
昭和32年の作品「女殺油地獄」
@神保町シアター。

ここは整理券システムなのが
本当に面倒臭い。

なぜ朝にチケット買って
開演前にもう一度並んで入場しないと
好みの席が取れないのか…。

客がセクシー路線映画目当ての
暇を持て余してる
老人が大半という印象なのも
嫌なんだよな…
渋い時代劇とかだと客入りが悪いと
いう話をきいたことあるので
私の見立ては間違ってないと思う。
今回は花街や遊郭がテーマなので
客入りまずまずなのではないかしら。

開演前には
陽暉楼のテーマ曲とか
夢千代日記の歌が流れてました。
映画「女殺油地獄」といえば
五社英雄のしか観たことなかったけど
今回は
鴈治郎✕扇雀✕新珠三千代の
堀川弘通監督作品。
これが断然好みでした。
五社英雄好きの私もこれは
どうやっても堀川監督に
軍配が上がる。
ピカッと輝くいい男ではあるけれど
小心で見栄っ張り
考えなしのその場しのぎ。
結局最後まで反省しない与兵衛は
罪人として引き回されてる時も
悪態をつく始末。
番頭上がりで何かと気ばっかり使ってる
義父もこれが決定版という感じでしたね。
しかし鴈治郎さんて
いい顔するよなあ。
眉落として鉄漿つけた
新珠三千代もいいけど。
クライマックスの油まみれも
いい写し方で大満足。
大きな樽がダーンと倒れて
ドクドクと重い油が流れ出る様子。
長々とは見せずに
いい塩梅でまとまってたと思います。
衣装も絶妙なドラ息子感。
人形浄瑠璃で
馴染んでるこの物語を
誠実に映像化した感じ。
出演してる役者たちも
みんな近松門左衛門の芝居を
見たことがある
(もしくは演じたことがある)わけで
物語が身体に入っている
状態なのだと思います。

堀川弘通監督は
「生きる」の助監督だった人なんですね。
今観ても古臭くないし
この物語に新鮮さまでもたらしていて
すごいなあ。
まったく存じ上げなかったけど
素晴らしい監督なのでは。
DJ KAZURU
ミュージシャン、DJ・ダンサー、レコード会社、キューバ旅行会社からの目線で、ティンバの歴史とその魅力を明らかにする待望のトークライブ・シリーズがスタート!以前、チェベレの相川等さんと行っていた「トーク・ティンクーバ」の発展系ですが、単発ではなく毎月開催とし、様々な視点でティンバの魅力を明ら..
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2/10 麻布トロピで久しぶりに
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