ボリショイのダンサーで
今はワガノワバレエの校長している
ニコライ·ツィスカリーゼ(カタカナ表記が
よくわからない、シスカリーゼ？
ツェスカリーゼ？ 多分こんな感じ)の
ダンス動画は延々見ていられます。

インスタやらyoutube やらに
いっぱい動画あげてくれるので
本当にいい時代ですね。

完璧な肉体とセクシー容姿
すべての筋肉をコントロールした上で
音楽と本人が完全に
溶け合っているからたまらない魅力。

よく体が動くだけのダンサーは
山ほどいるけど
音楽に身を投じていること
物語の中に生きていることを
感じさせてくれるダンサーは僅か。

手足が長いねー、
背が高いねー、
高く飛んでるねー、
いっぱい回ってるねー、
そんなんだけじゃ素人目で見てる
わたくしだって感動できないのです。

もう現役の年齢ではありませんが
生徒に動きを説明してる
映像だけでもため息が出る美しさ。

どう踊れば完全な美となるのかを
理解して、肉体を思うままに
動かすことができる。これを
技術、と呼ぶには簡単すぎるな。

他のダンサーとの差は
もう決定的、決定的な「差」を
見せつける、ニコライのダンス最高です。

ダイナミックかつエレガント
心臓撃ち抜かれる表現力。

ニコライは学生の指導もしていますが
ドキュメンタリーで

「ボリショイ、マリインスキーと
パリオペラ座。このどこかに
入団できなければバレエ人生の裏街道」

と言っていて、シビア···と思いましたが
選ばれた人間が努力を重ねて
たどり着く場所ということでしょうね。

DJ KAZURU