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キューバ音楽を語るトークライブ「ティンバの歴史#01」

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2/10 復活TIM★CUBA

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Black Sugar – viajecito(1970-1972)

2001
HAFCD 1004


1.Too Late
2.Viajecito
3.The Looser
4.Understanding
5.Fuego
6.Valdez In The Country
7.When you’re Walking
8.When I Needed Someone
9.I Want To Believe
10.Checan
11.Kathy
12.All You’re Love
13.Wake Up
14.This Time
15.Pussy Cat

ペルーのバンドです。
かなり趣味の良いレア・グルーヴで、
Funk,Latin,Jazz,Chicano Rockの美味しいところがたっぷり。

私の
実に偏見めいた考えが露呈してしまって
悲しいことですが、ペルーからこういったサウンドで
勝負をかけていたバンドがいたということには、少なからず
驚きがありました
(もちろん、先に挙げた、ファンク等の要素はすべて
彼らのオリジナルでも、ペルー・ルーツの音楽でも
ないわけですが)。

8年ほど前に友人の薦めで初めて耳にしたときは
やはり、当時CD化が進められていた SAPO などの
チカーノ・ロックを彷彿としたものですが Black Sugar の
いっそう気だるいムードに完全にやられたものです。
もし男性ボーカルでなく、「お洒落系女子」を
歌い手に起用していたなら
フリー・ソウルの名盤にもなったかもしれない
それくらいの勢いを感じました。

ラテン系の耳には♯2あたりが
心地よいものですが
ファンキーな曲にも聴き所が多く、♯9などは
大好きなテイスト。さらに
聴き進めていくと、私などは
爽やか系の曲調に、よりひきこまれます。
例えば
ギターのイントロだけでもぐっときてしまう♯6
また、♯7に至っては「コドモにはわかるまい」的な
ソウル色満開。必ず夜にお聴きいただきたい。
この美しさに涙を誘われるでしょう。

特に、新しいことを試みているとか
そういったことはないのですが
聴き手のツボを心得ているというか、何かと
ぬかりがないバンドです。
やや妙に感じる効果音は、いかがなものかと思いますが
それも時代をあわせ思えば、問題ではないでしょう。
随所にアクセントとして抜群の
存在感をもたらしているオルガン効果は絶大ですし、
ブラスのバランス感もよく、総じて
「歌もの」としてきっちり成立しているのも魅力です。
つまり恰好いい音なのです。

なお。本アルバムは
1970年リリースのデビュー・アルバムと
1972年リリースされたセカンド作からの抜粋ベスト盤。
それだけに、とても
濃い内容となっています。

(DJ KAZURU ★ 2006/01/23)


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