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イヴェント休業中《TIMCUBA動画》

18644 https://youtu.be/BELIZJu0ruM 2021年現在timcubaのイヴェント休業中です。 2014年の過去動画ですが 六本木で思いきりダンスと音楽を味わえた時代の 映像ご覧ください。 by DJ KAZURU ..

2/10 復活TIM★CUBA

17568 2/10 麻布トロピで久しぶりに ティンクーバやります。 DJ KAZURU が昔作った キレッキレのリミックス中心。 翌日が祝日なので ゆっくりお楽しみいただければ幸いです ************** La Tropi Azab..

2/1 イサックを語る

17586 下北沢ボデギータで 福田カズノブがイサックデルガードを語る マニア向けのイベントです キューバ料理もご注文いただけます ..

TIM★CUBA Music of the Year 2011

毎年恒例、TCC FUKUDA による
キューバ音楽の 2011 年ベストの発表です。
昨年末発表しましたが再アップしました。

では、いきなりNO.1の発表から。
2011年のベストは、Issac Delgado「Super Cubano」!
亡命3作目は、自身とPlanet Recordsの共同プロデュースで、
自分のやりたい音楽とマーケットが要求する音楽の両方を
満たした傑作となりました。
キューバ音楽を背中にしょいながら、
世界のサルサ界に打って出たイサックは、今まさに本流で
その存在を認められたといってよいでしょう。
このアルバムは、1997年のアルバム「Otra Idea」時代に
イサックが夢見たキューバ音楽とサルサの融合が
見事に結実しています。

続く第2位は、新人Wil Campa y su Orquesta「Todo es Posible」。
ヨーロッパを中心に海外で活躍するマラカ・バンドのボーカリストが
独立し発表したアルバムは、ソンとティンバの中間点グルーヴで、
本体のマラカ程ジャズではなく、
今キューバのバンドがすべてといってよいほどなびいてる
バンバン、プピ、マイケル・ブランコ調ではない音。
2000年頃のキューバ音楽の味わいながら、
古さを感じさせないサウンドは、堂々の第2位でした。
ベテランのみに頼っているとシーンが枯渇するので、
こういう新人バンドは、高評価で応援したくなります。

 
第3位は、Paulo FG「Sin Etiqueta」。
本当に久々のアルバムは、パウロらしさと新しさを兼ね添えた傑作。
彼の作品では2000年以降ベストといえる内容でした。
マノリートとのコラボは、それぞれのアルバムで発表されましたが、
パウロの魅力がマノリートのリカルド・アマライをしのいでいます。
レゲトンやポップスを通過した後のティンバは、
このパウロが最も完成度が高く
ティンバの進化形のひとつを示したことは評価されるべきでしょう。

 
第4位は、Alejandro y sus Onix「Vengo Calentico」。
キューバ音楽の伝統はラテン音楽の歴史とイコールといえる程
厚みがありますが、近年は、
プエルトリコやドミニカ発の音楽に押され気味。
それはプエルトリコ発のレゲトンに走りすぎ、
キューバ本来の伝統を忘れたことに原因がありますが、
このバンドはキューバ音楽の伝統を2011年の今に伝える
素晴らしいサウンドをもっていました。
1980年代から1997年までのティンバ以前の音には、
このバンドが持つグルーヴのように優雅さがあったのです。
個人的には懐かしさあふれる音で第4位に。

 
第5位は、NG La Banda「Mis 22 Anos」。
バンド名義ではありますが、
ゲストがキューバのティンバ系アーティスト総出演なので
企画記念作品といった様相。
1980年代後半、リーダーのトスコがイラケレから飛出し
若手の精鋭とジャズとサルサを融合、
後のティンバ誕生のスタートを担ったことは間違いないありませんが、
このアルバムの参加アーティストの豪華さからもそのことは
証明されているでしょう。
近年のエネヘは、ライブを数多くやっているわりに音が薄く、
バンドというよりユニットといえるような状況でしたが、
この2枚組の作品はそれを払拭する内容でした。

 第6位は、Haila Mompie「Mala」。
タニアと競演が話題だったライブでは、
そのボーカルが健在であることを見せましたが、
選曲がややティンバ・ファン向けではなかったのが残念でした。
その後発表となった新作は、数曲ご機嫌なダンス・ナンバーを
含んでいて納得の内容。バラーダやポップスを歌うより、
サルサを歌うほうがハイラの良さがでると感じます。
いっそサルサ界に打って出れば、
ブレンダKスターになれるのではないでしょうか。

第7位は、企画ものLazaro Buides「Cubayende」。
アルセニオ、チャポティーン調の重厚なサウンドが
楽しめるこの作品は、バックがマノリートなので
事実上マノリートの新作といってよい程。
エル・インディオの歌がいかにマノリートに
必要だったかがわかる内容です。
ソン・クバーノがブエナビスタではなく、
アルセニオの延長線上にあることを明確に
示す貴重な音。最高な1枚です。

第8位は、Pachito Alonso y sus Kini Kini「Pasarela」。
最も素晴らしい永遠のB級バンド、
パチート・アロンソの新作です。
キューバのトップバンドのメンバーはこのバンド出身者だらけ。
イサック、ラサロ・バルデス、バンニア、
ティルソ、ロベルトン、レレetc。
今回の作品もいなたさが魅力の一枚。
キューバらしいサウンドは、一度でも
旅行したことのある人はわかるところがありますが、
サルサファンには理解不能かもしれません。
ヒットはしないファンの為だけの作品といえます。

第9位は、Los Van Van「La Maquinaria」。
ロス・バンバンの新作は、
1980年代から1995年くらいまでのサウンド、
ソンゴの復活版という内容です。
1990年後半から今までスタジオ盤はたった4作。
ただしそのどれもが大傑作ばかりだったので
普通の作品を聴いたことがないといった感じすらしますが、
1970年代から1980年代は年1作ぺースで
傑作はときたまという頻度でした。
逆にいえば、ここ10年はあえて普通のレベルのものは
リリースしなかったのでしょう。
そして今回、マジートが脱退することになったので、
その録音ストックを早めに放出したのではと
想像しています。
本来デッドになっていたものも入れてです。
天下のロスバンバンなので、次作を期待して9位としました。

第10位は、Charanga Habanera「Acabaito de Nacer」。
パウロと同様、レゲトン通過後のティンバです。
どうなんでしょうか。
このリズムではペア・ダンスは踊れないのです。
全体として1曲の構成がワンリズム、ワンメロディ。
聴くには単調すぎです。
ただ、ボーカル陣は充実していますし、リズム・セクションも
ホーンも一流。初期のチャランガ・アバネーラのように、
他の人にサルサ調の曲を書いてもらって、
ダビがアレンジするスタイルにしたほうが
良いと感じます。演奏は一級なので、次作期待で10位です。

 (福田カズノブ)

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