Event

2023イヴェント休業中、各コラム更新中《TIMCUBA動画有》

18644 2023年現在timcubaのイヴェント休業中です。 コラムは随時更新していますので 各メニューを選択してくださいませ。 https://youtu.be/BELIZJu0ruM 2014年の過去動画ですが 六本木で思いきりダンスと音楽を味..

2/10 復活TIM★CUBA

17568 2/10 麻布トロピで久しぶりに ティンクーバやります。 DJ KAZURU が昔作った キレッキレのリミックス中心。 翌日が祝日なので ゆっくりお楽しみいただければ幸いです ************** La Tropi Azab..

2/1 イサックを語る

17586 下北沢ボデギータで 福田カズノブがイサックデルガードを語る マニア向けのイベントです キューバ料理もご注文いただけます ..

1996
PCD-5705

1.Cadazos
2.El Embajador
3.Tiempo Perdido
4.Last Tango in Paris
5.Rumba Caliente
6.Venceremos
7.Siempre Mas y Mas
8.OM Marreo
9.Coco Seco
10.L.T.Mambo
11.Viva Caracas
12.Work Out
13.Busca Ambient
14.Latin Jazz No.6
15.El Mundo Se Va Differente

この壮大なコンピレーション・シリーズは
1994年発売されたvol.1から、1996年のvo.7までが存在しています。
「ヒット曲をお手軽に」若しくは
「あるジャンルをさっと眺めるのに適当な」といったことを
目指してはいないがゆえに、高品質にまとまっています。

アナログ盤、CD盤ともに、いわゆる「ラテン音楽ファン」以外の
層の手に渡り、鋭く、ラテン音楽の素晴らしさをアピールするに至った
評価すべき企画と言えるでしょう。

どれか1枚挙げるのには苦労しますが、
ここに挙げたのは、最も私の好きなvol.4です。
悩ましくも切ない、ウィリー・ロサリオの
「ラスト・タンゴ・イン・パリ」が収められているので
vol.4 を選びました。

本シリーズは、どれも、基本的には同じテイスト。
60年代から70年代の音源を中心に
Alegre, Tico, Fania, Cotique, Inca といったレーベルから
チョイスされている、どこをとっても充実している
優れたシリーズです。

「ヘヴィ・ニュー・ヨーク・ラテン・ビーツ・コレクション」
として、ラファエル・セバーグ氏と内海イズル氏の手により
編まれているのですが(同名のクラブ・イベントも
当時、都内の有名クラブにて、開催されていました)、
ふたりとも、DJとしてマンボやデスカルガを長年
プレイし続けてきた人らしく、クールな選曲です。
有名な曲も多く収められていますが、改めて
曲の良さに気づかせてくれる構成は、さすが。
ただ当時の音源を、やみくもに集めて編集しただけでは
こうはならなかったでしょう。

キューバ音楽に親しんでいる人にとっては
近いようで遠くに存在している、NYのラテン音楽ですが
「SUITE ESPANOLE」で聴くことが出来るのは、
紛れもなく「黄金期」のラテン・ミュージックです。

ティト・アレン、ボビー・バレンティン、ティピカ73・・・
心を揺さぶられる楽曲と演奏を、彼らは確かに
残したのだということが、耳と心のある方には
お分かりいただけるはずです。

(DJ KAZURU ★ 2005/04/11)


Add A Comment