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キューバ音楽を語るトークライブ「ティンバの歴史#01」

26755 ミュージシャン、DJ・ダンサー、レコード会社、キューバ旅行会社からの目線で、ティンバの歴史とその魅力を明らかにする待望のトークライブ・シリーズがスタート!以前、チェベレの相川等さんと行っていた「トーク・ティンクーバ」の発展系ですが、単発ではなく毎月開催とし、様々な視点でティンバの魅力を明ら..

2025イヴェント休業中★各コラム更新中(↓スクロールで読めます)

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2/10 復活TIM★CUBA

17568 2/10 麻布トロピで久しぶりに ティンクーバやります。 DJ KAZURU が昔作った キレッキレのリミックス中心。 翌日が祝日なので ゆっくりお楽しみいただければ幸いです ************** La Tropi Azab..

PAULO.FG / SIN ETIQUETA

Released  2010
BIS CD 812

1.Sin etiqueta
2.Me gusta Cuba
3.La celosa
4.No con cualquiera
5.Mi filosofia
6.Bombon
7.Paciencia
8.Ya no hoy control
9.La descarga
10.Remember Hialeah
11.Tu veras
12.Este ano
13.Yo sigo siendo

Paulo. FG.の9作目。
前作「Un Poquito de to」は、2006年の発表でしたから
久々というよりもはやカムバックといった感じ。
ここ数年、キューバ音楽を聴きはじめたり踊ったりしている
多くの人からすると、すっかり過去の人として、
認識されているかもしれませんが、90年代のキューバでは
アイドル並みの人気と強力なティンバ・サウンドで
一世を風靡し、今でも根強いファンをもっているアーティストです。

ボーカリストとしてのライバル達、イサック、マノリン、
カルロス・マヌエルなどは、ソロで身が軽いためかUSに亡命。
唯一キューバ国内の残ったのがこのパウロだけ。
ここのところアルバムがでなくなっていたのは、亡命に揺らぐ気持ちが
原因の一つだったのかもしれません。

さて本作の内容はというと、2000年以降のパウロを集大成したもの。
勢いもあり、また新たな音づくりもあって
ここ10年ではベストに近い出来です。

1曲目は、タイトル曲だけあってこのアルバムの雰囲気を
よく表わしているナンバー。
2と12曲は90年代の懐かしい曲調です。
3と6曲目は、今やキューバン・ティンバの中心の音となっている
マイケル・ブランコやピーピが得意とするグルーヴィなサウンド。
5と7曲目は、ソン・クラーベの強いサルサです。
特に5曲目はマノリートとの共作で、
素晴らしいナンバーに仕上がっていますが
発表がマノリートの新作のほうが先だったので、パウロには損した
感じになってしまいました。このアルバムのみの収録だったならば、
アルバムの価値が倍になったかもしれません。

4曲目はここ数作でパウロが盛んに取り上げていたクバトン。
ようやくキューバのクバトンも流行が一段落し、ひとつのジャンル
として確立し落ち着いたようです。パウロもクバトンはこの1曲のみ。
8曲目はこれも2000年代前半にパウロが追いかけていたラテンポップス。
9、10、11は、あきらかにレゲトン以降のキューバン・サルサ。
クラーベがやや弱いのでペアで踊りにくいかもしれませんが、
今風の曲調、アレンジです。
ラスト13曲目は、パウロらしくエレキ・ギターを前面に出したナンバー。
全13曲粒ぞろい。傑作アルバムといえる作品です。

( 福田カズノブ )


アルバムで聴いていたころはとくに何とも思わなかったのですが、ライブでそのカリスマ性とソネーロぶりに触れて以来、わたしも密かなファンです...。

以前キューバの業界人の友人が、パウリートはハーフ(クオーター?)・イタリアンでイタリア国籍を持っている、マイアミへの亡命は必要ない、と言っていました。それをきいたときには、ああだから「パスタ con トストーネ」(イタリアン with キューバン!)みたいな曲が生まれるのか~、と思い納得していました。真偽のほどばわかりませんが、なんとなく彼の目はアメリカよりヨーロッパに向いているような気はしています。

クバニータさんコメントありがとうございます。
バンドごと亡命したのは、マノリンのメディコのみ。
やっぱりソロ・ボーカリストが身が軽いし、
成功の要素が強いのかなと思っていましたが、
パウロにイタリアン説が!?
イタリアは今、ティンバの最大の支援国ですね。

福田カズノブ

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