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キューバ音楽を語るトークライブ「ティンバの歴史#01」

26755 ミュージシャン、DJ・ダンサー、レコード会社、キューバ旅行会社からの目線で、ティンバの歴史とその魅力を明らかにする待望のトークライブ・シリーズがスタート!以前、チェベレの相川等さんと行っていた「トーク・ティンクーバ」の発展系ですが、単発ではなく毎月開催とし、様々な視点でティンバの魅力を明ら..

2025イヴェント休業中★各コラム更新中(↓スクロールで読めます)

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2/10 復活TIM★CUBA

17568 2/10 麻布トロピで久しぶりに ティンクーバやります。 DJ KAZURU が昔作った キレッキレのリミックス中心。 翌日が祝日なので ゆっくりお楽しみいただければ幸いです ************** La Tropi Azab..

「マルメロ草紙」
橋本治 著、拝読。

2013年に限定150部で刊行された
豪華本が入手しやすい形で刊行されました。

小説世界を巧みに絵に写しとるのは
皆川博子の「金瓶梅」で強烈な印象を残した
岡田嘉夫。もうすごすぎる、ぜひ
35000円也の豪華本も拝見したいものです。

どうしてこういう小説を
橋本治が書いたのか知りませんが
まるでバルザックの恋愛小説のようだと
思いました。

成り上がった商人の妻、妹、が
フランスの中心パリでの上流階級に交り
侯爵夫人の薫陶を得て
男女の駆け引きが始まる。

その時代老いても名を馳せたゴッホや
ロシアバレエの新星ニジンスキー
バレエで芸術を爆発させたディアギレフ
若きモジリアーニなど
実在の人物も登場して
例のこの時代特有の
「結婚していても恋をする」システム
機能を我々は見るわけです。

バルザックを読んだとき一番驚いたのは
その風習
「恋は結婚してから自由に」でした。

フランスの上流社会の婚姻とはなにか。
侯爵夫人のご説明がみごとで、危うく
洗脳されるところです。

・・・

気の利いた人なら
結婚の前に教えてくれるわ。
「恋というものをまだしたことがなかったら
それは、結婚してからのお楽しみに
すればいい。女は恋というものをするために
どうでもいい男と一緒になって
結婚というものをするのだから」と。

だから私は、夫のことを一度も
愛したことがありません。
「愛している」と思ったこともありません。
嫌悪や憎悪を表立てないで生きて行くことが
私達貴族のあり方ですから、それは、なんの
造作もないことでした。

(中略)

結婚というものは、そういうものなの。
それはもう、大昔から決まっているの。
それをわざわざ仔細らしく、なにが

「結婚というものは、するものであって
ただ続けるだけのものであって
愛情でするものではない」

なんていうことを言うのかしら
あの坊やは。

DJ KAZURU


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