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キューバ音楽を語るトークライブ「ティンバの歴史#01」

26755 ミュージシャン、DJ・ダンサー、レコード会社、キューバ旅行会社からの目線で、ティンバの歴史とその魅力を明らかにする待望のトークライブ・シリーズがスタート!以前、チェベレの相川等さんと行っていた「トーク・ティンクーバ」の発展系ですが、単発ではなく毎月開催とし、様々な視点でティンバの魅力を明ら..

2025イヴェント休業中★各コラム更新中(↓スクロールで読めます)

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2/10 復活TIM★CUBA

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存在の探求

石上玄一郎
「自殺案内者」拝読。

ようやく図書館経由で読めたのだけど
奥付けが昭和51年···この時代の
スタンダードなのかわかりませんが
読みにくい段組で少々疲れました。

かのインパールから
復員できたにもかかわらず
戦後、家族のもとへ戻らず
自殺名所近くの旅館の
番頭におさまって
自殺へと向かう人々を
見つめ続ける男。

死というものを
その肌で感じすぎたために
希望も絶望もなく
なんとか論理をたてて
自らの存在に決着を
つけようとする男たち。

痛烈な政府批判も
出てきますが、現在読むと
小気味良いくらいです。

敗戦からなにも学んでいない
日本という国を
憂える気持ちになります。

これは
「存在の探求」という上下巻に
分かれたアンソロジーの一篇。

収録されてる作品は
興味深く、そして
濃密、読みごたえあります。

ボリュウムのある解説は
埴谷雄高。

実に良質な一冊ですね。

骨のある文学アンソロジーでした。

···

お互いに戦争もばかばかしかったが
内地へ帰ってみると
なおばかばかしいな。

(中略)

見るにつけ聞くにつけ
腹の立つ事ばかりなんだ。

そのたんびに日本人の
卑屈な奴隷根性が鼻について
どうにもやりきれねえんだ。

戦争中もそうだったが
戦後になるとまたそいつを
裏返しただけの
歯の浮くようなことばかりに
打っ突かって、何処へ行っても
俺なんかの場所がねえのさ。

(中略)

思いきって
博奕打ちの仲間に入り込んだ。

奴等ものは知らねえし
頑固で時代遅れだが、その代わり
仁義だけは固いからね。

いま日本で一ばん約束を守るのは
あいつらだよ。

民衆の福祉だの
低物価政策だのと
もっとっもらしいことを
一枚看板にしておきながら
政権にありついた途端に
口をぬぐって知らん顔を極め込む
大政党なんかよりゃ
はるかに信用がおけるってもんさ。

DJ KAZURU


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