文楽第二部
義経千本桜

伏見稲荷の段

渡海屋・大物浦の段

道行初音旅

充実の部文楽二部。

隣の奥様が
少女のような目で舞台と床を見つめており
文楽愛が伝わってきました。

プログラムに書き込んでいたのが
見えてしまったのですが
なんと、見台前で語る
小住太夫のイラスト、お上手。

最後には
「清二さん、目の前♡」

と書いてありやっぱり少女。

お互い床前を堪能できて
良かったですねえ。

伏見稲荷の段は
簑紫郎の弁慶が印象的。

渡海屋では
大きさのある玉男の渡海屋銀平を
小住太夫、続く芳穂太夫で
更に太く支える感じが
良かった。

銀平女房の和生も
しっとり感さすが。
内侍の局に戻った時の
キリリとした風情もいい。

知盛のクライマックスに至る段は
ドライブ感ある激しいペアで
床はやってもらいたかった。

すごくいい流れの段なだけに
もっと盛り上がりたいー。

プログラムで
いしいしんじ氏が
「三途の海の瀬踏みせん」

を

「さあて!
三途の海とは
いったいどんなものやら」

と訳してますが、ここの
演出はとても気になるとこです。

すべてを見届けて知盛は
緩やかに海へ入る感じでした。

道行初音旅で
ようやく清二と呂勢太夫。

玉助さんの狐
悪くなかったけど
狐といえば勘十郎さんという
頭になってるので
違いを探しちゃう感じ。

清二さんの
「ケシ」はタイミングがお洒落やねえ。

なんだかんだ細部に
神経行き届いており、目が離せません。

道行の舞台のような
春色着物で観劇しました。

三味線の友之助さん売店に降臨。

こちらは静岡伊東スイートハウスわかば
のソフトクリーム。

北千住マルイのマリオンクレープで
甘物も補給。

DJ KAZURU