三島由紀夫 「若きサムライのために」
拝読。
若者向け? に
書かれたエッセイ集。
おもに
平凡パンチに掲載されたもの。
どうしても
時事ネタが多いので
今よんでもピンとこないことも
多いけれど
こういうふうに
学生世代をびしっと諭してくれる
中年がいるってすてき。
「勇者とは」
「肉体について
「羞恥心について」
などなど興味深い
項目が並びます。
「作法とは」の項では
「糊の利いた裃の
肩衣が美しいように
男を美しくするものは
作法であると考える」
などと書いておありますが
実に三島由紀夫らしい
表現。
どれも
昭和41年から44年に
発表された文章なので
亡くなる寸前、ということになりますね。
いまも存命であったら
このご時世の若者には
どんな言葉を届けてくれたかなあ。
(DJ KAZURU)
Add A Comment