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2025イヴェント休業中★各コラム更新中(↓スクロールで読めます)

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2/10 復活TIM★CUBA

17568 2/10 麻布トロピで久しぶりに ティンクーバやります。 DJ KAZURU が昔作った キレッキレのリミックス中心。 翌日が祝日なので ゆっくりお楽しみいただければ幸いです ************** La Tropi Azab..

2/1 イサックを語る

17586 下北沢ボデギータで 福田カズノブがイサックデルガードを語る マニア向けのイベントです キューバ料理もご注文いただけます ..

ORITO考察

ソウルシンガーのORITOについて
気になりすぎるので調べましたが
高畠保春 著
「東京ソウル・バー物語」(2016発行)のなかで
渋谷モリゲンの店主(ボクサー廃業後
飲食店勤務をするも、ソウル好きが高じて
ビクターの洋楽部長だった
但馬要氏にスカウトされ入社したらしい。
実に変わった経歴)が
ライターの桜井ユタカ氏に音源を
聴かされて、即決ビクターから
デビューを決めたという経緯が書かれていました。

ORITOと同い年のモリゲンさんが一発で
しびれたという「I’m yours」がこれ。

私も最初にこれで射抜かれた記憶あります。

桜井ユタカさんも2013年に
亡くなっているんですねえ、よく
ライナーノーツ書いてた方ですね。
その桜井ユタカは、青山のソウル・バーOAで
ORITOに泣きつかれて音源を託されたとか。

OAのママ(話だけでもなかなかの人物と
お見受けしました)が、上京するも
二年もくすぶっているオリトに
メンフィス行ってみたら?
と、言ったのがきっかけで
その後紆余曲折(仲介人と称する
輩に虎の子を持っていかれたことも)
あったものの
メンフィス録音のアルバムが出来た事は
吉岡正晴氏のブログに書かれてましたが
日本のレコード会社がいかに
ポンコツかわかるエピソードですね。

要するに自力で、アル・グリーンを世に出した
ウィリー・ミッチェルの
オーディションを突破して、自力で
三曲録音してきたわけです(そのあと
フルアルバムにする為の数曲は
ビクター持ちだったろうけど)。

上層部は本物の歌手とか
魂のある音楽なんて興味ないのです。

売れそうなものにしか食いつかない
予算を出さない。

そうしてデビューしたORITOも
2枚目を作る前に、モリゲンさんが
失脚して(売れるはずのものが売れなく
腹を切ったような感じらしい)退社
ますますORITOに制作費用が
回らなくなったのではないかと推察します。

それを引き継いだのがビクターの
細田日出夫氏かと思われますが
日本語でソウルミュージックを
歌っていくことにシフトしていった時期
ORITOの身近にいた人物ですね。

2002年にビクターとの契約が切れて
その後、活動も主だって見えなくなったのが
実際のところでしょうか、こういう
逸材を伸ばしきれなかった
ビクターにも責任があるのではないかしら。

こんな話を知っている人たちも
ソウル・バーの店主たちも
みな高齢ですね。

私は赤坂MUGENにも間に合わず
一番ソウルバーが面白かった時代を
知らない世代ですが、いい記録となる
本があったものです。

この世代の人たちは
聴きたい曲があれば、きっとそれを
所有しているであろうソウルバーへ行って
リクエストしてその曲を聴かせてもらっていた。

今の人には面倒くさいような
手順かもしれないけど、やっぱり
ここで繋がれた出会いはあったのですね。

ORITO情報はもうこれ以上は
出てこないかなあ、プロモーション版が
私の手にきた時に、もっと食いついておけば
ライブにも行ってたでしょうし、実際
会ってたかも知れないですね。

これは完全に自分のミステイク。

これもいいです「so shy」

DJ KAZURU


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