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2023イヴェント休業中、各コラム更新中《TIMCUBA動画有》

18644 2023年現在timcubaのイヴェント休業中です。 コラムは随時更新していますので 各メニューを選択してくださいませ。 https://youtu.be/BELIZJu0ruM 2014年の過去動画ですが 六本木で思いきりダンスと音楽を味..

2/10 復活TIM★CUBA

17568 2/10 麻布トロピで久しぶりに ティンクーバやります。 DJ KAZURU が昔作った キレッキレのリミックス中心。 翌日が祝日なので ゆっくりお楽しみいただければ幸いです ************** La Tropi Azab..

2/1 イサックを語る

17586 下北沢ボデギータで 福田カズノブがイサックデルガードを語る マニア向けのイベントです キューバ料理もご注文いただけます ..

花物語

新編日本女性文学全集5、収録。
吉屋信子 著
「花物語」拝読。

久しく読んでいなかった
吉屋信子を読もうと思ったのは
本作へのオマージュ
空木春宵の「徒花物語」を読んだことが
きっかけです。

それにしても
こんなに美しい文章だった? と
感動しました。しかも
花物語の最初の一篇は
吉屋信子二十歳の時の作品なんですね。

子供じみた処の無い、しかし
少女の繊細な心をうつしとった
才気溢れるまぶしい文章にときめきました。

明治中盤の生まれとしては
モダンな感覚のように思われますが
大正期の豊かな文化を思えば
普通のことなのか・・・今の作家には
ピアノの音色を
水晶の玉と珊瑚の欄干で表すような
文を操ることは難しいでしょう。

・・・

その時、講堂の中で
静かにピアノの蓋のあく音がしました、
そして、やがて
コロン・・コロン・・と、水晶の玉を
珊瑚の欄干から、振り落とすような
いみじくも床しい楽曲の譜は
窓からもれ出でました、それを
聞いた時、母の顔色は颯と変わりました。
その楽曲は海杳な伊太利の楽壇に名高い
曲だったのです。

・・・

DJ KAZURU


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