神保町
tea house TAKANO にて
スコーンとミルクティー。
思うに
新刊書店よりも
古書店を回っているほうが
疲労度が高いのです。
「どこかに
自分の求める一冊があるはず」
の、一念にて
棚をぐるぐる見ているうちに
生気が吸い取られて
ぐたーっと。
そんなときの休憩所として
気に入っているのが
紅茶専門店のタカノですが
同じような状態の
お客さんがいっぱいいて
テーブルに戦利品の
本を積んで
ほっと一息つきつつも
さっそく目を通したりしている人で
いっぱい。
こちらは
伝統芸能専門書の店で
見つけた
三味線音楽の解説本。
昭和40年代くらいまでは
こういう本も多く
出版されていたもよう。
勘所の
一覧表がついててびっくり。
当時は
勘所の譜面も
何派にもわかれて作られていたのかな?
現在は2派閥くらいかと思いますが
そもそも
口伝のものを
無理やり譜面化したわけだから
当初
色々な記譜方法が
出来てしまったのでしょうね。
西洋音楽は
基本的に譜面の中に
作者の、曲の、すべてがあり
いかに譜面を読み解いていくか、が
重要なわけだけど
三味線音楽なんかは
便宜上、あとから
譜面のシステムを作ったものだから
譜面に書いてあることは
わずか。と考えるべき。
それでも
譜面があるから現代人のわたくしでも
お三味線が弾けるわけで
「口伝」のままだったら
いつまでたっても
ダメだったと思う・・・
まず
目で譜面を見る。すると
脳内で音楽が鳴る、という
脳ミソの仕組みが出来上がって
しまっているのだから
まったくどうしようもありません。
(DJ KAZURU)
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