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いまの恋愛はピグミーの恋

三島由紀夫著
「葉隠入門」拝読。

葉隠といえば
武士道の指南書。

時代劇とかにも
頻繁にその名が上がるので
恥をさらすくらいなら自害、みたいなことを
推奨する本というか
もっと言えば自害の作法が書いてある本だとばかり
考えていました。

これが大誤解・・・

まず、死生観についても
「武士道といふは
死ぬこととみつけたり」

という一方で

「人間一生わづかのことなり。
好いたことをして暮らすべきなり。
夢の間の世の中に
好かぬことばかりして苦を見て暮らすは
愚かなる異なり」

と言ってますから
人生は死に向かうためだけのものではない感じです。

全体的に
現代にも見事に当てはまる
サラリーマン向けハウツー本みたいな感じなんですね。
仕事先での人間関係、家庭内のありよう
友人との交際について、
子育て論、などなど。
最近の若い男は女みたいになってきた、とか
金銀の噂、衣装の吟味、色欲の雑談ばかり、などと
嘆いているあたり
いまも同じ。

そもそも葉隠は
佐賀の藩士が出家して、隠遁生活のなか
1710年から七年にわたり編んだものですが
その葉隠の本文抜粋と
三島由紀夫による解説で昭和40年代に
世に出たのが本書。

「毎日死を心に当てることは、毎日生を
心に当てて生きることと、いわば同じ」
などは、ふんふん流石武士道というかんじですが

「大将は人に言葉をよくかけよ」


「翌日のことは
前晩よりそれぞれ案じ」

などと言われると、サラリーマン社会での
部下への目配り指南、また
TO DO リストを作って
やるべき仕事を忘れぬように、みたいな
ことなわけで
えー、こんな細かいことが書かれていたのかと
びっくりでした。
深酒で顔色の悪い翌朝などは
頬に紅を挿して、みっともなくないようにしろ
とまで言っています。

そんなわけで
以外にも身近なノリだった葉隠ですが
恋愛については
その考えの素晴らしさを、憧れとして
見上げるほかありませんでした。

「恋の至極は忍ぶ恋と見立て候。
遭ひてからは恋のたけが低し、
一生忍んで
思ひ死する事こそ恋の本意なれ」

ドナルド・キーン先生は

近松の心中ものを例に挙げて
「恋人同士は心中の道行きに
立つときに、その道行の
はなやかな文章とともに、急に
背が高くなる」

と、指摘したそうですが

「家族や金にからまれたみじめな男女で
あった二人は
一途の恋に心中への道をたどるときに、たちまち
悲劇のヒーローとヒロインとしての
巨人的な身の丈を獲得する」

と、いう三島由紀夫も
現在の
忍ぶこともなければ
障害を乗り越える勇気もなく
イメージの広がりを失い、
獲得の喜びも、獲得できぬことの悲しみも失った
身の丈の縮まった恋愛を

「いまの恋愛はピグミーの恋」

とばっさりやってくれております。

(DJ KAZURU)


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