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2025イヴェント休業中★各コラム更新中(↓スクロールで読めます)

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2/10 復活TIM★CUBA

17568 2/10 麻布トロピで久しぶりに ティンクーバやります。 DJ KAZURU が昔作った キレッキレのリミックス中心。 翌日が祝日なので ゆっくりお楽しみいただければ幸いです ************** La Tropi Azab..

2/1 イサックを語る

17586 下北沢ボデギータで 福田カズノブがイサックデルガードを語る マニア向けのイベントです キューバ料理もご注文いただけます ..

くますけと一緒

最近ロダスのスコーンばかり
食べています。
大阪万博の英国ブースで出してる
アフタヌーンティーセットの
スコーンもロダスだそうですね。

・・・

新井素子といえば
私が小学生の頃からコバルト文庫に
名を連ねており、少女小説の代表みたいな
感じありました。

時は流れて最近文庫復刻した
「くますけと一緒に」
が、大変面白いというので拝読。

1991年、ぬいぐるみをいつまでも
手放せない小学生というのは
情緒がおかしいと考えられていたのですね
大好きなクマのぬいぐるみが
唯一の友達で、それゆえに
同級生にも両親にも疎まれている
小学生の女の子の話です。

友人であるくますけは
悩み相談、対話ができる唯一の相手
実は
彼女の心の一部分が憑依してる。

彼女の強い呪いで
嫌がらせをしてくる同級生も
両親も交通事故にあった。

引き取ってくれることになった
母の友達。
優しく寄り添ってくれるその人にも
大事なぬいぐるみの友がいるとわかり
少女はようやく安堵する。

いやー
1991年初版の小説に、ぬいぐるみの
本質をあらわす小説がもう登場していたとは
驚きです。

あとがきによると
新井素子自体がぬいぐるみに囲まれて
生活している人で、なんと
「ぬい」と言い出したのは
新井素子、「ぬい写真」を撮っていると
言ったのも新井素子なんだそうです。

数千のぬいを所有しているとか
ちょっと驚きですが
ぬいぐるみとは我々それを愛する者にとって
どういう存在なのかが分かっている人でないと
書けない小説です。

新井素子は近年再評価が
されていますが、やっぱりすごい人だった。

ぬいぐるみ愛がわからない
気の毒な人も、これを読めば
ぬいぐるみがいかに素晴らしいものかが
わかるはずです。

DJ KAZURU


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