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2/10 復活TIM★CUBA

17568 2/10 麻布トロピで久しぶりに ティンクーバやります。 DJ KAZURU が昔作った キレッキレのリミックス中心。 翌日が祝日なので ゆっくりお楽しみいただければ幸いです ************** La Tropi Azab..

2/1 イサックを語る

17586 下北沢ボデギータで 福田カズノブがイサックデルガードを語る マニア向けのイベントです キューバ料理もご注文いただけます ..

美貌帖

金子國義の来歴がよくわかる
「美貌帖」拝読。

「美貌帖」とは備忘録の備忘と
かけているのですね。

絵は元々好きだけど、これを読むと
金子國義という人が好きになる。

美意識の高さは少年の頃から。

器、着物、音楽
舞踊への独特なこだわり。

幻想小説より花柳小説が好きというのも
納得です。

リチャード・アヴェドンのミューズ
ヴォーグのモデル、ドヴィマと六代目
歌右衛門との共通点をみたという
エピソードもなるほど、という感じ。

今世紀の絵画から一点選ぶなら
バルテュスの「部屋」とも書いてありました。

三島由紀夫関連でも
驚きのエピソードがあって
高校生のころ禁色に出てくる
ルドンのモデルとされるブランシックは知ってはいたが、そこで遊ぶことはなかったらしい金子先生。

ある日バス停に立ってたら
MGのオープンカーが止まり
綺麗な男に乗ってかないかと誘われ、散々
連れまわされた挙句新宿のバーにたどり着き、そこ

のマスターに
「あれが禁色の悠ちゃんよ」と
言われたとか。

おそらく
三島由紀夫が金子國義の
住まいをたづねてくる
ずっと前のことでしょう。

転機となったのは歌舞伎の舞台セットの世界では
小村雪岱のお弟子にあたる
長坂元弘との出会いと思われます。

この方、そもそもは
六代目菊五郎のお弟子さんで
尾上音二郎という名までありながら
舞台芸術に向いていると勧められ
その道に進んだという面白い経歴。

六代目ってそういうふうに
お弟子の才能を見抜いて
見合った道を示してやるということが
度々あったそう。

「粋なものに西も東もない」

という主義は当時の舞台美術の
格を押し上げたでしょう。

映画「藤十郎の恋」のセットも
長坂元弘なんですね。

金子國義いわく、そぎ落とされた
小村雪岱の装置をさらにそぎ落とした
舞台美術を作る方すごいだと。
道具帳の下絵を拝見すると
その意味が伝わってきます。
そんな方とハタチ前後に仕事をしていた
金子國義もまたすごい。

舞台美術は本の装丁にも繋がるわけで
眺めていると、それだけで気分が良くなる。
と紹介されているのが

箱張りと見返しが鏑木清方「滝の白糸」、
表紙が苅谷鷺行「白鷺」、
扉が小村雪岱「稽古扇」…

と大絶賛してる花柳章太郎の
「きもの」。

これは是非とも入手したいと
思ったわけですが、間髪入れずに
今日仕入れました、と
現物を持ってきた
書肆ひぐらし店主の鋭さに畏れ入りました。

その
書肆ひぐらしの店主については

「言葉は不器用だが、どこか憎めない」
と書いてありました。

知り合ったばかりで失礼ながら
その通り‥と思った次第。

DJ KAZURU


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