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TIMBA CLUB 5/5 2019

16442 GWはTIMBA CLUBへ! 盛り上がりましょう! キューバ好きの方 大歓迎です ..

2019年3月のDJスケジュール

16318 3月は最新Timba、TimCubaクラシックス、最新Salsaに往年のクラブクラシックス、そしてSonを縦横無尽に繰り出すスタイルで皆さんをお待ちしています。DJスケジュールは以下の通り。お時間あるときはぜひ!3/13(水)Tropi3/16(土)Tropi3/20(水)Tropi3/2..

2019年2月のDJスケジュール

16206 1月は新曲満載でしたが、その傾向は2月もです。かける曲に迷うくらい。昨年のヘビーローテーション曲はすっかりお蔵入り状態です。さて今月のDJスケジュールは以下の通り。お時間あるときはぜひ!2/13(水)Tropi2/20(水)Tropi2/23(土)Sudada2/27(水)Tropi ..

Senor Coconut-『AROUND THE WORLD』

2008
XECD-1101

2008-around-the-world.jpg

01. Around the World (Intro) /Daft Punk
02. Sweet Dreams/Eurhythmics
03. Da Da Da I Don’t Love You, You Don’t Love Me Aha Aha Aha/Trio
04. Kiss/Prince
05. Corcovado (Quiet Nights of Quiet Stars)/Antonio Carlos Jobim
06. Around the World (Interlude)/Daft Punk
07. Que Rico el Mambo/Perez Prado
08. Pinball ChaCha feat. Louie Austen/Yello
09. White Horse/Laid Back
10. La Vida es llena de Cables/Replicant Rumba Rockers
11. Moscow Discow/Telex
12. Around the World (Outro)/Daft Punk
13. Da Da Da no amo a ti y tu no a mi aha aha aha*/Trio
14. Kiss feat. Louie Austen/Prince
15. Dreams are my Reality (Single Version) feat. Louie Austen/Richard
Sanderson
16. Voodoo Dreams (Atom, Remix) by Les Baxter/Les Baxter
17. Around the World (Full Version)/Daft Punk
18. Yellow Megamagic Mix/Yellow Magic Orchestra

Sr.Coconut に関しては当欄にて何度も取り上げてまいりましたが
2008年、世に送り出された本作もかつての「最高傑作」を塗り替えるほどの内容となっております。

ざっと曲をご覧いただければお分かりになるように、これは
ユーリーズミックス、プリンスをはじめとする有名アーティストのラテン・カヴァー集なのですが
真っ直ぐにカヴァーの意味を鵜呑みにしてはなりません。
クラフトワーク、YMOの作品をラテンカヴァーしてきたアトム・ハート(彼は幾つものユニット名を
有しており、セニョール・ココナッツもそのひとつに過ぎません。が、今後1コンセプト1ユニット名とすら
言われてきた彼の肩書きをアトム・ハートとセニョココに限っていくとの決意もあるらしい)ですが
過去の作品も全てがそうであったように、今回のものもまた「ラテン調のカヴァー」というのは一側面を表わしているに過ぎません。
ここに在るラテン音楽とエレクトロニクスの見事な融合は彼にしか成しえない貴重なサウンドです。
恐ろしいほどの緻密さで裁断され、練りに練られ、再構築されたラテン音楽です。

アトム・ハートは、ドイツ人でありながらチリに移住した理由を
「チリには音楽的に決まったイメージがないので完璧な場所」と
明かしていますが、これはある音楽のルーツである土地の空気を吸えば何かが分かると
思っている人には無い発想です。
テクノアーティストとしてのフランクフルトでの型にはめられたイメージを、名声と共に投げ出し
キューバへ移住してラテン音楽をやっても同じ事。
彼の発言からはいつも自分は独立した存在であり、新しい音楽のために活動しているという
意志が感じられます。
「カヴァーをするにあたって、オリジナルのアーティストに接触する必要は無い」
というスタンスにも納得です。

今回は一曲のオリジナルに、ブラジル、ドイツ、キューバ、ベルギー等々の国のアーティストの
曲をカヴァーしたことで、「空想の世界一周旅行」を生み出したわけですが、空想の世界一周どころか
アトム・ハートによる幻惑的、魔術的な近未来音楽が更に進化したというしかありません。

いつもながら駄曲のない作品集。
特に♯5、ジョビンの「Corcovado」では
セニョココの隠し玉的ボーカリスト、Argenis Britoに加え、安田寿之(元FPM)が良い仕事ぶりを見せております。また、ラテン音楽愛好家の皆様にとっては♯7のペレス・ブラードが
どうアレンジされたのかということは重要でしょうが、徹頭徹尾素晴らしいです。
そして♯10のオリジナル楽曲の充実ぶりをお聴きいただければ、彼がアレンジ能力が高い人というだけではなく、ゼロから音を生み出す才能にも恵まれた人物だということが
お分かり頂けるでしょう。

元の曲ががロックであってもラテンであっても
彼がそれを「セニョココのラテン音楽」として捉えた瞬間に必ず与える「色」というものがあり
私はそれを尊いと思うのです。
リズムというよりは時間を操るような手法。
常に素材をかき混ぜて煙に巻くようでありながら、とんでもなく音楽的。
ラテン・カヴァーといいながら、エスニック音楽としてのラテンとは乖離した自由さに満ちていることが
何より彼の音楽の魅力であると感じます。 

(DJ KAZURU ★ 2008/05/19)


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