
今年は音楽ジャーナリストの
紺野慧の本に古書店でばったり
出会ったことから、その本にも
イラストを描いている江守藹
現在70歳代後半!のダンス動画に
衝撃を受けたり(こんな日本人がいたのですね
動画を転載できないのは残念です)するなかで
過去に聴いていた
ソウルミュージックを聴き直すことが
増えました。
例えばこの
ルーファス&チャカ・カーンの
1977年のアルバム「アスク・ルーファス」
なんか聴くと何もかも素晴らしくて
最近リリースされてる音楽なんかもう
聴く必要あるのかな、と
本気でそのように思います。
私はホイットニー・ヒューストンや
アニタ・ベイカーが中学生の時にでてきたので
そのへんがまあ同時代の音です。
今も最高級の評価がなされてるホイットニーだけれど
繊細さも大胆さも70年代の
チャカ・カーンのほうが
桁違いにうまく聞こえてします。
この表現の生々しさは
伝わってくる温度の高さはなんだろうか。
これに比べたら
申し訳ないけどBeyonceとか
どうでもいいですね。
今は私も、
「アルバム1枚の中で
売ってる方も推すし、買ってる方も
良いと思ってるに違いない
最初の一曲目。
それにはない、光る一曲を
見つけてやるぜ。
そしてクラブでより輝くように
曲をさらにブラッシュアップ
してやろうじゃないか」
といういやらしい気持ち(DJの病)で
聴かないので
アルバム全てが「最高だ」と
心から魅了されています。
そしてようやく
彼らの歴史と文化を丸ごと
受け止めていかないと、音楽を
味わうには至らないのだと気づきました。
90年代にブラックムービーの
ブームが起きて、日本公開されたものは
ほぼ見てきた私でも、やはり
理解が甘いまま聴いてきたことは否めない。
本当に「聴いた」という実感は
まだないのですが、それでも
こんなに心を揺さぶる
ソウル・ミュージックは
すごいものです。
DJ KAZURU
Add A Comment