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キューバ音楽を語るトークライブ「ティンバの歴史#01」

26755 ミュージシャン、DJ・ダンサー、レコード会社、キューバ旅行会社からの目線で、ティンバの歴史とその魅力を明らかにする待望のトークライブ・シリーズがスタート!以前、チェベレの相川等さんと行っていた「トーク・ティンクーバ」の発展系ですが、単発ではなく毎月開催とし、様々な視点でティンバの魅力を明ら..

2025イヴェント休業中★各コラム更新中(↓スクロールで読めます)

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2/10 復活TIM★CUBA

17568 2/10 麻布トロピで久しぶりに ティンクーバやります。 DJ KAZURU が昔作った キレッキレのリミックス中心。 翌日が祝日なので ゆっくりお楽しみいただければ幸いです ************** La Tropi Azab..

SALOME

ビアズリー展で購入した
「黒いケープ」の
大判ハンカチ二枚で
帆布トートバッグを縫いました。

我ながらいい出来ですぞ。

そのオーブリービアズリーが
挿絵を描き
オスカー・ワイルドが書いた
戯曲サロメにまつわる物語。

原田マハ 著
「サロメ」拝読。

作者お得意の、もし
こんな経緯でこの作品が仕上がったとしたら
…という魅力的な創作。

まあサロメの本文と挿絵だけでも
ドラマティックですからね。

ビアズリーは
オスカー・ワイルドのゲイ・コミュニティに
巻き込まれたことは事実のようです。

この小説が面白いのは
ビアズリーを支えた女優志望の
姉が、画策に画策を重ねて
オスカー・ワイルドと
彼に心酔していたビアズリーを
引き裂いたという設定です。

姉はビアズリーの才能を確信し
彼を世に出すためには
労を厭わなかったけれど
そこにオスカー・ワイルドという
化物が現れてしまった。

ビアズリーはオスカー・ワイルドを
熱望しており、ワイルドもまた
ビアズリーの才能を愛した。

そのワイルドが自分を捨てたと
思いこんだ時、ビアズリーは
ヨカナーンの首を所望した
サロメのごとく
銀の盆に乗せられたオスカー・ワイルドの
首を欲しがった。

そんな劇的な想像で
膨らまされた小説です。

先日ビアズリーを
しっかり拝見したあとなので
楽しく読めました。

サロメのハイライトである
ヨカナーンの首、それに
口づけようとするサロメの挿絵は
それだけで想像力をかきたてますからね。

自分の気持ちを受け入れてくれない
者の首をはねて
その首だけを我が物としたい。

そういう気持ちは
ビアズリーにも彼の姉にも
あったのかも、ならば
私にもそういう欲望があるのでしょうかと
考えてしまいました。

25歳で肺病をこじらせ
喀血し
死んだビアズリー。

わずか数年の間に描いた絵同様に
悪魔の心と美の極みがないまぜになった
苦悩の人生だったのでしょうか。

DJ KAZURU


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