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キューバ音楽を語るトークライブ「ティンバの歴史#01」

26755 ミュージシャン、DJ・ダンサー、レコード会社、キューバ旅行会社からの目線で、ティンバの歴史とその魅力を明らかにする待望のトークライブ・シリーズがスタート!以前、チェベレの相川等さんと行っていた「トーク・ティンクーバ」の発展系ですが、単発ではなく毎月開催とし、様々な視点でティンバの魅力を明ら..

2025イヴェント休業中★各コラム更新中(↓スクロールで読めます)

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2/10 復活TIM★CUBA

17568 2/10 麻布トロピで久しぶりに ティンクーバやります。 DJ KAZURU が昔作った キレッキレのリミックス中心。 翌日が祝日なので ゆっくりお楽しみいただければ幸いです ************** La Tropi Azab..

PUNTOCERO – PUNTOCERO

2001
BIS 232

1.mira pa’l negro
2.soledad
3.te propongo
4.mariía cristina
5.samurai
6.me cansé de soñar
7.adolescente
8.la verdad de la verdad
9.qué dificil es
10.todo con mi dinero
11.obsesión
12.de cualquier valla

Hip Hop Cubanoとありますがいわゆる無機質でお経のようなラップを、攻撃的な発言と共に延々と続けていく、そういったタイプのものではありません。

非常に大人向けの、夜向きのゆるやかなHip Hop Cubanoです。

ALex,Amaury,Leo。男性3人のバランスも絶妙で、セクシーなボーカルワークに絡む低音が、これまたそそるという具合。


売時の2001年というのは、すでにキューバ国内でも若者は、伝統的なキューバ音楽より米国的なラップのほうが気になって仕方がないそんな時期で、実際何
組かのラップ・グループは人気を得て活動していたのですが実際に、米国サイドのヒップ・ホップに接している者の耳には物足りなさが付きまとうものが多かっ
た、というのが正直な印象です(そこから数年でキューバ人のヒップホップも飛躍的に成長を果たしたわけですが)。

そこにきて、このPUNTOCERO。
相当クールです。発売から数年経過した今も、際立つものがあります。

彼らがここまで、完成された内容の作品を作れたのはキューバのコンテンポラリー・ミュージックを語るのに欠かせない、この人の力が多大であったと想像されるのです。

ヘルマン・ベラスコ。

ラケレで活躍、その後NGラ・バンダで名を馳せたホセ・ルイス・コルテスとともにプロジェクトに関わり、才能を余すことなく発揮。ルーツ的キューバ音楽で
も、ジャズでも常に最先端の音楽への飽くなき挑戦を続けてきた功労者。作曲家、アレンジャー、サキソフォニストと色々な形で彼の名を「名盤」にクレジット
されていますが、この作品はそういった人がプロデュースを務めているのです。

ヒップ・ホップときくと、どうしても情緒のかけらもない音楽、という印象をもちがちですが元来キューバで長く親しまれている曲には、本当に美しく、ノスタルジックなものが多いなどということも彼らのヒップ・ホップは、気づかせてくれるのです。

例えば11.オブセシオン。
曲のもつ、情熱と切なさが胸を打つ仕上がりです。素材の良さを引き出すアレンジに、きっと感服するでしょう。

世界的にも有名な曲5.サムライも同様。
やみくもに「新しさ」に向かったのではなく、音楽を研ぎ澄ませ、いかに男性3名のヒップ・ホップという形態を生かしていくか、にこだわった構成。

これは、ヘルマンの経験と、想像力なくしては
生まれ得なかった好盤です。

(DJ KAZURU ★ 2005/03/28)


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