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キューバ音楽を語るトークライブ「ティンバの歴史#01」

26755 ミュージシャン、DJ・ダンサー、レコード会社、キューバ旅行会社からの目線で、ティンバの歴史とその魅力を明らかにする待望のトークライブ・シリーズがスタート!以前、チェベレの相川等さんと行っていた「トーク・ティンクーバ」の発展系ですが、単発ではなく毎月開催とし、様々な視点でティンバの魅力を明ら..

2025イヴェント休業中★各コラム更新中(↓スクロールで読めます)

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2/10 復活TIM★CUBA

17568 2/10 麻布トロピで久しぶりに ティンクーバやります。 DJ KAZURU が昔作った キレッキレのリミックス中心。 翌日が祝日なので ゆっくりお楽しみいただければ幸いです ************** La Tropi Azab..

3.11 震災後に
金原ひとみがパリへ移ったことは
知っていたのだけど、そこで
書いたエッセイがめっぽう面白く
ネットで一部が公開されていたとき
書籍化を待ち侘びたものです。

「パリの砂漠、東京の蜃気楼」
いつの間にか文庫化してました。

6年のパリ生活で
彼女が感じたこと見たことが
いつもの調子で描かれています。

いつもの調子とは?

そこが今回はっきりわかったのですが
彼女はものすごく自己肯定感が
低くて、低いのだけど
絶対に曲げられない自分というものも
大きくて、そこがぶつかり合って
常に自分はこの世で生きられない
という思いを抱えて転げ回っているのですよね。

そして
小説という形で表現することで
精神が保たれている。

もうひとつの軸として
恋愛があって、自分はこの男に
求められてる、愛されてる、という
ことによってのびのび出来るんですね。

子供が二人もいて
よくそんな感じでいられるなあと
思いますが、そんな彼女の紡ぎ出す
というより吐き出される文章が
大変好きです。

友人からひっきりなしに
送られるくだらないメッセージ。

当たり前に傍らにあるアルコール
タバコ、ニードル。

絶えず落ち着かない
精神状態。

しょっちゅう
死にたいと思ってしまう心。

そんなものと共存しながら
彼女は譲れないものを確認して
文章にしている。

なんか目が離せない人なんです。

実際小説面白いし。

フランスと日本の
文化の違いなんかも書かれていて
そこももちろん興味深いけれど
どこで暮らそうと
ちゃんとヒリヒリしている彼女が
魅力的。

・・・

あの時あんなに幸せだったのに
と思い起こされる幸せは
全て幻想だと知っている。

ずっと泣きそうだった。

辛かった。

寂しかった。

幸せだった。

この乖離の中にしか
自分は存在できなかった。

・・・

DJ KAZURU


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