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2/10 復活TIM★CUBA

17568 2/10 麻布トロピで久しぶりに ティンクーバやります。 DJ KAZURU が昔作った キレッキレのリミックス中心。 翌日が祝日なので ゆっくりお楽しみいただければ幸いです ************** La Tropi Azab..

2/1 イサックを語る

17586 下北沢ボデギータで 福田カズノブがイサックデルガードを語る マニア向けのイベントです キューバ料理もご注文いただけます ..

脚本家、東映映画

「脚本家、高田宏治が生きた
東映五十年の狂熱ーなめたらいかんぜよ」
春日太一 著 拝読。

「仁義なき戦い」
「極道の妻たち」
「鬼龍院花子の生涯」
「陽暉楼」
「復活の日」
「北の螢」
「まむしの兄弟」
「赤穂城断絶」…

高田宏治脚本作品を
随分見てきたんだなあ、と
リストを拝見して改めて思いました。
監督は気にしても
脚本を誰が書くかという点を
あまり気にしていなかった。けれど
企画段階でほぼすべての筋を脚本家が
手掛けることもあるのですから
映画には重要なパートに違いありません。

逆に監督が筋をバッチリ決めていて
脚本のカタチにしておくだけの仕事も
あるようですが、いずれにしても
映画の柱のひとつです。

勉強は昔からよくできたようで
東大文学部の同期は
大江健三郎と高畑勲。

映画に憧れる気持ちは一緒でも
相当インテリですね。

ここに面白い話が出てきます。

従来の任侠映画の構図を逆転させて
描いた〈博奕打ち 総長賭博〉が、三島由紀夫に大絶賛され
業界的にもそれが嬉しくて
それから作る映画は、彼らインテリの評価を
気にしてしまい、ドラマがより複雑化。
結局、任侠映画は大衆的な娯楽性を
失ってしまった。

これは難しいなあ、と思ったよね。

気持ちはよく分かります。

そして、「鬼龍院花子の生涯」の
宮尾登美子原作にはなかった
「なめたらいかんぜよ」の名台詞を
夏目雅子に言わせたのは誰か問題。

そもそもこの映画自体
梶芽衣子が持ち込んだ話なのに、いつのまにか
外され、主演女優が二転三転
最終的に夏目雅子になったという曰く付きですが
初稿の台本にそのセリフがないから
高田宏治のお手柄ではないと
監督サイドやプロデューサーサイドから
出たこともあり、ほとんど藪の中。

しかし、あの流れあっても
「なめたらいかんぜよ」なのですから
脚本家の功績は認めてあげたいところですね。

こうなってみれば若山富三郎✕大竹しのぶの
鬼龍院花子の生涯なんて想像もできないわけで
名作の誕生はどこか
偶然性がつきまとうようです。

高田宏治は
映画は最後の20分が大事。ここで
どーんと盛り上げておけば客は
いい映画だったと感じる、そのために
序盤から盛り上げすぎない、みたいな
テクニックも披露。

そして「耳に残るセリフ」
たとえば「女やと思うてなめてたら
血の一滴涸れるまで戦うしな」
「極道の女の惚れた張ったは
タマの取り合いや、覚悟しいや」
それを入れ込むことが大事だと。

長年この業界に身を置いて
おのれの譲れない流儀もあれば
言いたいこともあるのでしょうね。

春日太一という人は
そんな映画人の言葉を掬い上げ残す
大変な役目をずっと一手に
引き受けている人で敬服します。

この人のおかげで
日本映画最盛期の映画制作の
裏側を知れたとも言えます。

DJ KAZURU


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