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2023イヴェント休業中、各コラム更新中《TIMCUBA動画有》

18644 2023年現在timcubaのイヴェント休業中です。 コラムは随時更新していますので 各メニューを選択してくださいませ。 https://youtu.be/BELIZJu0ruM 2014年の過去動画ですが 六本木で思いきりダンスと音楽を味..

2/10 復活TIM★CUBA

17568 2/10 麻布トロピで久しぶりに ティンクーバやります。 DJ KAZURU が昔作った キレッキレのリミックス中心。 翌日が祝日なので ゆっくりお楽しみいただければ幸いです ************** La Tropi Azab..

2/1 イサックを語る

17586 下北沢ボデギータで 福田カズノブがイサックデルガードを語る マニア向けのイベントです キューバ料理もご注文いただけます ..

結句、西村賢太

本の雑誌2022 6月号
「結句、西村賢太」。

今年本当に驚いた
西村賢太氏の訃報、この雑誌では
西村氏と深く交流のあった
編集者たちの話から、その
人となりに触れることができます。

いやー、想像上回る無頼ぶりで
びっくりしました。担当作家とはいえ
こんな男に振り回された編集者たち、
本当にお疲れ様です!

独特のあの文体については
みなさん、やはり得難い
貴重なものであったと
思っているようですね。あんな文章
書ける人いないですしね、単に
古めかしいということではなくね。

「friday」の単語を書いたときスペルが
めちゃくちゃでびっくりしたという
話が出てきて、なるほどと思ったのですが
英語というほどでもない簡単な
英単語を学ぶ機会すらなかったのでしょう。

そういう学びを逸してはいるけれど
大好きな作家の本を読むことで
あの文体が生まれたのかと思うと
切なくなります。

特殊な生き方をせざるを得なかった
そして、その生き方の上に自分の
愛する作家たちの息吹を積み上げていった
そんな感じでしょうか。

主人公の描写に
悪いやっちゃなー、と
眉をひそめつつ、どこか隠せない
好い人の部分が小説から滲んでくるところが
大好きでした。

本誌には
「北町貫多クロニクル」が
収録されていまして、私小説の
主人公貫太の時系列に沿って
作品を並び替える試みが素晴らしい。
いやー、ありがたい企画です。

こうしてみると私は同棲中の彼女と
すったもんだする「秋恵もの」と言われる
シリーズがもっとも記憶に残っています。

年末にせっかく用意してくれた
年越しそばの汁の味が気に入らなくて
暴言はいてしまったりね・・・
そばの味にこだわったりするのが
なんか実は育ちの好い人ぽくて
貫太のキャラがいとおしく感じたものです。

はー、まだまだ書いて欲しかったな。

DJ KAZURU


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