長唄の発表会と言うには
大掛かりすぎる国立劇場しかも
大劇場での演奏会が終わりました。

藝大出身者のなかでも
上位のものだけで構成される
東音会の門下生が出られる会です。

三味線(全員でユニゾン)は
勝三郎連獅子。

唄は(分け口２箇所)
京鹿子娘道成寺に出演。

楽屋や裏方のことが見れて
くろごちゃんの看板見つけたり
とても貴重な経験でしたが
すべて音響も進行もやってくれちゃうので
ステージ上が異様に暑かったこと以外は
快適でした。

自分でやってたイヴェントなんて
なにかあったらすべて私のせいですからね。

昔、矢沢永吉が言ってた

「(なにかやるってときに)
大きい小さいは関係ない」

を、思い出しました。

1500人の箱で一瞬出るだけなら
100人の箱で責任持つ方が
ずっと大変。

そして充実感が違います。

こんな大舞台で三味線弾いて
最高だね、と
声をかけてくれた人もいましたが
こんなのが最高の一日なわけないです。

いつかまた
自分ひとりの裁量でぶちかましてやるぜ
って
そんな気持ちがなぜか湧いてきました。

それはそれとして
私の分け口の歌詞ですが。

「煩悩菩提の撞木町より
難波四筋に」

と

「殿御、殿御の気が知れぬ
気が知れぬ
悪所な悪所な気が知れぬ」

でした。

長唄って色の話しか
出てこないの本当に面白いね。

偉い先生方も
舞台袖では普通に笑ってます。

先生方は黒紋付が制服だから
いつも同じ、髪型も決まっている。

長唄もっと好きな格好で
演奏できるといいのにね。

お花やプレゼントありがとう!

DJ KAZURU