先日花見に訪れた

国立劇場は、パネルが

新しくなっていました。

ことしは

桜の季節といいながら

めっちゃ寒かった｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡

さて

恋愛体質故に

悪評の立った歌人が残した

「和泉式部日記」

いがらしゆみこの画で

漫画になっています。

ざっといえば

受領の奥様が

不倫相手の宮様と結ばれる。

しかし男が病死。

この世の終わり、と嘆いていると

男の弟宮に出逢い

あっという間にまた恋愛して

あーでもないこーでもない、と

悩む女の話です。

平安時代なので

当然貴族は和歌で

コナの掛け合いです。

手段はそれ一本。

文のやり取りで男女のことが

進んでいくというのは

奇妙なことに思えますよね。

現代のように

スカイプがあれば

相手の表情も分かりますし

メールでもくどくどと

心情を語ることができます。

三十一文字、で

その人の真意をはかるには

和歌を詠むこと、読み解くことの

テクニックに長けていなければならないし

想像に

委ねる部分も多かったでしょう。

しかし

いくら言葉、表情、絵文字?

を尽くして

愛だの恋だのを

説明してみせたところで

相手のことなど

理解できないのが恋愛というもの。

現代の恋愛のもつれが

千年前とあまり変わらずに

存在していることを思うと

和歌と

それに添える季節の枝ぶりだけ、で

十分なようにも思えます。

VIVA＼(^o^)／

不自由な恋愛

DJ KAZURU