリメーラを率いる前に
幾つか今に至る仕事をしています。

その一つはSello LA。
デビュー作では作曲、アレンジを担当していて、
音楽的には彼のバンドだったことは意外に知られていません。

そしてもう一つは、ヨーロッパのバンド、オルケスタ・ダンソン。
ここで彼はボーカリストとして参加しています。
サウンドは現在のハバナ・デ・プリメーラを彷彿させるものもあり、
このバンドでの活動で、ボーカリストでも充分いけると
ふんだのではないかと思います。

キューバ音楽界の力の源は、有名オルケスタで修業して
満を持して独立し、中堅のバンドへと成長していく構造にあったのですが、
どんどんヨーロッパやUSへ出ていくのが普通になってから、
力のあるバンドが誕生する土壌が小さくなってきていました。

まさに今、このアレキサンデル・アブレウは超ベテランの
新人バンドとして 最も望まれていた最強バンドなのです。

(福田カズノブ★2015/9 修正加筆)


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