林真理子のananの巻末エッセイを
読み続けて何十年になるかしら。
常に最後のページにあるので
基本的に立ち読みです、今となっては
ごくたまに。
本書はそれをまとめた最新作ですが
基本的にコロナ後の
飲食、洋服、ダイエットの話。
日大理事長となり作家以外のことで
多忙になった林真理子はとにかく
会食が多い。
これで痩せようなんて無理、と
誰もが思うはず。
そして釣り上がる一方の
ブランド品の価格に驚愕しては
手持ちの不要なバッグなどを
売って換金しようと目論むのですが
さほど高く売れるわけもなし。
結局いい着物や洋服があれば
また買うし、買ったそばから
忘れる習性もあるらしい。
いやはや数々の読み応えある
小説を書いてきた林真理子も
それ以外はこの何十年変わらない
生活ぶりなのではないかしら。
恐ろしいことですね…ただ
そんな人生を彼女は楽しんでる感じ。
自分の体型に悩み
エステに行ったり、服を買ったり
そういうことが好きなんですね。
私はエステにはいかないし
作家物の着物に大枚はたくこともない。
ただ、人が散財するのを横で見るのは
結構面白いんですよね。
友達がじゃんじゃん買い物をするところ
横で見てるような無責任さで
エッセイをずっと愛読しています。
私が林真理子に望むことは
日大の手中にあるカザルスホールの
復活、もうそのくらいかな。
DJ KAZURU
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