
田辺聖子の
「ジョゼと虎と魚たち」に
フランスの小説に出てくるジョゼという
女の名に惹かれてジョゼを名乗る女性が
出てきます。
それはサガンの小説らしく、なるほど
「一年ののち」にジョゼは登場していました。
そのことを確かめたくて読み始めましたが
田辺聖子は相当影響を受けていると感じました。
恋愛で地球が回っているような設定、
年上の女に惹かれる若い男、とめどない
恋愛模様の何処かで恋愛に醒めた視線が
あるところ。
朝吹登水子によると
一年ののち、というのは
ラシーヌのベレニスの一節だそうで
ひと月の後、ひと歳の後
我らいかに悩み苦しまん、君よ
かの広き海、君と我をわけ隔てつつ
ティトス、ベレニスと相会わずして
日々は明け、日々は暮れなん。
から来ているそう。
「これは私たちがただ一人で
部屋にいるとき、何かしっとりしたものに
触れたいときに読む本である。
雨脚にけぶる地方の一都市ポワチエの
殺風景なホテルの一室の
ベルナールとジョゼ、それから
パリのコンコルドの広場を見下ろす
チュイルリー公園のベンチで、
ベルナールがジョゼに別れるときの
描写はまことに美しい。
それらはサガン的(サガネスク)とまで
言えるだろう」
朝吹登水子の解説文も含めて
面白いです。
ただ、驚いたことに
この文庫本は現在絶版で、気軽に買えません。
私は図書館でようやくみつけました。
私が中学生の頃は街の書店で
当たり前にサガンが3冊くらいは文庫で
並んでいたものですが
隔世の感あります。
こういうものはもっと
普及しても良いはずなのですが。
DJ KAZURU
ミュージシャン、DJ・ダンサー、レコード会社、キューバ旅行会社からの目線で、ティンバの歴史とその魅力を明らかにする待望のトークライブ・シリーズがスタート!以前、チェベレの相川等さんと行っていた「トーク・ティンクーバ」の発展系ですが、単発ではなく毎月開催とし、様々な視点でティンバの魅力を明ら..
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2/10 麻布トロピで久しぶりに
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