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キューバ音楽を語るトークライブ「ティンバの歴史#01」

26755 ミュージシャン、DJ・ダンサー、レコード会社、キューバ旅行会社からの目線で、ティンバの歴史とその魅力を明らかにする待望のトークライブ・シリーズがスタート!以前、チェベレの相川等さんと行っていた「トーク・ティンクーバ」の発展系ですが、単発ではなく毎月開催とし、様々な視点でティンバの魅力を明ら..

2025イヴェント休業中★各コラム更新中(↓スクロールで読めます)

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2/10 復活TIM★CUBA

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爆弾犯の娘

「爆弾犯の娘」
梶原阿貴 著、拝読。

映画「桐島です」に脚本家で
ある彼女が、実父は桐島聡と同じ
爆弾犯として、しかも桐島聡の
隣に顔写真を貼られ指名手配されていた
という過去に向き合った半生記。

私は彼女のデビュー作である
映画「櫻の園」を観ていますが、大きく
印象に残るような役ではなかったと
記憶しています。
女優としてより脚本家のほうが
合っていたのでしょうね。

しかし劇団員だったという父親
梶原譲二は写真で見ても実にいい男。
石橋蓮司や根津甚八、緑魔子と
同じような場にいたというのも納得です。
爆弾犯にならなければ
役者として大成していたかどうかは
もはや分かりませんが、自分がひたすら
社会から隠れて生きている間
スターとなった知人も多いだろうに
どういう思いでいたのでしょう。

自分が生まれたときすでに
父親は指名手配犯ですから
安住の地もなく、父親の存在を
声に出しては言えず、常に嘘をつく
人生をはじめから強いられた梶原阿貴の
フラストレーションは大変なもの。
度重なる引っ越し、友人に
つかなければいけない嘘、それでも
古本屋さんとの出会いでいっぱい本を読んだり
爆弾犯の仲間のカンパのおかげか
自由の森学園に中学から通えたり、彼女を
良い方向に導くきっかけに、ちゃんと
乗っかって人生を自力で漕ぎ出すところが
素晴らしい。

この自由の森学園というのは
私が通った明星学園よりも
もっと自由度が高いと聞いてますので
いろんな生徒がいただろうし
自分の一般的ではない出自が
暗い影になるのを少しは避けられたのかなと
感じました。

しかし逃亡生活を支え
のち、服役中も含め二十年以上
支えた梶原阿貴の母も変わった女で
出所後態度の悪い梶原譲二と
遂に別れるも、老いて24年ぶりに
姿を見せた譲二をまた受け入れてる。

なんだろうなあ。

結局
梶原阿貴が子供の頃は
生き方を選べず、完全に逃亡生活に
巻き込まれてたわけです。

それがあったからユニークな
人間になり脚本家になれたと
結論づけるには悲しすぎる。

さっさと自首するべきだったよね。

桐島聡が家族を持たず
深い関係の女性もいなかったのは
巻き込みたくなかったからだと
思っています。

まったくそう考えずに
渦中で子供を作ってひっそり
暮らしていた男がいたことは衝撃。

DJ KAZURU


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