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キューバ音楽を語るトークライブ「ティンバの歴史#01」

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2025イヴェント休業中★各コラム更新中(↓スクロールで読めます)

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2/10 復活TIM★CUBA

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2014-0703hikaritokage

渡辺淳一著
「光と影」 拝読。

渡辺氏が亡くなったとき
作家の林真理子氏が
色々なところで
その功績を称えていて
改めてその足跡に触れ
なるほど、と思ったものです。

林氏によると
医療ものも歴史ものも
作家ならば取り組んでみたい、と
いちどは思うテーマ
それぞれで
名作を書き上げて
なお、恋愛がもっとも
奥深い世界なのだと
恋愛小説に晩年まで
挑んだわけですね。

なんだか
「失楽園」みたいなものばかりが
取り上げられてしまっているのは
残念に違いなく、この
初期作品(直木賞受賞作)
「光と影」は
いまこそ読まれるべき。

西南戦争で
銃により
片腕を負傷した同期の陸軍大尉。

ふたりは当時の
戦地医療にならって
片腕切断の診断を受けますが
医師のふとした思い付きにより
ひとりは切断、もうひとりは
切断せずに治療を試みます。

切断したほうは
退役。
軍人としての生活に
未練を持ちながらも
つつましく
淡々と生きていきます。

いまいっぽうは
腕の機能は回復しないものの
日清、日露戦争をへて
軍人として出世をし、陸軍大臣
ついには総理大臣となる。

まさに光と影。

あまりにも
残酷な運命の分かれ道が
描かれ続け、重苦しい作品。かつ
当時外科医であった
渡辺氏の訴えがひしひしと
伝わってくる素晴らしい小説でした。

しかも
これは実際の話がベースになっているとか。

氏は

「いかに人生は
根拠なき非論理に彩られたものであるか」

との
言葉を残されております。

(DJ KAZURU)


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