船橋聖一 著
「芸者小夏」拝読。
まったく知らない作家さんでしたが
昭和27年に書かれたこの小説
たいそう面白く感服いたしました。
先日
丸谷才一が編んだ
「花柳小説集」を読んだことで
警察小説、や
探偵小説、みたいな感じで
花柳界ものもジャンル分けされていたのだと
初めて知ったわけですが
当然、花柳界の廃れと共に
小説のジャンルとしても
現在は機能していないかと思われます。
丸谷才一氏の編集した短編集を
読んだときには、よくわからなかったけれど
花柳界が舞台ということだけではなく
「文学路線」にこだわらずに
「官能的」香りをともない
「俗な」表現も盛り込んでしまったものを
「花柳小説」といっていたのかも知れません。
官能と言っても、扇情的とは異なりまして
また
俗っぽさはあってもけして
現代のライトノベルのような薄さではない
実に微妙なさじ加減。
大人が気楽に読めるものと言えましょう。
実在した名妓といわれるような
新橋の芸妓の名も登場し
当時の人はそんなところも面白く
読んでいたのではないかと思われます。
しかし実在したスターのような名妓たちの
華やかな生活とは違いまして
「小夏」たち温泉芸者の生活は
うら寂しいものです・・・戦後の
日本の生活史としても興味深い点
多々あり。
(DJ KAZURU)
ミュージシャン、DJ・ダンサー、レコード会社、キューバ旅行会社からの目線で、ティンバの歴史とその魅力を明らかにする待望のトークライブ・シリーズがスタート!以前、チェベレの相川等さんと行っていた「トーク・ティンクーバ」の発展系ですが、単発ではなく毎月開催とし、様々な視点でティンバの魅力を明ら..
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2/10 麻布トロピで久しぶりに
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翌日が祝日なので
ゆっくりお楽しみいただければ幸いです
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La Tropi Azab..

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