そのコラムを書いている間に、チャランガ・アバネーラの
新作が発表になりました。
リズムの表記では、timba 5、fusion 3、bachata-pop 1
balada-fusion 1、timba-ton 1となっていて、
前作のレゲトンとポップが多めから、ティンバ多めに逆転。
レゲトンは、timba-ton としてかろうじて1曲。
ポップは、なんとバチャータ・ポップになって1曲です。
流行に敏感なダビ・カルサードの感覚からすると、
キューバのレゲトン・ブームも専門バンドを除いて
一段落した模様です。また、世界的なバチャータ・ブームが
いよいよキューバにも上陸かという感じ。
ここで肝心なティンバですが、手放しでチャランガ・アバネーラが
従来のティンバに回帰とはいかない音になっていました。
昨今、サルサでもレゲトンを通過したリズム・メロディが
流行していますが、キューバでもパウロFGを筆頭に、
明らかにレゲトン後のティンバが登場してきています。
ティンバは、ソンを母体にしながらも、アレンジのためには
あらゆる音を取り込んできたのでその流れは理解できるのですが、
多くの日本人のファンは、その楽曲でペアダンスを踊れることが
前提条件になっているのです。
ところが、チャランガ・アバネーラの新作のティンバは、
早すぎる上にクラーベから離れている楽曲がほとんどで、
ペアでは踊りづらいリズムになっているのです。
また、メロディの展開があまりないので、
聴くだけにも向いていません。
キューバ人はもはやペアダンスは
あまりしないのかもしれません。
また、あくまでもライブショーを極めるチャランガ・アバネーラは
これらの曲で健在なのでしょう。
さてこの作品で、日本のまたヨーロッパのティンバ・ファンは
チャランガ・アバネーラをどう評価するのでしょうか。
私は、初中期のチャランガ・アバネーラのように、
チャランガ編成でありながら
アグレッシヴなサルサを演奏し踊るバンド
というコンセプトに、回帰してみてはと思います。
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2/10 麻布トロピで久しぶりに
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DJ KAZURU が昔作った
キレッキレのリミックス中心。
翌日が祝日なので
ゆっくりお楽しみいただければ幸いです
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La Tropi Azab..

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