
「元の黙阿弥」
奥山景布子 著、拝読。
河竹黙阿弥といえば
戯作者の代表みたいな
感じになっていますが、七五調とか
知られてますよね。
十六夜清心
三人吉三
弁天小僧
髪結新三
白浪五人男…
彼が生きた時代は
八代目團十郎の自殺
人気女方田之助が脱疽になって
四肢を切断。
五代目菊五郎の台頭
など、芝居小屋も多くあって
歌舞伎芝居の盛り上がった
時代です。
かぶき伊左
ちょうど
紗久楽さわが華々しく
コミックで表現した「かぶき伊佐」と
同じ時代ですね
大好きな漫画です。
裏方の戯作者として
歌舞伎の隆盛をみた黙阿弥の視点で
書かれますが、ちょうど江戸期から
明治にうつる頃でもあり
歌舞伎は揺れに揺れました。
悪所と呼ばれ
エログロ芝居もバンバン打ち上げてきた
芝居小屋は、シェイクスピアに並ぶような
西洋人に見られても恥ずかしくない
高尚なものにしろと
政府から言われ
果ては皇族をむかえての
天覧。
この転換期を乗り切ったのが
60歳を過ぎても70歳を過ぎても
ヒットを出した黙阿弥。
役者と興行主のわがままに
振り回されてさぞ大変だったでしょうが
現在も彼の名は
残っていますからね、長生きして
いっぱい書けて本当に良かった。
一方明治への波を
乗り切れずに腐り果てたのが
田之助と言えるでしょう。
自分は美貌をもち
二十歳そこそこで大人気のなか
身体が腐りだし
足を一本、二本、と
切ってもなお舞台に固執した
田之助への興味が付きません。
彼を支え続けた
みすじ、という役者はここにも
登場しますが、みすじ目線でこの時代と
田之助を描いた
皆川博子の「花闇」を読んでしまっているので
物語としては少々物足りないかな。
DJ KAZURU
ミュージシャン、DJ・ダンサー、レコード会社、キューバ旅行会社からの目線で、ティンバの歴史とその魅力を明らかにする待望のトークライブ・シリーズがスタート!以前、チェベレの相川等さんと行っていた「トーク・ティンクーバ」の発展系ですが、単発ではなく毎月開催とし、様々な視点でティンバの魅力を明ら..
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2/10 麻布トロピで久しぶりに
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