泉鏡花の小説を
美しい絵本にしているシリーズ。
最初に見つけた時は
なんてチャレンジャーな企画なんだと
感心したものです。
それにしても
「朱日記」って私も知らなかった
作品なので、ずいぶんレアなところを
ついてきたなあ、という感じ。
鏡花の世界観って
魅力的ながら、なんとなく
理解に苦しむ部分も多く
読み解きはけっこう困難。
絵本になっていると
自然とゆっくり、確実に
イメージしながら読むので
すうっとストーリーが
入ってくるのもいい。
音読、とかもいいかもね。
雅な日本語、とかではなく
美しい日本語なんだ。
こんなに素晴らしい文章を
難なく読めるなんて
日本語が母国語で良かったなあと
思う瞬間。
(DJ KAZURU)
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