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キューバ音楽を語るトークライブ「ティンバの歴史#01」

26755 ミュージシャン、DJ・ダンサー、レコード会社、キューバ旅行会社からの目線で、ティンバの歴史とその魅力を明らかにする待望のトークライブ・シリーズがスタート!以前、チェベレの相川等さんと行っていた「トーク・ティンクーバ」の発展系ですが、単発ではなく毎月開催とし、様々な視点でティンバの魅力を明ら..

2025イヴェント休業中★各コラム更新中(↓スクロールで読めます)

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2/10 復活TIM★CUBA

17568 2/10 麻布トロピで久しぶりに ティンクーバやります。 DJ KAZURU が昔作った キレッキレのリミックス中心。 翌日が祝日なので ゆっくりお楽しみいただければ幸いです ************** La Tropi Azab..

古本屋ツアー日下三蔵邸

日下三蔵といえば
ミステリー好きから
皆川博子ファンまで広く知られた
有名フリー編集者なのですが
蔵書の多さもケタ違いだったんですね。

およそ10万冊の蔵書を
古本屋の盛林堂と古書コレクター
小山力也の手を借りて
2万5000冊を処分する
「断捨離血風録」。

その約3年の記録です。

2冊あるのは片付けられる側
日下三蔵が書いたものと
片付けた側小山力也の書いたものと
双方向からの記録だから。

まず驚いたのは
玄関から始まりほぼ足の踏み場なく
見える日下三蔵本家には
2階に御尊父、御母堂が住んでいたこと。

いやはやよくこの状態で
同居されてますな。

収入すべてで本を買い、その本を資料に
本を作り、またその収入で本を買う‥そうした
息子の生活に敬意があるのでしょう
ご両親もインテリなのかな、マニアックな。

本を整理するためにまず
別室マンションに移動させる。
その前には書庫としてアパートも
借りてたそうです。
そのマンションはトイレの入り口が
本で塞がっているので
トイレはコンビニで(不便すぎる)。
エアコンないので夏は首掛けファン。

100も200もカラーボックスを買い
仕分けした本を並べ、重複本は
盛林堂が買い取る。

しかし日下三蔵は整理してないから
重複してるのもあるけど、あえて
複数買う人でもあり、4冊重複も
珍しくないという…。

もっと写真が見たかったところですが
本の山だったところが
人が歩けるようになり、だいぶ
スッキリして結末を迎えます。

マンションの風呂場も、隙間があれば
キッチンでもどこでもカラーボックスを
押し込み本を収納していく記録
いやあ、すごかったです。

この状況には古本修羅といわれる
小山力也もほとほと疲れ果てたようですが
彼も重複ダブり、トリプり、クアドり
から分け前をもらってホクホク。

この作業は何かにも分けて
行われるのですが、荻窪の古書店主が
近所の小山力也を車で早朝ピックアップ。
神奈川方面の日下邸に着く前に
マックで朝ごはん。
昼まで三人で作業して近所の寿司屋
夜もへとへとになるまで仕分けをして
焼肉屋で食事して解散。

これが30回以上
繰り返されているのです。

私だったら絶対他の店でも
食事したくなるのだけど、この人たちは
いつも同じ食事で平気なんですね。

全ての欲が本に向かってるんでしょう。

よく本で床は抜けるとかいうけど
20数年前に日下邸がリフォームしたのは
二階を使っていた日下三蔵の蔵書が
重すぎて、一階の襖が
開かなくなったからだそうです。

また車にも詰め込みすぎて
車高がめっちゃ低くなったとか。

この人以上に本に
取り憑かれた人もいないでしょう。

彼がこのような生活をしていることで
私も昔の作家の本を
きちんと編集された形で、現在
読むことができるわけです。

掘り出された重複本のなかには
現在なら高値になったものもおおく
出土(?)されたようですが
彼はお金が欲しいわけでも
名誉が欲しいわけでもないのです。

本好きの気持ち、ここに極まれリ。

これからも彼の編集した
作品群を心待ちに…。

DJ KAZURU


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