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キューバ音楽を語るトークライブ「ティンバの歴史#01」

26755 ミュージシャン、DJ・ダンサー、レコード会社、キューバ旅行会社からの目線で、ティンバの歴史とその魅力を明らかにする待望のトークライブ・シリーズがスタート!以前、チェベレの相川等さんと行っていた「トーク・ティンクーバ」の発展系ですが、単発ではなく毎月開催とし、様々な視点でティンバの魅力を明ら..

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2/10 復活TIM★CUBA

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klimax – Mira si te gusta

1996
MACD-17(manzana)

1. Mi Vecina
2. Mira Si Te Gusta
3. No Queres DeCir Adios
4. Catarro Chino
5. Corazonada
6. Que Me Falto por Hacerte
7. Habaneras Son Perfectas
8. Juana Cha
9. Yo Quiero Encontrarme Contigo
10. Sen~Ora Dulzura
11. Consejo a una Amiga
12. Bandido

キューバのオルケスタが凄い、といった場合
テクニックが凄いとか、アンサンブルが凄いとか
リズムの複雑さに唸る、とかまあそれぞれに枚挙の暇がないわけですが
クリマックスについて思いを馳せる時、これだけの音楽的要素を
詰め込みながら、やはりダンスミュージックであることが
基本になっていることに凄いなあと、感じ入るわけです。

同世代バンド、バンボレオやチャランガ・アバネラなどにも
勿論それは言える事なのですが、クリマックスほど
常人には理解しがたい曲展開、それでいてポップというのは
これはキューバのオルケスタでなければ絶対有り得ないことです。

ドラマーがリーダーであることも
無関係ではないように思われますが、ヒラルド・ピロートの
魔術的ともいえるリズムワークは「めくるめく」というのが
ぴったりでしょう。
曲の殆ども彼の手によるものですが、端折っていいような部分が
全くなく、どの曲をとっても
恐ろしいような充実感があります。

よりキャッチーでポップ感が高いという理由で
本作品よりもセカンド作品を推してきましたが、混沌とした
キューバ音楽ならでは、いえクリマックスならではの世界を味わうのならば
やはりこのファーストアルバムが良いかもしれません。
1996年にこのような音楽を示したクリマックス。
それを聴いた人々が、キューバ音楽の今後に期待を寄せたのは
当然のことです。

世界的に名を知られているバンドでありますからして
クリマックスの曲をカバーしているバンドも各国にいて、私も
いくつかのCDを聴くことが出来ています。

「名曲はどんなアレンジにも耐え、また美しく輝く」

ということを予てより私は言い続けていますが
クリマックスに限っては、よきカヴァーに出会ったことはありません。
これはクリマックスにテクニックも興奮も及ばないバンドのせいだけでしょうか。
きっと、クリマックスの曲は彼らしか咀嚼出来ないように作られているのですよ。
それが証拠に本作品、どこを取っても素晴らしいとしか言いようがないのです。

(DJ KAZURU ★ 2007/08/16)


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